型・材料の支払いから、検収後の残金まで備える
- 工房・準備設備と型保管を準備
換気・材料・棚の条件を確認。
- 注文・製作型と材料へ先に払う
新規型と追加製作の支出を分ける。
- 検収・残金合意した代金を回収
着手金と残金の日付を追う。
食べられない展示用サンプルの受注製作を扱います。着手金には製作・納品の責任が残り、自由に使える利益とは分けます。
工房の準備費と、型・材料の立替資金を分けると、必要額を考えやすくなります。
食品サンプル製造の開業費用
開業資金は、次の2つに分けると考えやすくなります。金額が未定でも相談できます。
開業までに使うお金
- 工房・換気等の整備
- 成形・仕上げ設備
- 工具・作業台・型保管
- 初期材料・梱包・見本制作
開業後の支払いに残すお金
- 追加調達の型材・材料
- 家賃・光熱・保守
- 梱包・配送・営業費
- 作り直し・回収遅れへの備え
開業後の事業の支払いを支えるお金を「運転資金」といいます。ご自身の生活費はこれと分けて確保し、事業に使える自己資金を確認します。
費用と売上をどう見積る?
- 費用と売上の見積り
- 新規型と既存型の追加を別に見積り、工房設備と材料の条件を確認します。受注は手作業時間と待ち、棚の空きから、入金は着手金と残金の契約から計画します。
- 入金と支払いの照合
- 売上と入金の月、毎月の事業の支払いを並べ、借入後の返済見込みも確かめます。
工房・換気・工具の見積りと、受注ごとの型材・材料・配送費を分けます。売上は新規型と追加製作の仕様・ロット単価・受注根拠から計画し、手作業時間、硬化待ち、棚の空きで納期を照合します。着手金・検収・残金の入金日と材料の支払日を並べ、作り直しも見込みましょう。生活費は事業資金と別に確保します。
貯金で足りる?
創業融資を考える目安
準備費用+開業後の
事業の支払い
足りますか?
準備を進める
融資の検討
借入をする場合は、返していける見込みも確認。生活費は事業資金と分けて準備します。
創業融資は、開業や事業に使うお金を借りて返す仕組みです。自分はいくら借りればよい? その整理から、アイラボがお手伝いします。
使える制度・支払時期の注意
日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金などが候補です。事業計画の確認と審査があり、融資の可否・金額・条件は金融機関が判断します。
初期費用の時期を調整する方法も比較します。食品サンプル製造に必要な支払いが融資金の入金前に来る場合は、相談時にお伝えください。創業間もない方も状況に合う制度を確認できます。
計画書は、
一人で抱えなくて大丈夫。
資金計画を一緒に整理しましょう。
準備が前に進んだ、
お客様の体験

ストレッチ整体ピッと!
辻 晴稀様
名古屋市名東区/整体・リラクゼーション
整体店・辻様の体験(インタビュー要約)
相談・サポートの料金
初回相談は無料。支援内容と料金に納得してから、依頼を決められます。
- 初回相談
- 無料
- 着手金
- 0円
- 成功報酬
- 5%+税融資実行額に対して
報酬は融資実行・着金時に発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。
料金に含まれるサポートを見る
融資には金融機関の審査があります。
契約前に、報酬の計算対象と税込の支払額、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。物件・許認可・法務等の専門家費用は別に確認してください。
食品サンプル製造を始めるお金、まずは相談しませんか
愛知県で食品サンプル製造を始める予定なら、今ある見積りや予定からご相談ください。金額や計画書が未完成でも大丈夫です。
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融資の準備を
整理する
依頼を判断
開業日や大きな支払日が決まっていれば、その予定もお聞かせください。
相談無料・愛知県全域対応。資料は未完成でも構いません。無料相談だけで契約する必要はありません。
相談前に整理したい4つの準備
仕様と型の扱いを合意
寸法・色・展示場所と試作の承認点を決めます。型の所有・状態・保管期限を確認し、追加注文でも同じ型が使える条件か照合します。
材料と工房の条件を確認
採用材料のSDSと使用条件から換気・保護具・保管・廃棄を確認します。材料・数量・雇用に応じた適用を窓口へ相談し、物件契約前に必要設備を見積ります。
工数と棚の空きを測る
新規型と追加製作を別に数え、硬化・乾燥待ちと棚の占有を工程表へ置きます。作り直しも含め、納期を守れる受注数から売上を計画します。
着手金と残金を日付で追う
着手金受領、材料購入、完成・検収、残金入金をロット別に追います。未完成分の納品責任と返金条件、支払期限を契約で確認します。
ほかのお客様の声
さまざまな業種の方が、当社と創業の準備を進めています。
開業・創業融資のよくある質問
必要なお金と、相談の進め方についてお答えします。
食品サンプル製造の開業資金はいくら必要ですか?
