車を整えるお金と、巡回を続けるお金
- 開業前車両と保管場所を整える
販売車、冷蔵設備、保管場所と初期在庫に費用がかかります。
- 巡回開始商品代と燃料代を払う
お客様が少ない日も、仕入れや巡回の支払いが必要です。
- 巡回が定着するまで買う人数と残る額を見る
売れ残りと決済費を引き、固定費や返済を続けられるか比べます。
売上の見込みと、仕入れ・入金・支払いの時期を並べます。車の費用と開業後の事業資金を分けて考えます。
車両等の準備費と、巡回が定着するまでの事業資金を分けると、必要額を考えやすくなります。
移動スーパーの開業にかかる費用
開業資金は、次の2つに分けると考えやすくなります。金額が未定でも相談できます。
開業までに使うお金
- 販売車と冷蔵・陳列設備
- 保管場所と初期在庫
- 出店先との調整・開業準備
開業後の支払いに残すお金
- 商品の仕入れと売れ残り
- 燃料・車両・保管場所の費用
- 決済費と借入後の返済
開業後の事業の支払いを支えるお金を「運転資金」といいます。ご自身の生活費はこれと分けて確保し、事業に使える自己資金を確認します。
移動スーパーで、費用と売上をどう見積る?
- 費用と売上の見積り
- 巡回日数、停車数、買う人数と客単価から売上を置き、仕入れ・廃棄・燃料・決済の費用と比べます。
- 入金と支払いの照合
- 売上と入金の月、毎月の事業の支払いを並べ、借入後の返済見込みも確かめます。
家計の生活費は事業資金と別に確保します。見積りと支払時期が分かるものから、必要額を一緒に確認できます。
貯金で足りる?
創業融資を考える目安
準備費用+開業後の
事業の支払い
足りますか?
準備を進める
融資の検討
借入をする場合は、返していける見込みも確認。生活費は事業資金と分けて準備します。
創業融資は、開業や事業に使うお金を借りて返す仕組みです。自分はいくら借りればよい? その整理から、アイラボがお手伝いします。
使える制度・支払時期の注意
日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金などが候補です。事業計画の確認と審査があり、融資の可否・金額・条件は金融機関が判断します。
初期費用の時期を調整する方法も比較します。移動スーパーに必要な支払いが融資金の入金前に来る場合は、相談時にお伝えください。創業間もない方も状況に合う制度を確認できます。
計画書は、
一人で抱えなくて大丈夫。
資金計画を一緒に整理しましょう。
準備が前に進んだ、
お客様の体験

ストレッチ整体ピッと!
辻 晴稀様
名古屋市名東区/整体・リラクゼーション
整体店・辻様の体験(インタビュー要約)
相談・サポートの料金
初回相談は無料。支援内容と料金に納得してから、依頼を決められます。
- 初回相談
- 無料
- 着手金
- 0円
- 成功報酬
- 5%+税融資実行額に対して
報酬は融資実行・着金時に発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。
料金に含まれるサポートを見る
契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。
融資には金融機関の審査があります。
移動スーパーを始めるお金、まずは相談しませんか
車を準備した後も仕入れや燃料代を払えるか不安なら、今ある見積りや予定からご相談ください。金額や計画書が未完成でも大丈夫です。
話す
融資の準備を
整理する
依頼を判断
開業日や大きな支払日が決まっていれば、その予定もお聞かせください。
相談無料・愛知県全域対応。資料は未完成でも構いません。無料相談だけで契約する必要はありません。
相談前に整理したい4つの準備
販売する商品と契約を決める
本例は仕入れた包装済み食品・青果・日用品の販売です。車内調理や切り分けは別計画です。商品の所有、仕入れ・廃棄・手数料の負担を契約で確認します。
停車場所と巡回時間を確認する
私有地の承諾と、道路を使う場合の道路使用・占用等は区別して確認します。移動、積込み、販売、休憩まで実際に測ります。
一停車の買う人数を確かめる
候補先の聞取りや試行から人数と客単価の根拠を作り、天候や休業日も考えます。停車数だけで売上を決めません。
仕入れと売れ残りを現金に入れる
仕入日、入金日、廃棄の負担を確認します。車両修理への確保と実際の支払も分けて管理します。
ほかのお客様の声
さまざまな業種の方が、当社と創業の準備を進めています。
開業・創業融資のよくある質問
必要なお金と、相談の進め方についてお答えします。
移動スーパーの開業資金はいくら必要ですか?
