愛知県|シェアハウスの創業融資

愛知県のシェアハウス開業と創業融資
借上げ家賃・空室・共用設備の資金計画

空室があっても、建物の借上げ家賃は毎月かかります。12室の募集賃料より先に、何室入居すれば返済と暮らしを維持できるかを確認しましょう。

借上げ家賃は固定預り金を別管理工事前に用途確認

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着手金0円・契約不要・資料が未完成でも相談可能

シェアハウスの仕事と開業準備を表す人物入りの架空イメージ(AI生成)仕事の架空イメージ・AI生成
業種別公開日 2026年9月9日最終更新日 2026年9月9日
監修:五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平

シェアハウスは、個室の貸付けに共用の台所・浴室・家具の管理が加わる事業です。一般のアパート経営と比べ、入退去のたびの備品確認や生活ルールの調整に、運営者の時間が必要です。

本記事は個人が建物を借り上げ、12室を住居として転貸する架空例です。宿泊営業や管理手数料だけを受け取る受託方式とは分けて、借上げ家賃と共用費を負担する運営者の現金を追います。

入居が1室違うと、毎月の現金はどう変わるか
11室入居・月66万円4万1,000円残る
10室入居・月60万円1万2,000円減る

架空の定常比較。1室6万円、入居連動費7,000円、固定費28万円、元金6万円・初月利息1万2,000円、生活費15万円・納税確保4万円。預り敷金は含めません。

必要入居室数を開く →

先に押さえておきたい3つのポイント

POINT 1

借上げ家賃は固定

空室と入居連動費を分けて計算します。

POINT 2

預り金を別管理

敷金は返還に備え、仕入や返済に回しません。

POINT 3

工事前に用途確認

建築・消防と転貸の条件を先にそろえます。

目次を開く
PLAN CHECK

同じシェアハウスでも、負担するお金が違う

本記事建物を借りて転貸

所有者へ家賃を払い、個室の空室を負担。

自己所有購入して貸し出す

取得資金・建物修繕・物件借入を別計算。

管理受託管理料を受け取る

入居者家賃の総額を自社売上にしない。

本例の借入600万円は改修等のための計算上の仮定で、物件の購入ローンではありません。

OPENING STEPS

シェアハウスの開業準備を進める順序

  1. 01物件と貸し方を決める居住目的、個室数、共有設備を図面で示す。
  2. 02用途・転貸を確認する建築・消防の相談と所有者の条件を照合する。
  3. 03改修と管理を見積もる水回り、備品、清掃、退去対応を分ける。
  4. 04空室を含めて融資相談6室から入居が増える資金表を示す。
  5. 05契約と募集を整える説明書面、預り金管理、生活ルールを準備する。

個室の家賃だけでなく、共同生活を支える仕事を見積もる

主な収入は個室の家賃と共益費です。本例の1室6万円は家賃5万円・共益費1万円で、1人用の12室を上限とします。二人入居や日貸しを途中で追加すると、水回りの容量と契約条件が変わるため、同じ売上式へ足しません。

共用清掃は外部へ依頼しても、設備の故障受付、入退去の立会い、鍵と備品の管理は残ります。「管理会社に任せる」という一文ではなく、誰が何時までに対応し、何が追加料金になるかを決めます。事業主自身が住み込む場合は、販売できる室数が減る点も確認します。

借上げ方式では、所有者に支払う賃料と入居者から受け取る料金を別契約で確認します。満室になるまで賃料を免除してもらえるとは仮定しません。本例は開業初月から月20万円の借上げ家賃が発生し、開始前の保証金は初期支出に含めます。

開業までの支払と、開業後に残す現金を分ける

初期支出500万円と開業時に残す500万円を分けます。部屋数を増やす壁工事より前に、建物の用途、防火、避難、換気、水回りの条件を調べます。改修できる範囲と所有者の承諾がそろわない段階では、募集する室数を確定させません。

保証金は会計上の費用と同じではありませんが、支払時に現金が減るため初期支出へ入れます。退去時に返る見込みがあっても、開業直後の運転資金として使えるものには数えません。建物を購入する場合は、この500万円へ購入代を単純加算せず、取得税・登記・担保・融資期間から別案を作ります。