新規型と既存型の追加を別に見積り、工房設備と材料の条件を確認します。受注は手作業時間と待ち、棚の空きから、入金は着手金と残金の契約から計画します。開業までの費用と、仕事が安定するまでに残す事業資金を分け、見積りと支払時期から必要額を決めます。
自己資金があっても創業融資を検討する意味はありますか?
開業後の事業の支払いまで自己資金で賄えるなら、借入は必須ではありません。生活費を別に残し、売上が少ない月も支払いと返済を続けられるか比べて判断します。
見積りや計画書が未完成でも相談できますか?
はい。開業予定地・時期、引き受けたい仕事、手元にある見積りなどから始められます。無料相談で次の準備を確認できます。
追加注文が増えれば、返済に使えるお金も同じように増えますか?
保管型が使えなければ新規の型づくりが戻ります。追加の工数・材料と検収後の回収日、作り直しを反映し、受けられる量と支払後に残る現金を確認します。
アイラボには何を相談・依頼できますか?
必要額の計算、創業計画書の作成、資料の確認、面談練習を支援します。初回相談は無料です。支援内容と料金を確認してから依頼を判断できます。
食品サンプル製造の開業準備を、一緒に。
必要なお金と、仕事を続ける見通しを整理して、次の一歩を考えましょう。まずは今の計画をお聞かせください。
詳しい資金計画と開業の条件
開業条件や、説明用の架空例をまとめています。金額は相場や借入推奨額ではありません。必要な項目を開いて、実際の見積りと比べてください。
元の現金試算には当社の成功報酬を含めていません。支援を利用する場合の報酬支払後の現金は「その他」の補足で比較できます。既に準備費等へ含めた分は二重に計上しません。
開業費と残す現金
借入300万円と自己資金300万円を合わせ、工房等へ400万円を払い、200万円を開業時の現金として残します。家庭の一室で始められると決めず、材料と作業に合う用途、換気、電源、保管、近隣への影響を物件契約前に確認します。
設備は造形の見栄えだけで選ばず、採用材料の安全データシート(SDS)、使用説明、使用量に合わせて見積もります。消防・建築・労働安全等の適用は条件ごとに確認します。先に契約してから必要な換気設備を付けられないと分かれば、開業費と日程が変わります。
架空モデル。融資と自己資金が全額そろい、初期支出を払った直後の区分です。残るお金も、家賃・外注費・返済などに使います。
開業費の内訳を開く →この図は当社報酬の支払前です。支援を利用する場合は着金時に16万5,000円を一度支払い、報酬支払後の現金比較を確認しましょう。
以下は個人事業で開業する説明用の架空モデルです。金額は円、消費税がかかる料金・支払は税込総額でそろえています。初期資金6,000,000円から開業支出4,000,000円を払い、2,000,000円を開業時現金とします。相場、推奨借入額、金融機関の承認条件を示す数字ではありません。
返済は100回(100か月)・据置なし・元金均等、年2.4%を月割りする説明上の仮定です。実際の返済日数、手数料、保証料、借入条件で金額は変わります。事業主の生活費と借入元金は損益上の経費にせず、現金の減少として分けています。設備購入と減価償却も二重に支出へ計上しません。
月末欄は、納税用に別管理する金額を差し引いた「利用可能現金」です。納税確保は外部への支払ではありません。6か月内に事業主本人の所得税・住民税・消費税を実際に納付しない仮定で、実際の納付予定がある場合は確保額と支払を照合して差し替えます。税額を示す試算ではなく、個人の社会保険等は生活費側に含めます。
調達は借入3,000,000円、自己資金3,000,000円の仮定です。初期支出に含めた項目を、月々の現金表で再び引きません。
開業費の内訳と見積条件
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 開業までに払う項目 | 仮定額(円) | 見積りの確認条件 |
|---|---|---|
| 工房の初期費用・換気等の整備 | 1,500,000 | 材料・用途・設置可能性を確認 |
| 成形・仕上げ等の設備 | 1,000,000 | 採用材料と作業条件に合う仕様 |
| 作業台・工具・型保管 | 500,000 | 未完成品と完成品を区分 |
| 初期材料・型材 | 400,000 | 初期購入分は月次と重複させない |
| 梱包資材・配送準備 | 200,000 | 器と造形物の破損を検討 |