巡回日数、停車数、買う人数と客単価から売上を置き、仕入れ・廃棄・燃料・決済の費用と比べます。開業までの費用と、仕事が安定するまでに残す事業資金を分け、見積りと支払時期から必要額を決めます。
自己資金があっても創業融資を検討する意味はありますか?
開業後の事業の支払いまで自己資金で賄えるなら、借入は必須ではありません。生活費を別に残し、売上が少ない月も支払いと返済を続けられるか比べて判断します。
見積りや計画書が未完成でも相談できますか?
はい。開業予定地・時期、販売商品や巡回の予定、手元にある見積りなどから始められます。無料相談で次の準備を確認できます。
巡回先がまだ決まっていなくても相談できますか?
はい。候補先、販売する商品、車両見積りから始められます。確定した停車場所と見込みを分け、必要資金と次に確認する条件を整理します。
アイラボには何を相談・依頼できますか?
必要額の計算、創業計画書の作成、資料の確認、面談練習を支援します。初回相談は無料です。支援内容と料金を確認してから依頼を判断できます。
移動スーパーの開業準備を、今の計画から一緒に。
車両・保冷設備の見積り、巡回の候補地、仕入れと販売代金の回収条件から、開業費と巡回が定着するまでの現金を一緒に整理しましょう。
詳しい資金計画と開業の条件
開業条件や、説明用の架空例をまとめています。金額は相場や借入推奨額ではありません。必要な項目を開いて、実際の見積りと比べてください。
開業費と開業後に残す現金の計算例
架空モデル。1日80件の買物を22日行うと月商264万円。停車数と売上は、実走できるルートが成立することが前提です。
巡回時間の条件を開く →車両の本体価格だけで借入額を決めず、棚、冷蔵・保冷設備、販売口、電源、拠点の保管設備を積み上げます。仕入先へ取りに行く時間、車への積込み、帰着後の片付けを一日の勤務へ入れ、実際の積載重量と保冷能力を販売計画に合わせます。
保冷設備は外気温や扉の開閉で負荷が変わります。必要な管理温度、停車時間、冷蔵室の区分を業者と確認し、温度記録を取れるようにします。故障時は食品の扱いを決めたうえで、修理費だけでなく休業による入金減も見込みます。代車で同じ食品を安全に扱えるとは限りません。
架空モデル。融資と自己資金が全額そろい、初期支出を払った直後の区分です。残るお金も、家賃・外注費・返済などに使います。
開業費の内訳を開く →以下は個人事業で開業する説明用の架空モデルです。金額は円、消費税がかかる料金・支払は税込総額でそろえています。初期資金6,000,000円から開業支出4,000,000円を払い、2,000,000円を開業時現金とします。相場、推奨借入額、金融機関の承認条件を示す数字ではありません。
返済は100回(100か月)・据置なし・元金均等、年2.4%を月割りする説明上の仮定です。実際の返済日数、手数料、保証料、借入条件で金額は変わります。事業主の生活費と借入元金は損益上の経費にせず、現金の減少として分けています。設備購入と減価償却も二重に支出へ計上しません。
月末欄は、納税用に別管理する金額を差し引いた「利用可能現金」です。納税確保は外部への支払ではありません。6か月内に事業主本人の所得税・住民税・消費税を実際に納付しない仮定で、実際の納付予定がある場合は確保額と支払を照合して差し替えます。税額を示す試算ではなく、個人の社会保険等は生活費側に含めます。
借入4,000,000円と自己資金2,000,000円を合わせた仮定です。初期仕入250,000円は開業支出に含め、開業時の商品・材料在庫になります。月々の仕入代金と売上原価を分け、同じ在庫を二度支出へ計上しません。
開業支出の内訳を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 開業支出 | 仮定額(円) | 見積りの確認条件 |
|---|---|---|
| 車両購入・登録等 | 1,900,000 | 積載量と維持費、納期を確認 |
| 保冷・販売架装 | 1,000,000 | 取扱品と巡回時間に適合する設備 |
| 補充拠点・保管設備 | 450,000 | 車を止める場所と商品の保管 |
| 初期商品在庫 | 250,000 | 車載分と拠点の補充分の原価 |