開業時に払うお金と、開業後に残すお金
調達する資金 1000万円
開業までに支払う500万円
開業時点で残る500万円

架空モデル。融資と自己資金が全額そろい、初期支出を払った直後の区分です。残るお金も、家賃・外注費・返済などに使います。

開業費の内訳を開く →

以下は個人事業で開業する説明用の架空モデルです。金額は円、消費税がかかる料金・支払は税込総額でそろえています。初期資金10,000,000円から開業支出5,000,000円を払い、5,000,000円を開業時現金とします。相場、推奨借入額、金融機関の承認条件を示す数字ではありません。

返済は100回(100か月)・据置なし・元金均等、年2.4%を月割りする説明上の仮定です。実際の返済日数、手数料、保証料、借入条件で金額は変わります。事業主の生活費と借入元金は損益上の経費にせず、現金の減少として分けています。設備購入と減価償却も二重に支出へ計上しません。

月末欄は、納税用に別管理する金額を差し引いた「利用可能現金」です。納税確保は外部への支払ではありません。6か月内に事業主本人の所得税・住民税・消費税を実際に納付しない仮定で、実際の納付予定がある場合は確保額と支払を照合して差し替えます。税額を示す試算ではなく、個人の社会保険等は生活費側に含めます。

調達は借入6,000,000円、自己資金4,000,000円の仮定です。初期支出に含めた項目を、月々の現金表で再び引きません。

開業費の内訳と見積条件

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

開業までの支払と、開業後に残す現金を分ける
開業までに払う項目仮定額(円)見積りの確認条件
所有者への保証金・契約費1,200,000返還条件、償却、契約期間。開業月の家賃は月額欄
用途・建物調査と設計500,000既存図面、用途、避難、防火の確認
改修・共用水回り1,800,000所有者承諾、工事範囲、追加工事
家具・家電・各室備品1,000,00012室と共用部分。搬入設置を含む
募集写真・初回清掃・鍵等500,000開業時のみ。毎月の清掃は固定費
合計5,000,000残りを開業時の現金とする

募集12室と実際に入居した室数を分ける

月6万円の部屋が12室あるため、満室時の料金収入は72万円です。ただし、6か月計画では6・7・8・9・10・11室と段階的に増える仮定にします。内見予約や問い合わせを、契約済みの入居室に読み替えません。

本例は各月初に入居状態が確定し、その月の料金を同月に回収する簡略モデルです。実際には翌月分を前月に受け取る契約もあります。その場合は前受けとなる家賃を対象月と結び付け、引渡し前に多額の入金があっても余裕資金と判断しないようにします。

入居室数と料金収入の6か月仮定

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

募集12室と実際に入居した室数を分ける
月入居室/募集室1室の月額料金収入(円)実入金(円)
1か月目6/1260,000360,000360,000
2か月目7/1260,000420,000420,000
3か月目8/1260,000480,000480,000
4か月目9/1260,000540,000540,000
5か月目10/1260,000600,000600,000
6か月目11/1260,000660,000660,000

5か月目は10室で60万円、6か月目は11室で66万円です。入居者が同じでも家賃の滞納があれば実入金は減ります。家賃保証を付ける場合も、対象範囲、免責、立替までの日数を確認し、当日に必ず入金されると見込まないでください。

共益費1万円は、そのまま利益になる追加料金ではありません。電気・ガス・水道、清掃、通信などに充てる契約上の負担を確認します。消費税の取扱いは住宅貸付けや共益費の内容によるため、一般の商品売上と同じ税率で一括処理しないようにします。

部屋数の上限と、管理に使える時間を照合する

個室が12室あることだけで12人の受入れが可能とは判断できません。建築・消防の条件、水回りの使用状況、募集媒体の掲載条件を確認したうえで定員を決めます。過密な増室を資金不足の解決策にしないことが大切です。

事業主は月40時間を運営に確保する仮定です。清掃は委託費を払いますが、点検や連絡まで消えるわけではありません。他の仕事と兼業する場合は、故障が集中した日の代行者と有料対応の条件を用意します。