| 見本・撮影・サイト | 400,000 | 顧客の写真・意匠の利用を確認 |
| 合計 | 4,000,000 | 残りを開業時の現金とする |
当社の支援を利用する場合は、報酬支払後の現金比較も確認してください。
新規・追加と回収条件
1〜6か月目の新規ロットは2・3・3・4・4・4、追加ロットは0・0・1・2・3・4です。各ロットは当月に着手・完成・検収する仮定で、当月の売上は完成した新規×22万円+追加×11万円です。
着手時に契約額の30%を受け取り、残り70%を当月検収の翌月に受け取ります。新規1ロットなら着手金6万6,000円、残金15万4,000円。追加1ロットなら3万3,000円と7万7,000円です。注文が確定していない相談からの入金は含めません。
新規/追加ロットと月ごとの実入金
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 月 | 新規/追加 | 売上(円) | 実入金(円) |
|---|---|---|---|
| 1か月目 | 2/0 | 440,000 | 132,000 |
| 2か月目 | 3/0 | 660,000 | 506,000 |
| 3か月目 | 3/1 | 770,000 | 693,000 |
| 4か月目 | 4/2 | 1,100,000 | 869,000 |
| 5か月目 | 4/3 | 1,210,000 | 1,133,000 |
| 6か月目 | 4/4 | 1,320,000 | 1,243,000 |
最終月の完成は新規4ロット20個と追加4ロット20個の計40個、売上132万円です。実入金は当月着手分39万6,000円と前月売上121万円の残金84万7,000円、計124万3,000円となります。今月の売上132万円をそのまま今月使える現金とは扱いません。
本例は当月内に全ロットを検収するため月末の未完成分に対する前受残高はゼロですが、月中に受け取った着手金には製作・納品の責任が伴います。未完成で月を越えるなら、そのロットの前受金と残る材料費、返金条件を別に追います。
初期材料40万円は開業前に購入済みの立上げ用在庫等とし、毎月の直接支出はその月の受注に伴う追加調達・消耗等の現金支払です。会計上の売上原価や期末在庫額と同じ表ではありません。在庫を取り崩して買わずに済む部分があるなら、その月の支払を減らして二重に計上しないようにします。
支援を利用する場合は、報酬支払後の現金比較も確認してください。
工数と棚・受注の上限
新規1ロットは型の準備8時間、成形5時間、彩色6時間、仕上げ・梱包5時間の計24時間です。追加1ロットは成形4時間、彩色5時間、仕上げ・梱包3時間の計12時間とします。これらは手を動かす時間で、材料ごとの硬化・乾燥待ちは別に工程表へ置きます。
架空例。計168時間。新規1ロット24時間の追加なら192時間となり、12時間超過。待ち時間中も棚・設備の空きが必要です。
工数と作業場の条件を開く →作業時間と受注できる量の条件
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 作業・条件 | 架空モデルの能力・時間 | 確認する点 |
|---|---|---|
| 新規1ロット5個 | 8+5+6+5=24時間 | 型の製作と確認を含む |
| 追加1ロット5個 | 4+5+3=12時間 | 既存型が使用可能な場合 |
| 最終月 | 4×24+4×12+24=168時間 | 180時間まで12時間の差 |
| 新規1ロット追加 | 168+24=192時間 | 12時間超過、納期・外注等を再見積り |
硬化・乾燥に2日かかる材料を使うなら、その2日を空き時間だからゼロ日とは扱いません。これは工程を考える仮の例で、実際の日数はメーカーの指定条件と試作結果で決めます。温度等の条件、置ける棚数、並行して扱える型数を確認し、待ちの間に別注文を進められるかを判断します。
作り直しや梱包破損は完成個数だけでは表れません。どの工程で不良が出たか、材料を再利用できるか、色合わせに何時間かかったかを記録します。売上につながらない再製作の時間も180時間の中へ含め、確認工程を省いて受注量だけを増やさないようにします。
支援を利用する場合は、報酬支払後の現金比較も確認してください。
月別の入金・支払と現金