| 開業前準備・予備資材 | 400,000 | 販売備品、ルート試走、案内等 |
| 合計 | 4,000,000 | 調達との差額を開業時現金へ残す |
報酬比較ではこの例の準備費に当社の成功報酬を含めない条件を置きます。支援を使う場合は融資実行・着金時に5%+税を一度支払い、残す現金を再計算します。既に費目へ含めた分は重複させません。
単価・販売量と、入金条件の計算例
営業は月22日、1日10か所。一停車の平均購入者数を1か月目から6・7・8・9・10・11人、客単価を1,500円とします。ここでの購入者数は買物の件数であり、月内の実人数ではありません。同じ人が週に何度も利用することを、別の新規顧客として数えないようにします。
売れた商品の原価は売上の72%、廃棄する商品の原価は売上の3%に相当する金額を仮置きします。3%は廃棄数量率や仕入原価に対する率ではありません。仕入は両者の合計75%とし、月末在庫25万円を保つ条件です。実際には品目ごとの原価、値引き、廃棄を記録して差し替えます。
6か月の売上・仕入・在庫を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 月 | 売上(円) | 売上原価/廃棄原価 | 仕入支払/月末在庫 | 実入金(円) |
|---|---|---|---|---|
| 1か月目 | 1,980,000 | 1,425,600/59,400 | 1,485,000/250,000 | 1,881,000 |
| 2か月目 | 2,310,000 | 1,663,200/69,300 | 1,732,500/250,000 | 2,293,500 |
| 3か月目 | 2,640,000 | 1,900,800/79,200 | 1,980,000/250,000 | 2,623,500 |
| 4か月目 | 2,970,000 | 2,138,400/89,100 | 2,227,500/250,000 | 2,953,500 |
| 5か月目 | 3,300,000 | 2,376,000/99,000 | 2,475,000/250,000 | 3,283,500 |
| 6か月目 | 3,630,000 | 2,613,600/108,900 | 2,722,500/250,000 | 3,613,500 |
3か月目の月商は264万円、販売分の原価190万800円、廃棄原価7万9,200円、仕入支払198万円です。決済費用は売上の平均1%、2万6,400円を当月に別払いするので、固定費等へ残る金額は63万3,600円です。廃棄を無視すると、仕入に使った現金を残額へ含めてしまいます。
回収は95%が当月、5%が翌月、開業前の未回収はゼロです。実入金は決済費用控除前で表示します。現金払いが中心でも、販売日ごとの釣銭と売上を分け、拠点へ戻った時点で商品在庫と現金を照合してください。
月別の入金・支払と現金残高
月商が徐々に伸びる場合でも、車両費と生活費は開業直後から必要です。売上の全額ではなく、仕入と廃棄を負担した後の現金を6か月で見ます。月末在庫25万円には車載分と補充拠点の在庫を両方含め、同じ商品を二つの場所で重複計上しません。
- 出発前拠点で仕入と在庫を確認。温度・積載量を記録。
- 巡回して販売停車ごとに売上、数量、回収方法を記録。
- 帰着・翌月精算売れ残りと廃棄を照合。翌月回収5%を追う。
時系列の運営例。食品を安全に扱う条件は、品目と設備に合わせて確認します。
月末残高の詳細を開く →架空モデル。開始時200万円。事業支払・整備費確保・元金・利息・生活費・納税用の確保後。最少は177万8,180円です。棒は共通の基準245万900円で比較。未使用の整備費確保額と納税用の別管理額は含めません。
支払月別の残高を開く →6か月の現金残高と支払を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 月 | 実入金 | 事業支払・整備費確保 | 元金/利息 | 生活費/納税確保 | 月末の利用可能現金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1か月目 | 1,881,000 | 1,764,800 | 40,000/8,000 | 230,000/30,000 | 1,808,200 |