作業時間と受注できる量の条件

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

部屋数の上限と、管理に使える時間を照合する
作業・条件架空モデルの能力・時間確認する点
日常点検・連絡月16時間水漏れ、ゴミ、騒音、備品の記録
入退去・内見4件×3時間=12時間移動・説明・鍵渡しを含む仮定
会計・募集・所有者報告月8時間家賃回収と預り金照合
突発対応の余白月4時間合計40時間。超過時は有料代行を再見積り

入居を増やすため毎月イベントを行うなら、材料費だけでなく準備・片付け時間も追加します。本例はイベント収入も有料交流サービスも含めていません。共同生活の魅力は募集に役立ちますが、誰でも同じ生活様式を好むという前提では募集しません。

毎月の費用と、現金を維持できる売上を確認する

固定費は月28万円、入居に伴う費用は1人7,000円です。後者は水道光熱の増分5,000円と消耗品2,000円の仮定で、基本料金等は固定費側の条件に含めます。冬季の給湯費が多い物件では、年間の請求記録から上限月を試してください。

毎月の固定費の内訳

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

毎月の費用と、現金を維持できる売上を確認する
毎月の項目仮定額(円)含める範囲
借上げ家賃200,000空室でも月額全額を払う
共用清掃30,000定期訪問。特別清掃は別
通信・水道光熱基本分10,000使用量による増分は1人当たり費用
保険・設備保守10,000補償範囲と免責を確認
募集・広告15,000継続募集の予算
会計・管理連絡15,000事業主の生活費は別
合計280,000数量連動費・返済・生活費・納税確保は別

従業員の雇用は含めず、事業主の生活費を毎月15万円引き出す仮定です。清掃の委託費と、自分で行う月40時間の管理を分けています。作業を他人に移す場合は委託料または雇用費を追加します。

1室当たり6万円から7,000円を引いた5万3,000円が固定費等を支える金額です。固定費28万円だけなら6室で上回りますが、返済元金6万円・初月利息1万2,000円・生活費15万円・納税確保4万円も維持するには月54万2,000円が必要です。54万2,000円÷5万3,000円を切り上げると11室になります。

11室は募集上限12室の約92%です。満室まであと1室という運営では、長期空室や設備交換を織り込む余裕が小さくなります。借上げ家賃、生活費の引出額、室数の現実性を契約前に見直します。これは利益の損益分岐点ではなく、借入元金や別管理の資金を含む現金維持の目安です。

請求額と実入金を、支払月に合わせて追う

開業時現金500万円は、初期支出を払い終えた後の自分の資金です。入居者から預かる敷金はここに足しません。1人5万円を預かり、退去がない基準例では、6室時点で30万円、11室時点で55万円を返還用として別管理します。

入居者からの入金と、毎月の支払を結び付ける
  1. 入居・料金回収本例は当月分を当月回収。敷金は別管理。
  2. 同月の運営借上げ家賃、清掃、光熱等を支払う。
  3. 月末の確認返済・生活費・納税確保後の現金を確認。

本例の月順を示す図です。実際の家賃期日が前月払いなら、資金表の入金月を移します。

支払月別の残高を開く →
6か月の月末現金残高
1か月目477万6,000円
2か月目460万5,120円
3か月目448万7,360円
4か月目442万2,720円
5か月目441万1,200円
6か月目445万2,800円

架空モデル。開始時500万円。事業支払・元金・利息・生活費・納税用の確保後。最少は441万1,200円です。棒は共通の基準500万円で比較。納税用の別管理額は含めません。

支払月別の残高を開く →
6か月の利用可能現金を確認する

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

請求額と実入金を、支払月に合わせて追う
月実入金事業支払元金/利息生活費/納税確保月末の利用可能現金
1か月目360,000322,00060,000/12,000150,000/40,0004,776,000
2か月目420,000329,00060,000/11,880150,000/40,0004,605,120
3か月目480,000336,00060,000/11,760150,000/40,0004,487,360
4か月目540,000343,00060,000/11,640150,000/40,0004,422,720
5か月目600,000350,00060,000/11,520150,000/40,0004,411,200
6か月目660,000357,00060,000/11,400150,000/40,0004,452,800

最も少ない月末現金は4,411,200円です。納税等のため別管理するお金を除いた残高で、通帳残高とは一致しない場合があります。月末表だけでは月中の不足は分かりません。家賃、仕入、外注費の支払日と入金日を日付順に並べて確認します。