初月は売上44万円でも入金は着手金13万2,000円だけです。直接支出14万円、固定費・返済・生活費・納税用を開業時200万円から引き、月末は149万6,000円です。着手金だけで初月の材料費すべてを賄える条件でもありません。
- 当月着手30%を受領/未完成品を管理
- 当月完成・検収仕様・色・破損を合意基準で確認
- 翌月振込残り70%を回収/請求残と照合
基準では全ロット当月検収。着手金を受けた時点で完成売上にせず、未完成で月を越える場合は前受残高を残します。
支払月別の残高を開く →架空モデル。開始時200万円。事業支払・元金・利息・生活費・納税用の確保後。最少は124万3,180円です。棒は共通の基準200万円で比較。納税用の別管理額は含めません。
支払月別の残高を開く →この図は当社報酬の支払前です。支援を利用する場合は着金時に16万5,000円を一度支払い、報酬支払後の現金比較を確認しましょう。
6か月の利用可能現金を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 月 | 実入金 | 事業支払 | 元金/利息 | 生活費/納税確保 | 月末の利用可能現金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1か月目 | 132,000 | 320,000 | 30,000/6,000 | 240,000/40,000 | 1,496,000 |
| 2か月目 | 506,000 | 390,000 | 30,000/5,940 | 240,000/40,000 | 1,296,060 |
| 3か月目 | 693,000 | 430,000 | 30,000/5,880 | 240,000/40,000 | 1,243,180 |
| 4か月目 | 869,000 | 540,000 | 30,000/5,820 | 240,000/40,000 | 1,256,360 |
| 5か月目 | 1,133,000 | 580,000 | 30,000/5,760 | 240,000/40,000 | 1,493,600 |
| 6か月目 | 1,243,000 | 620,000 | 30,000/5,700 | 240,000/40,000 | 1,800,900 |
最も少ない月末現金は1,243,180円です。納税等のため別管理するお金を除いた残高で、通帳残高とは一致しない場合があります。月末表だけでは月中の不足は分かりません。家賃、仕入、外注費の支払日と入金日を日付順に並べて確認します。
最少は3か月末1,243,180円、6か月末は1,800,900円です。6か月目の売上132万円の残金70%、92万4,000円が7か月目に残ります。
型を保管し続ける契約では、売上が止まっても置き場所が必要です。保管期限と連絡方法、廃棄前の確認、顧客へ返すときの費用を契約に残します。不要な型が増えた結果、製作中の品を置く棚が足りなくなるなら、倉庫費か受注能力の見直しが必要です。
当社の支援を利用する場合は、報酬支払後の現金比較も確認してください。
その他
当社報酬を支払った後の現金を比べる
以下は元の架空試算を使い、当社支援を利用する場合だけを比較したものです。融資実行額3,000,000円×5%=150,000円、消費税10%を加えた支払額は165,000円です。着金時に一度払い、他の条件を変えず各時点の現金から差し引きます。
表は左右に動かせます。
| 時点・条件 | 元の例(報酬未計上) | 報酬支払後 |
|---|---|---|
| 開業前支払後に残す現金 | 2,000,000円 | 1,835,000円 |
| 通常案・3か月目の最低残高 | 1,243,180円 | 1,078,180円 |
| 通常案・6か月目 | 1,800,900円 | 1,635,900円 |
| 着手前中止案・6か月目 | 1,650,900円 | 1,485,900円 |
| 作り直し案・6か月目 | 1,780,900円 | 1,615,900円 |
生活費と納税用の別管理額を差し引いた元の例から、支援報酬16万5,000円を一度控除します。各変更例は独立しており、6か月の最少は共通で3か月目の107万8,180円です。
融資の実行額や支援利用の有無が変わる場合は再計算します。生活費・納税準備の確保と事業融資の対象費用は別に判断します。実際の支払日順でも不足がないか確認してください。
注文前に、完成の基準と型の扱いを決める