| 2か月目 | 2,293,500 | 2,015,600 | 40,000/7,920 | 230,000/30,000 | 1,778,180 |
| 3か月目 | 2,623,500 | 2,266,400 | 40,000/7,840 | 230,000/30,000 | 1,827,440 |
| 4か月目 | 2,953,500 | 2,517,200 | 40,000/7,760 | 230,000/30,000 | 1,955,980 |
| 5か月目 | 3,283,500 | 2,768,000 | 40,000/7,680 | 230,000/30,000 | 2,163,800 |
| 6か月目 | 3,613,500 | 3,018,800 | 40,000/7,600 | 230,000/30,000 | 2,450,900 |
6か月で最も少ない月末の利用可能現金は1,778,180円です。納税確保や、支払予定に備えて別管理する金額を自由に使えるお金から除いた残高であり、銀行の通帳残高と同じとは限りません。月末に残高があっても、月中の家賃や仕入期限より後に入金が来ると不足します。開業前後の予定は日付でも並べ直してください。
雨天や体調不良で欠行すると、売上は減っても車両の返済は続きます。欠行の連絡手段と、仕入を止められる締切を決めておくことが資金管理にもつながります。地域の支援制度を利用する場合でも、交付決定や入金時期が未確認の補助金を開業時現金へ足さないようにします。
許可・契約・安全等の開業条件
愛知県の食品営業許可・届出制度の案内では、許可対象外でも届出が必要となる営業が示されています。届出対象外の扱いもあるため、「調理しないから手続きは不要」とは判断せず、取扱品、包装、保管、切り分けの有無、補充拠点、巡回区域を保健所へ示します。古い資料の東京都の手順を、愛知県のすべての車両へ一律に当てはめないようにします。
販売場所は敷地管理者の承諾を得て、安全な待機・会計・乗降動線を確かめます。私有地の承諾と、公道上の営業に関する手続きは別です。
公道での露店等に当たる場合は、愛知県警察の道路使用許可案内を確認し、所轄警察署へ相談します。必要に応じて道路管理者にも確認します。食品の手続きが済んだことを、どこでも駐停車して販売できる許可とは考えません。
その他
当社報酬を支払った後の現金を比べる
以下は元の架空試算を使い、当社支援を利用する場合だけを比較したものです。融資実行額4,000,000円×5%=200,000円、消費税10%を加えた支払額は220,000円です。着金時に一度払い、他の条件を変えず各時点の現金から差し引きます。
表は左右に動かせます。
| 時点・条件 | 元の例(報酬未計上) | 報酬支払後 |
|---|---|---|
| 開業前支払後に残す現金 | 2,000,000円 | 1,780,000円 |
| 基準/2か月目の最低残高 | 1,778,180円 | 1,558,180円 |
| 基準/6か月目 | 2,450,900円 | 2,230,900円 |
基準の最低は2か月目です。融資400万円の当社報酬22万円を一度支払うと、最低残高は155万8,180円です。相場・借入推奨額ではありません。
融資の実行額や支援利用の有無が変わる場合は再計算します。生活費・納税準備の確保と事業融資の対象費用は別に判断します。実際の支払日順でも不足がないか確認してください。
業務範囲と契約の確認
ルート決定前に確認する
3つの条件
必要な品目と利用曜日を聞き、見込み人数と利用実績を分けます。
敷地の承諾、乗降の動線、雨天時の販売方法を確かめます。
販売時間と補充拠点に合わせて量・保冷方法を決めます。
買い物支援の必要性と、個々のルートの事業採算はそれぞれ確認します。
開業準備の進め方
移動スーパーの
開業準備を進める順序
- 01候補ルートを聞き取る曜日・品目・購入予定者を確かめます。
- 02場所と商品を相談する管理者・保健所等へ販売条件を示します。