6か月末の利用可能現金は445万2,800円です。別管理の敷金55万円と納税確保24万円も同じ通帳にある場合、通帳残高は524万2,800円になります。その差79万円は使える現金に戻しません。

敷金を全額返す退去例では、預り残高と銀行預金が同額減るだけで、利用可能現金から再び敷金を引きません。一方、通常損耗の修繕や募集費は運営者の負担条件を確認して別に支払います。退去者の敷金で必ず全額を相殺できると考えないようにします。

空室、滞納、給湯交換で必要な現金を試す

下の3例は独立した変更です。借上げ家賃は減らさず、生活費と返済も基準どおり続けます。空室例だけは入居に伴う7,000円の支出が減ります。

条件が変わると、残る現金はいくら違うか

各行は「基準 → 変更後」。増減額と棒を同じ基準で比較します。

5・6か月目に2室少ない

この例の入退去と敷金
  1. 4か月末:9室預り敷金45万円
  2. 5か月目:8室月初に1室退去・新規入居なし
    敷金5万円を返還 → 40万円
  3. 6か月目:9室月初に1室入居
    敷金5万円を受領 → 45万円

返還用の敷金は別管理。利用可能現金には含めません。

5か月目−10万6,000円
441万1,200円→430万5,200円
6か月目−21万2,000円
445万2,800円→424万800円

6か月の最少:6か月目 424万800円

5か月目の6万円を翌月回収

5か月目−6万円
441万1,200円→435万1,200円
6か月目0円
445万2,800円→445万2,800円

6か月の最少:5か月目 435万1,200円

5か月目に給湯設備を交換

5か月目−40万円
441万1,200円→401万1,200円
6か月目−40万円
445万2,800円→405万2,800円

6か月の最少:5か月目 401万1,200円

各例は基準から独立した変更で、重ね合わせません。棒の全幅は増減40万円。生活費・返済・納税の確保条件は基準と同じ。敷金残高は上の入退去に応じて変わります。

変更後6か月の残高を開く →

5・6か月目に2室少ない:4か月末までは基準と同じ9室入居です。5か月目の初めに1室が退去し、その月は新規入居なしで8室、6か月目の初めに1室入居して9室とします。基準の10室・11室に比べて各月2室少なく、料金入金は各12万円、水道光熱等は各1万4,000円減るため、利用可能現金は2か月で21万2,000円減ります。敷金は4か月末45万円から、5か月目の初めに退去者へ5万円を全額返還して40万円、6か月目の新規入居で5万円を預かり45万円になります。受領・返還は別管理の預り金と銀行預金に同額を記録し、利用可能現金へ足したり再び引いたりしません。退去に伴う追加修繕費・募集費や違約金はない架空条件です。実際に発生する場合は別途加えます。 この条件では5か月末4,305,200円、6か月末4,240,800円です。

5か月目の6万円を翌月回収:5か月目に予定した6万円が6か月目に入る仮定です。最終月には追いつきますが、5か月目の支払期日は待ってくれません。未収家賃の記録と督促・保証会社への手続を契約条件に沿って進めます。 この条件では5か月末4,351,200円、6か月末4,452,800円です。

5か月目に給湯設備を交換:運営者負担の給湯設備交換を5か月目に40万円払う仮定です。本例に修繕専用の積立はないため、全額が利用可能現金から減ります。所有者負担なら立替の有無と精算日を別の条件として確認します。 この条件では5か月末4,011,200円、6か月末4,052,800円です。

各変更例の入金差・支払差と6か月残高

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

空室、滞納、給湯交換で必要な現金を試す
変更例/月入金の増減(円)支払・確保の増減(円)変更後残高(円)
5・6か月目に2室少ない/1か月目004,776,000
5・6か月目に2室少ない/2か月目004,605,120
5・6か月目に2室少ない/3か月目004,487,360
5・6か月目に2室少ない/4か月目004,422,720
5・6か月目に2室少ない/5か月目-120,000-14,0004,305,200
5・6か月目に2室少ない/6か月目-120,000-14,0004,240,800
5か月目の6万円を翌月回収/1か月目004,776,000
5か月目の6万円を翌月回収/2か月目004,605,120
5か月目の6万円を翌月回収/3か月目004,487,360
5か月目の6万円を翌月回収/4か月目004,422,720
5か月目の6万円を翌月回収/5か月目-60,00004,351,200
5か月目の6万円を翌月回収/6か月目60,00004,452,800
5か月目に給湯設備を交換/1か月目004,776,000
5か月目に給湯設備を交換/2か月目004,605,120
5か月目に給湯設備を交換/3か月目004,487,360
5か月目に給湯設備を交換/4か月目004,422,720
5か月目に給湯設備を交換/5か月目0400,0004,011,200
5か月目に給湯設備を交換/6か月目004,052,800