注文前に、完成の基準と型の扱いを決める
大きさ・器・色・具材・展示環境を合意。試作の承認点を決める。
型の状態・保管期限・所有・再製作費を契約。追加でも無条件に安くしない。
破損・色・寸法の確認期限、修正範囲と返送条件を決める。
表示価格・費用・時間は計算用の架空値です。実際の造形難度、材料、サイズ、発注数の相場を示すものではありません。
開業準備の進め方
開業準備の進め方
- 01仕様を合意器・寸法・色・展示条件を確認
- 02型・試作を確認新規作成か保管型の再利用か決定
- 03成形・硬化材料仕様と設備の条件を守る
- 04彩色・仕上げ承認見本と照合して修正
- 05検収・回収梱包輸送と残金の支払日を追う
引き受ける仕事と、標準条件の確認
事業の範囲と計画の前提
飲食店のメニュー展示用に、料理に似せた造形物を受注製作する仕事です。見た目の再現、サイズ、耐久性、展示場所などの合意が必要で、完成後に色や量感の認識違いが分かると作り直しが発生します。
本例は本人1人が工房で展示用の食品サンプルを製作する架空計画です。食べられる食品の製造販売、子ども向け体験教室、量産玩具の販売は含めません。材料の扱いと安全性は、採用する製品・作業・設備ごとに確認します。
新規ロットは1種類の型を用意し、同じ仕様のサンプル5個を作る注文です。型づくりを含めて税込22万円、直接支出7万円を仮定します。内訳は型関連3万円と製品5個×8,000円です。型の保管場所や識別番号を決め、どの顧客のどの仕様かを追えるようにします。
追加ロットは既存型が使える条件で同じ5個を税込11万円、直接支出4万円とします。型の傷み、仕様変更、材料変更があれば新規と同じ手間が戻ることがあります。追加価格の見積り前に状態を確認し、型の補修や作り替えを無償と決めつけません。
見本の料理や器を預かる場合は、受取・保管・返却の方法と、破損時の扱いを合意します。写真だけで依頼を受ける場合も寸法と色の確認方法を決めます。画面上の色と実物の色が異なる可能性を説明し、試作承認後に大きな変更が入るときの追加費用・納期を整理します。
展示場所が日光の当たる窓際か、照明の近くか、頻繁に触れる場所かによって求められる条件が変わります。材料の仕様から説明できる範囲を提示し、耐熱・耐候・安全性を根拠なく保証しません。食べ物と誤認しやすい品は展示・保管上の扱いも発注者と確認します。
架空の契約例。1ロット=同じ仕様の5個。新規型は型づくりを含み、追加製作は型が使えることを事前確認した条件です。
新規・追加の受注数を開く →毎月の費用と返済を続ける売上
固定費18万円に、新規1ロット7万円、追加1ロット4万円の直接支出を足します。ロット単価の差だけでなく、型の初回費と再利用の有無が現金に影響します。運賃は近隣への標準的な納品を含む仮定で、大型・遠隔地・特殊梱包は別見積りとします。
安定回収時・初月利息の比較。新規は1ロット15万円、追加は7万円の差額。25個なら常に足りるという意味ではありません。
直接支出と毎月の費用を開く →毎月の固定費の内訳
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 毎月の項目 | 仮定額(円) | 含める範囲 |
|---|---|---|
| 工房賃料 | 80,000 | 用途と作業時間を確認 |
| 定額の光熱・通信 | 30,000 | 設備増設時は見直す |
| 保険・会計 | 20,000 | 製作物と受託物の範囲 |
| 営業・サイト | 20,000 | 試作提案の時間も記録 |
| 設備保守 | 20,000 | 修理時の休業も検討 |
| 廃棄・清掃 | 10,000 | 材料に応じた処理先を確認 |
| 合計 | 180,000 | 数量連動費・返済・生活費・納税確保は別 |
本例は従業員を雇わず、事業主の生活費を別欄で管理します。個人の専門家等へ報酬を支払う場合は源泉徴収の要否を確認し、相手への送金と納付用確保を合わせた総額で見積もります。
固定費18万円+元金3万円+初月利息6,000円+生活費24万円+納税用4万円=49万6,000円を毎月必要とします。新規2ロットと追加3ロットなら、売上77万円から直接支出26万円を引いた51万円でこれを上回ります。
最終月の新規4・追加4ロットは、安定回収時の売上132万円から直接支出44万円と必要額49万6,000円を引くと38万4,000円の余地です。ただし開業初期は前月残金が少なく、同じ差額が入金として残りません。価格を下げるなら、製作時間・材料・破損対応を含めて再計算します。