- 03車両と仕入を見積もる保冷、積載、補充、所有在庫の範囲を決めます。
- 04実走して計算する販売以外の時間と日々の支出も記録します。
- 05開始条件を整える手続き、停車案内、欠行連絡、故障時の対応を準備します。
引き受ける仕事と、標準条件の確認
この記事では、仕入れた食品・日用品を車で巡回販売する独自開業型を想定します。車内で調理して料理を売るキッチンカーとは、商品構成、設備、許可の検討が異なります。食料品スーパーのように広い売場や倉庫を持たないため、積める量と次の補充までの時間が計画の制約になります。
本文のモデルでは商品を自分で仕入れ、自分の在庫として販売し、売れ残りの負担も自分で持ちます。既存スーパーの販売パートナーになる方式では、商品の所有者、販売手数料、車両代、廃棄負担、売上金の精算が契約で変わります。商品代金を全額自分の売上とする本モデルを、そのまま手数料方式へ流用しないでください。
食品は包装された商品と青果等を中心とし、車内での調理や切り分けは行わず、酒類・たばこ・医薬品もモデルから除きます。扱う範囲を変える場合は、許可等と設備・管理負担を見直します。日用品を増やすと期限切れは減らせても、食品を積む場所を使うため、品目別に販売と残りを記録します。
作業時間と、設備・人員の上限
一停車20分は接客だけでなく、販売口の準備と片付けも含む仮定です。購入者が増えた場合に20分で会計まで終わるかを試します。売上が高い場所でも、進入や待機に時間がかかると、その後の約束時刻へ影響します。
作業能力と受注条件を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 確認項目 | 架空の条件・計算 | 計画への反映 |
|---|---|---|
| 停車中の販売 | 10か所 × 20分=200分 | 購入者8人なら1人平均2.5分の枠 |
| 移動 | 一日の合計150分 | 渋滞、狭路、出入口を実走で測る |
| 積込み・帰着後の作業 | 90分 | 仕入確認、温度・在庫記録を含める |
| 休憩・予備 | 40分 | 販売と移動に使い切らない |
| 一日の合計 | 200+150+90+40=480分 | 8時間のモデル。超えるなら停車数を再検討 |
6か月目の平均11人になると、20分を単純に割った一人当たりの時間は約1.8分です。商品の取り寄せや相談を含めて成立するか、先に注文を受ける方法や停車時間の延長を検討します。売上目標のために、確認や安全な乗降の時間を削って達成できる数字にはしません。
毎月の費用と返済を続ける売上
このモデルは店主一人で運営し、従業員人件費は計上していません。月の固定的な支払・確保は26万円です。うち整備確保の未使用分は別管理し、実際に整備を払うときは確保済み額を二重に控除しません。車検や保険の年払いが先に来る場合は、月割り確保だけで足りるか支払日で確認します。採用をする場合は、勤務時間と事業主負担の保険料等を追加して再計算します。
固定的な支払・確保の内訳を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 毎月の項目 | 仮定額(円) | 予算に含める範囲 |
|---|---|---|
| 車両燃料 | 66,000 | 営業22日、1日3,000円の仮定 |
| 車両保険・整備確保 | 45,000 | 定期整備を月割りで別管理 |
| 補充拠点・駐車 | 65,000 | 拠点と車両の保管 |
| 冷却電力・消耗品 | 34,000 | 冷蔵設備の運用、衛生資材 |
| 通信・販促・その他 | 50,000 | 欠行連絡、日常の管理費 |
| 合計 | 260,000 | 仕入・数量連動費・返済・生活費・納税確保は別 |
売上から販売原価72%、廃棄原価3%、決済費用1%を引くと、固定費などへ残るのは24%です。固定費26万円、元金4万円、初月利息8,000円、生活費23万円、納税確保3万円の計56万8,000円を支える売上は、切り上げで月2,366,667円となります。
月22日・1日10か所・客単価1,500円なら、一停車で平均約7.2件の購入が必要です。通常の回収が続き、在庫が増減しない場合の現金維持の目安であり、減価償却を含む利益の基準とは異なります。遠方へ一か所足す場合は、そこで増える売上の24%と、追加の燃料・時間負担を比較します。