同時に空室と設備故障が起こる場合は、差額を重ねた別表を作ります。月末がプラスでも、給湯工事の前金が月初に必要なら、予定残高と支払順序を日単位で確認します。管理室数を増やす前に1棟目の運営記録を蓄積することが、借上げ条件の判断材料になります。

転貸の契約と、建築・消防の条件を工事前にそろえる

国土交通省の多人数居住建物に関する案内を踏まえ、個室の仕切り、採光、避難経路、防火上の取扱いを建築担当窓口と消防へ相談します。用途変更の確認申請が不要となる場合でも、必要な建築基準や消防設備まで不要になるわけではありません。建物規模だけで手続き不要と断定しません。

国土交通省のサブリース制度案内では、所有者から借りて第三者へ転貸する仕組みと、特定賃貸借契約の説明・書面交付等が整理されています。本例の運営者は所有者へ説明する側にもなります。転貸承諾だけを取得して準備完了とせず、該当する規制と契約書面を専門家・担当窓口へ確認してください。

住宅としての継続居住を想定した本例に、観光客への日貸しや宿泊サービスは含みません。契約の名称や一定の日数だけで旅館業等の対象外とは判断せず、実際の使い方を保健所に示します。賃貸仲介を他人のために行う場合も、自ら転貸する本例とは免許の検討範囲が異なります。

愛知県の通勤・通学経路と、共同生活の条件を調べる

候補地では昼の駅距離だけでなく、帰宅時間の道、買物、駐輪、ゴミの出し方を確認します。車で通う入居者を想定する場合は、敷地内外の駐車場契約と費用を別に調べます。勤務先の多さだけで入居率を確定させず、募集賃料と共益費の総額が近い部屋を比較します。

下の写真は豊橋駅東口の歩行者デッキです。住宅そのものの写真ではありません。駅から候補物件までの実際の移動と周辺生活を調べる出発点として使い、写真に写る景観から現在の募集需要を推定しません。

豊橋市・豊橋駅東口の歩行者デッキ。2016年3月21日撮影
豊橋駅から候補物件までの経路を確かめる

通勤・通学の乗換え、最終便、夜間の徒歩経路を実地で確認し、駅前と住宅地の条件を分けて記録します。

実景:豊橋市・豊橋駅東口の歩行者デッキ/2016年3月21日撮影/663highland。原典・CC BY 2.5。縮小・WebP変換。撮影時の記録で、現在の店舗・交通規制・営業可否を示すものではありません。

創業融資の相談資料を、取引と支払の証拠でそろえる

融資相談には、建物賃貸借契約案、転貸条件、図面、建築・消防への相談記録、工事見積書、設備の負担区分をそろえます。所有者の承諾事項と工事発注の前提条件が一致しているかを確認します。

募集計画は12室の一覧に家賃・共益費・入居予定日を付け、未契約と契約済みを分けます。6か月の利用可能現金表のほか、敷金の預り・返還台帳、管理対応の時間表、借上げ契約終了時の原状回復条件を用意すると、運営上の負担が伝わります。

未確定の契約・見積りは確定分と分け、日付と有効期限を付けます。金融機関に相談する前に、融資の送金まで待てる支払と先に期限が来る支払を分けておくと、必要な自己資金を確認できます。借入が希望どおりにならない場合に延期できる設備と、縮小すると売上能力も下がる設備を区別してください。

住宅の転貸事業として、対象資金と融資窓口を確認する

公庫の中小企業事業の案内には、アパート・マンション経営資金を対象外とする記載があります。「不動産業」という呼び方だけで一般の創業資金の対象と決めず、建物を借りて個室を住居用に転貸する計画であることを金融機関へ具体的に示します。