取消し・入金遅れ等の変更例
以下は独立した3つの変更です。中止した注文と完成済みで支払を待つ注文では、なくなる費用が違います。
各行は「基準 → 変更後」。増減額と棒を同じ基準で比較します。
5か月目の初回1ロットが着手前中止
6か月の最少:3か月目 124万3,180円
5か月目の残金15万4,000円が翌月へ
6か月の最少:3か月目 124万3,180円
5か月目に2個を無償で作り直す
6か月の最少:3か月目 124万3,180円
各例は基準から独立した変更で、重ね合わせません。棒の全幅は増減15万4,000円。生活費・返済・別管理の条件は基準と同じ。
変更後6か月の残高を開く →この図は当社報酬の支払前です。支援を利用する場合は着金時に16万5,000円を一度支払い、報酬支払後の現金比較を確認しましょう。
5か月目の初回1ロットが着手前中止:5か月目の新規1ロットを着手金受領・材料発注前に中止し、入金6万6,000円と直接支出7万円がなくなります。当月だけは4,000円多く残りますが、6か月目の残金15万4,000円もなくなるので、6か月末は基準より15万円減ります。 この条件では5か月末1,497,600円、6か月末1,650,900円です。
5か月目の残金15万4,000円が翌月へ:4か月目に検収した新規1ロットの残金15万4,000円が、5か月目から6か月目へ遅れます。完成売上や材料支払を減らさず、入金日だけを移します。6か月末には回収できる仮定です。 この条件では5か月末1,339,600円、6か月末1,800,900円です。
5か月目に2個を無償で作り直す:5か月目に2個の作り直しが発生し、1個8,000円の追加材料等と追加配送4,000円、計2万円を払います。本人の作業は1個3時間、計6時間増え、5か月目の156時間から162時間になります。追加売上は置きません。 この条件では5か月末1,473,600円、6か月末1,780,900円です。
各変更例の入金差・支払差と6か月残高
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 変更例/月 | 入金の増減(円) | 支払・確保の増減(円) | 変更後残高(円) |
|---|---|---|---|
| 5か月目の初回1ロットが着手前中止/1か月目 | 0 | 0 | 1,496,000 |
| 5か月目の初回1ロットが着手前中止/2か月目 | 0 | 0 | 1,296,060 |
| 5か月目の初回1ロットが着手前中止/3か月目 | 0 | 0 | 1,243,180 |
| 5か月目の初回1ロットが着手前中止/4か月目 | 0 | 0 | 1,256,360 |
| 5か月目の初回1ロットが着手前中止/5か月目 | -66,000 | -70,000 | 1,497,600 |
| 5か月目の初回1ロットが着手前中止/6か月目 | -154,000 | 0 | 1,650,900 |
| 5か月目の残金15万4,000円が翌月へ/1か月目 | 0 | 0 | 1,496,000 |
| 5か月目の残金15万4,000円が翌月へ/2か月目 | 0 | 0 | 1,296,060 |
| 5か月目の残金15万4,000円が翌月へ/3か月目 | 0 | 0 | 1,243,180 |
| 5か月目の残金15万4,000円が翌月へ/4か月目 | 0 | 0 | 1,256,360 |
| 5か月目の残金15万4,000円が翌月へ/5か月目 | -154,000 | 0 | 1,339,600 |
| 5か月目の残金15万4,000円が翌月へ/6か月目 | 154,000 | 0 | 1,800,900 |
| 5か月目に2個を無償で作り直す/1か月目 | 0 | 0 | 1,496,000 |
| 5か月目に2個を無償で作り直す/2か月目 | 0 | 0 | 1,296,060 |
| 5か月目に2個を無償で作り直す/3か月目 | 0 | 0 | 1,243,180 |
| 5か月目に2個を無償で作り直す/4か月目 | 0 | 0 | 1,256,360 |
| 5か月目に2個を無償で作り直す/5か月目 | 0 | 20,000 | 1,473,600 |
| 5か月目に2個を無償で作り直す/6か月目 | 0 | 0 | 1,780,900 |