取消し・入金遅れ等の変更例
一つの条件だけを変え、ほかの支払と回収は基本モデルのままにします。欠行の例は仕入前に中止を決められた場合で、既に購入した生鮮品を無条件に返品できる想定にはしていません。
条件変更後の現金残高を比較する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 変更する条件 | 現金への差 | 変更後の対象月末残高 |
|---|---|---|
| 3か月目に2日欠行、仕入と当日燃料を停止 | 入金228,000円減、仕入180,000円・決済2,400円・燃料6,000円減 | 1,787,840円(3か月目) |
| 3か月目の廃棄原価が売上比3%から5%へ | 補充の仕入52,800円増、在庫は維持 | 1,774,640円(3か月目) |
| 3か月目だけルート延長で燃料が1日1,000円増 | 燃料22,000円増、売上増なし | 1,805,440円(3か月目) |
欠行で減った売上24万円のうち、翌月回収予定の1万2,000円も入らないため、4か月目以降の差は5万1,600円になります。仕入済みなら18万円をすべて減らせるとは限りません。停車場所を増やすより、既存の場所で必要な品物を欠かさない方が採算を改善する場合もあります。
愛知県での動線と地域実景
愛知県内でも住宅地、団地、山間部では、停車場所の間隔と補充拠点までの時間が違います。豊田市・岡崎市等の広い地域を候補にするなら、市全体の高齢者数ではなく、特定の曜日に訪問する場所ごとの利用予定を確認します。狭い道路や転回場所、朝夕の混雑も実走して記録します。
住民や施設への聞き取りでは、欲しい商品だけでなく、現在の買物方法、利用しやすい時刻、注文品の受渡し方法を確かめます。利用希望は購入の確約と分けて記録し、開始後に停車ごとの売上と滞在時間を見直す日を決めます。

停車場所を分ける
小牧市藤島町の車道と沿道出入口です。移動スーパーは走れる経路だけでなく、管理者の承諾を得た敷地等で、安全に乗降・会計・荷渡しができるかを確認します。写真の路上で販売できるという意味ではありません。横断の負担、雨天の待機場所、方向転換も現地で確かめます。
実景:小牧市藤島町・県道451号/2016年5月28日撮影/円周率3パーセント。原典・CC BY-SA 4.0。縮小・WebP変換。掲載画像も同ライセンス。撮影当時の記録で、現在の店舗・交通規制・通行量を示すものではありません。
融資相談に使う資料の準備
候補ルート図、実走時間、停車場所の承諾状況、品目別の仕入条件を用意します。保冷・積載を含む車両見積り、補充拠点の費用、欠行時の仕入停止条件を添え、日商の根拠が一日の作業に収まることを示します。
販売パートナー方式を選ぶ場合は、商品の所有者と廃棄負担、売上金の精算、手数料、車両更新、契約終了時の条件を相談資料へ加えます。独自仕入のモデルとは収益の表示が変わるため、契約書から資金表を作り直します。
未確定の売上や契約は、決定済みの内容と分けて記載します。見積書の日付、支払期限、発注の取消条件、融資の送金を待てる範囲を一枚にまとめると、自己資金で先に支払う額を確認できます。希望額だけを記入せず、減額された場合に何を延期するか、どの支払には期限があるかまで説明できる状態にします。
融資の相談では、設備の必要性と回収までの資金を示す
日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金は、事業に必要な設備資金・運転資金を案内しています。記事の試算額がそのまま対象額や借入可能額になるわけではありません。希望額を決めるときは、見積書、自己資金の経緯、受注・売上の根拠、開業後の支払予定を照合します。
公庫の創業予定者向け手続き案内では、創業計画書や設備資金の見積書などの準備書類が示されています。事業形態や申込内容に応じた必要書類を確認し、審査・契約・送金より前に支払期限が来る項目を相談時に伝えてください。融資のアイラボへの支援依頼が融資の申込要件になるものではなく、金融機関へ直接相談する方法もあります。