本例の借入600万円は返済額を計算するための仮定です。改修、家具、保証金、開業後の運営資金ごとに対象可否を確認し、契約期間と返済期間、所有者の承諾、工事設備の所有関係を説明します。国民生活事業、制度融資、民間金融機関でも取扱条件を個別に確認してください。

自己資金400万円の出所と、生活費・納税用に必要なお金を分けます。返還義務のある入居者敷金は自己資金の根拠にしません。支援会社への依頼は融資申込の条件ではなく、金融機関へ直接相談することもできます。融資実行前に保証金や工事代を払う場合は、手元資金の必要額と支払期限を先に相談します。

相談前の状況を整理する3つの想定例

以下は説明用の架空の相談例です。実在するお客様の実績や融資結果を表すものではありません。

架空の相談例 1

空室でも家賃が満額発生する

満室収入72万円から借上げ20万円だけを引いて判断していた想定例。入居連動費、清掃、生活費、返済を加えると必要入居は11室となり、家賃条件と募集期間を見直します。

架空の相談例 2

敷金を改修の追加費用に回したい

預り敷金を手元資金と見ていた想定例。返還残高を別台帳へ移し、追加工事は自己資金か別の調達案で準備します。

架空の相談例 3

自宅を改装して始めたい

借上げではなく自己所有の想定例。住宅ローンの契約条件、用途、販売できる室数、家計と事業の費用配分を先に確認し、本記事の借上げ表をそのまま使いません。

創業融資サポートを利用したお客様の声

支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。

融資のアイラボの料金と支援範囲

着手金0円・成功報酬5%+税

報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。

候補制度の整理必要資金の確認創業計画書の作成支援提出資料の確認面談質問の準備申込前後の進行整理

契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。

シェアハウスの開業・創業融資でよくある質問

取り扱う商品や設備・出店条件によって計画が変わります。具体的な契約書・見積書を手元に置き、自分の条件と照らし合わせてください。

普通のアパート経営と何が違いますか。

個室の貸付けに共用設備と共同生活の管理が加わります。借上げ方式なら空室でも所有者への家賃が続くため、入居者からの料金と別契約で管理します。

12室すべて埋まれば安心ですか。

本例は11室で返済等を含む現金維持の目安に届きますが、設備交換や月中の支払は別です。満室を続ける前提だけで契約せず、空室が増えた場合も計算します。

敷金は運転資金に含めますか。

返還義務のある敷金は利用可能現金から除きます。本例の6か月末55万円は別管理です。返還時にも利用可能現金から二重に引かないようにします。

小さい建物なら手続きは不要ですか。

建物の規模だけで不要とは判断できません。用途、仕切り、採光、防火、避難、水回り等を建築担当窓口と消防へ確認してから工事と募集を進めます。

短期間だけ貸しても住宅賃貸ですか。

期間や契約名だけでは決まりません。宿泊者向けの営業やサービスを行う場合は、実態を保健所へ示し、旅館業等の手続きを確認します。

公庫の創業融資を使えますか。

住宅の転貸事業の内容と、保証金・改修・家具等の資金使途を示して個別確認します。公庫でも事業部門で対象業種の扱いが異なるため、本記事の借入額を承認条件とは考えません。

最初に持参する資料は何ですか。

建物の図面、借上げ契約案と転貸条件、工事見積り、建築・消防の相談記録、室別の募集計画と6か月の現金表を用意します。未確定事項には確認先と期限を付けます。

確認した公式資料

確認日:2026年9月9日。業務の整理にはJ-Net21を参照し、数値例と資金計画は編集部が独自に作成しています。古い資料の費用例を現在の相場として使用していません。

この記事の監修者・運営者情報

監修者 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川康平
監修者

石川 康平

五常コンサルティング株式会社 代表取締役

2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。

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執筆・編集
融資のアイラボ編集部
監修
五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
公開日
2026年9月9日
最終更新日
2026年9月9日
制度情報の確認方法
日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。

※冒頭の仕事・人物画像はAIで生成した架空のイメージで、実在のスタッフや施設ではありません。地域写真には撮影地・撮影日・出典を表示しています。「お客様の声」と監修者の写真は、実際のお客様・監修者の写真です。

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