着手後の中止なら、型材や仕掛品に使った金額を全額取り消せるとは限りません。受領した着手金と既に完成した工程、残る材料、返金額を合意してから資金表へ反映します。写真承認を得ていても無制限に修正へ応じる契約なら、工数と入金が予定どおりにならない可能性があります。
納品直後の破損と、展示後の劣化は原因・対応が違います。出荷前写真、梱包方法、受取確認、展示条件を記録し、責任の所在が不明なまま無償再製作を繰り返さないようにします。品質を上げるために必要な試作費や検査時間は、見積りの外へ隠さず予算に入れます。
許可・契約・安全等の開業条件
本例は食べられない展示用造形物の製作です。食品を調理・販売する計画を含めていないため、飲食店と同じ収支・衛生手続きの説明はしません。ただし本物の食品を使う工程や体験教室等へ広げる場合は、その内容に応じて保健所等へ相談します。
厚生労働省の安全データシート(SDS)等の案内を参考に、使用材料の成分・危険有害性、保管、換気、保護具、廃棄の指定を確認します。「水性」「少量」「家庭用」という表示だけで設備や安全対策を省略しません。材料名が同じでも製品ごとに条件が異なる場合があります。
厚生労働省の化学物質リスクアセスメントの案内で対象や適用を確認します。本人1人の工房と従業員を雇う事業所で必要な確認を混同せず、雇用する場合の管理体制等は労働基準監督署等へ相談します。消防への届出等や物件用途は、実際の材料・数量・設備で消防署・自治体・貸主に確認します。
依頼者が持ち込む写真、器の形、キャラクターやロゴを使用する場合は、利用できる権利と用途を確認します。完成品の写真を自社サイトに載せることも、受注したことだけで当然に許されると考えず、公開可否とクレジットを合意します。
公正取引委員会のフリーランス法案内も参照し、取引当事者と発注内容に応じた取引条件の明示や支払等の適用を確認します。本例の「検収翌月70%」を、すべての契約で問題のない支払条件と決めつけず、法令に沿う期限と起算点を契約時に確かめます。
愛知県での動線と地域実景
名古屋市の飲食店へ提案する場合、店頭のケース寸法、日当たり、照明、通行人との距離、取り外して清掃する方法まで確認します。料理の写真だけでは分からない展示条件を見積りへ反映すると、納品後の寸法違いや設置方法のやり直しを減らせます。
大須商店街の実景は地域の店舗動線を考えるための写真です。写る店舗への納品実績や提携、現在の営業状況を示すものではありません。現物確認と納品を同じ日にまとめる場合も、営業時間・荷下ろし・駐車の条件を相手に確認します。

名古屋市・大須商店街の実景。展示ケース、光、清掃と交換の動線を現地で確認する計画にします。
実景:名古屋市中区大須・新天地通/2021年7月撮影/Asturio Cantabrio。原典・CC BY-SA 4.0。縮小・WebP変換。掲載画像も同ライセンス。撮影時の記録で、現在の店舗・交通規制・営業可否を示すものではありません。
融資相談に使う資料の準備
工房と換気等の見積り、材料のSDSと使用条件、型と試作品の写真、仕様確認書、型の所有・保管・廃棄条件、検収基準、着手金と残金の契約をそろえます。製作工程表には手作業時間と硬化・乾燥待ち、棚・設備の占有を分けて記載します。
創業融資の相談では、新規型と追加製作の受注根拠、1ロットの個数・工数・直接支出、初期材料と月次調達の区分、再製作率の記録、検収遅れの資金を示します。設備を安くする場合は、作業時間と同時製作数がどう変わるかも説明します。
未確定の契約・見積りは確定分と分け、日付と有効期限を付けます。金融機関に相談する前に、融資の送金まで待てる支払と先に期限が来る支払を分けておくと、必要な自己資金を確認できます。借入が希望どおりにならない場合に延期できる設備と、縮小すると売上能力も下がる設備を区別してください。
融資の相談では、設備の必要性と回収までの資金を示す
日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金は、事業に必要な設備資金・運転資金を案内しています。記事の試算額がそのまま対象額や借入可能額になるわけではありません。希望額を決めるときは、見積書、自己資金の経緯、受注・売上の根拠、開業後の支払予定を照合します。
公庫の創業予定者向け手続き案内では、創業計画書や設備資金の見積書などの準備書類が示されています。事業形態や申込内容に応じた必要書類を確認し、審査・契約・送金より前に支払期限が来る項目を相談時に伝えてください。融資のアイラボへの支援依頼が融資の申込要件になるものではなく、金融機関へ直接相談する方法もあります。