事業主の生活費や納税準備は、事業の設備費・運転資金の申込使途と分けて管理します。現金表に生活費が載っていることを理由に、その全額を事業融資で賄えるとは判断しません。実際の利用条件、対象費用、返済方法は、申込先へ事業計画を示して確認します。
相談前の状況を整理する3つの想定例
以下は説明用の架空の相談例です。実在するお客様の実績や融資結果を表すものではありません。
希望者はいるが距離が長い
停車ごとの見込売上と追加時間を比べ、曜日を分ける案や補充拠点の位置を検討します。
車両見積りだけで予算を決めた
保冷・拠点・初期在庫を追加し、欠行しても返済と生活費を払える残高まで確認します。
委託販売契約を提示された
売上金全額を自分の収入へ入れず、手数料と商品の所有・廃棄負担を契約に沿って整理します。
引き継いだ業種資料と確認履歴
元記事の確認履歴: 確認日:2026年9月9日。業務の整理にはJ-Net21を参照し、数値例と資金計画は編集部が独自に作成しています。古い資料の費用例を現在の相場として使用していません。
- J-Net21:移動スーパー
業態の整理と収益の構成。過去の市場統計・費用例・手続きは現在の条件へ転用しない。 - 愛知県:食品営業許可・届出制度
営業許可の対象外でも届出が必要となる場合と対象外区分。 - 愛知県警察:道路使用許可等
公道での露店等の許可申請案内。 - 日本政策金融公庫:新規開業・スタートアップ支援資金
事業に必要な設備資金・運転資金と、事業計画の確認・審査に関する案内。 - 日本政策金融公庫:創業予定の方のお手続き
創業計画書・設備見積書等の申込準備と、面談から契約・送金までの流れ。
業務条件に関する詳しいQ&A
移動スーパーとキッチンカーは同じ計画ですか。
調理の有無と取扱品、設備が異なります。この記事は仕入れた食品等を販売するモデルで、車内調理は含めていません。
一停車の必要客数はどう計算しますか。
日商を停車数と客単価に分解します。購入者数だけでなく、一人当たりの会計時間と販売準備を含む停車時間を確認します。
商品を委託で扱う場合も全額売上にしますか。
契約によります。商品の所有、販売手数料、売上金の精算を確認し、自己仕入のモデルと区別します。
調理をしなければ食品の届出は不要ですか。
一律には判断できません。取扱品、包装、保管方法などを示し、許可・届出・対象外の区分を保健所に確認してください。
どこに停車しても営業できますか。
販売場所の管理者の承諾や安全な動線を確認します。公道での営業に当たる場合は道路使用等の手続きを別に確認します。
廃棄は売上から引けばよいですか。
売れた商品の原価と廃棄原価を分け、追加仕入と在庫の動きも照合します。値引販売とは分けて記録してください。
補助金を車両代に含めてよいですか。
対象経費、交付条件、発注時期、入金時期を確認してから反映します。未決定の補助金を確実な開業時現金として置かないようにします。
確認した公式資料
確認日:2026年10月4日。以下の制度・業種の一次資料を確認しました。末尾の架空試算は既存記事から引き継いだ説明用モデルです。
- 愛知県:食品営業許可・営業届出
販売商品、保存方法、車内の作業内容を管轄保健所へ示して確認します。 - 愛知県警察:道路使用許可
道路上の販売等は場所・行為に応じて確認。私有地の承諾とは別です。 - 日本政策金融公庫:新規開業・スタートアップ支援資金
設備資金と運転資金。 - 日本政策金融公庫:創業予定の方のお手続き
計画書・見積書等の準備と融資までの流れ。
監修者・運営者情報

石川 康平
五常コンサルティング株式会社 代表取締役
2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。
- 執筆・編集
- 融資のアイラボ編集部
- 監修
- 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
- 公開日
- 2026年09月09日
- 最終更新日
- 2026年10月4日
- 制度情報の確認方法
- 日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。