事業主の生活費や納税準備は、事業の設備費・運転資金の申込使途と分けて管理します。現金表に生活費が載っていることを理由に、その全額を事業融資で賄えるとは判断しません。実際の利用条件、対象費用、返済方法は、申込先へ事業計画を示して確認します。
相談前の状況を整理する3つの想定例
以下は説明用の架空の相談例です。実在するお客様の実績や融資結果を表すものではありません。
5個の追加注文なので型を確認せず見積もった
保管型が使えず新規工程が戻った想定例。型の状態と仕様を確認し、補修・作り替えの価格を合意します。
着手金を受けたため、自由に使える利益と考えた
未完成ロットへの材料支払と納品責任が残る想定例。前受分と完成後の残金を別管理します。
新規1ロットなら空き12時間で受けられると思った
新規は24時間必要な想定例。192時間となるため、納期・協力先・費用を再調整します。
引き継いだ業種資料と確認履歴
確認日:2026年9月10日。業務の整理にはJ-Net21を参照し、数値例と資金計画は編集部が独自に作成しています。古い資料の費用例を現在の相場として使用していません。
- J-Net21:食品サンプル製造
業態と業務の構成を参照。過去の費用・市場統計・手続きを現在の条件として転用していません。 - 厚生労働省:SDS等に関する案内
製品ごとの危険有害性・取扱条件の確認。 - 厚生労働省:化学物質リスクアセスメント
材料・作業・雇用に応じた適用の確認。 - 公正取引委員会:フリーランス法
当事者・発注内容に応じた取引条件と支払の確認。 - 日本政策金融公庫:新規開業・スタートアップ支援資金
事業に必要な設備資金・運転資金と、事業計画の確認・審査に関する案内。 - 日本政策金融公庫:創業予定の方のお手続き
創業計画書・設備見積書等の申込準備と、面談から契約・送金までの流れ。
業務条件に関する詳しいQ&A
食品を作る開業モデルですか。
食べられない展示用サンプルの受注製作です。食品の製造販売、教室、量産玩具は含めず、広げる場合は制度と費用を別に確認します。
新規型と追加製作は何が違いますか。
本例は5個の新規が24時間・直接支出7万円、既存型で追加が12時間・4万円です。型が使えない場合は同じ条件になりません。
最終月の40個をすべて新規で作れますか。
本例は新規20個と追加20個です。すべて新規なら工数が増えるため、40個という個数だけで能力を判断しません。
着手金30%を売上に計上しますか。
本例は完成・検収時に売上とし、着手時の入金とは分けます。全件当月検収ですが、月を越す未完成分があれば前受残高を残します。
乾燥中は仕事の時間から外せますか。
手を動かす時間と待つ期間を分けます。待つ間も棚や型・設備を使うため、納期と同時製作数を工程表で確認します。
少量の材料なら安全確認は不要ですか。
量だけで決めません。製品のSDSと使用条件、材料・設備・雇用の有無に応じた法令等を確認します。
創業融資では何を示すと説明しやすいですか。
型と製品の区分、試作品・仕様承認、工房設備、製作時間と待ち、材料支払、着手金・検収・残金、作り直し時の資金を示します。
確認した公式資料
確認日:2026年10月2日。以下の制度・業種の一次資料を確認しました。末尾の架空試算は既存記事から引き継いだ説明用モデルです。
- 厚生労働省:SDS等に関するQ&A
製品の危険有害性・取扱条件を確認するための案内。 - 公正取引委員会:フリーランス法
発注内容・報酬・支払期日等を実際の契約で確認。 - 日本政策金融公庫:新規開業・スタートアップ支援資金
設備資金と運転資金。 - 日本政策金融公庫:創業予定の方のお手続き
計画書・見積書等の準備と融資までの流れ。
監修者・運営者情報

石川 康平
五常コンサルティング株式会社 代表取締役
2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。
- 執筆・編集
- 融資のアイラボ編集部
- 監修
- 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
- 公開日
- 2026年09月10日
- 最終更新日
- 2026年10月2日
- 制度情報の確認方法
- 日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。





