スポーツバーでは、席が空いていても画面が見えなければ観戦席として売れない場合があります。試合中は同じ客が長く滞在し、休憩時間には飲料と会計が集中します。一般的なバーの回転率をそのまま使うと、売上と人手の両方を見誤ります。
本例は24席、月24日営業の個人店です。観戦日8日と非観戦日16日を分け、開業後6か月を試算します。この日数は放映予定を確定した架空条件で、実際の日程や権利を保証するものではありません。
8日×24人×4500円
16日×22人×3200円
合計199万400円。24日すべてを観戦日の満席として扱わない架空例。
日数別の売上と入金を開く →先に押さえておきたい3つのポイント
権利を確認
個人向け視聴契約で営業利用を判断しません。
見える席を数える
柱・反射・他の客の頭を現地確認。
試合以外を計画
非観戦日の人数と注文を別に置きます。
目次を開く
応援する競技と通常営業を一緒に設計する
リーグ休止期の来店理由が必要。
同時開催時の音声・座席を事前案内。
料理や会話を求める客との運営を整理。
競技数が増えるほど必要な契約や運営も変わります。月8日という例を通年の実績と扱いません。
開業準備の進め方
- 01対象客と競技日程・時間帯を調べる
- 02商用利用の確認配信元へ店舗利用を相談
- 03物件と視界各席から画面を確認
- 04非観戦日を試す料理・飲料の注文を記録
- 05模擬観戦営業休憩時の集中と会計を測る
放映権と視聴環境を、設備購入より先に確認する
テレビや配信端末を買っても、好きな競技を自由に店内放映できるとは限りません。DAZNなどの公式な法人・店舗向けサービスを確認し、対象大会、利用地域、画面数、同時接続、録画や告知素材の扱いを契約ごとに照合します。個人用アカウントを営業利用する前提で計画を作らず、見積りと利用条件を保存します。
試合が延期された場合、別競技を流せばよいとは限りません。予約客への連絡、通常営業への切替え、特別料金の扱い、予約金の返金条件を先に決めます。本例は特別な観戦料や前受予約金を含めず、料理・飲料の平均支払額で計算しています。追加料金を設定する場合は内容を明示し、契約上可能かも確認します。
24席は画面を見られる席数として現地検証する目標です。柱の陰、入口の光、窓の反射、スピーカーの音量、隣席の立ち上がりを確認します。見切れ席を通常の観戦席と同額で売るなら説明が必要です。画面を増やしても避難動線や配線が不適切にならないよう施工と消防の相談を行います。
非観戦日は会話と軽食を楽しむ通常営業とし、観戦日より低い客単価3200円を置きます。観戦日の4500円との差は滞在中の注文構成を測って裏付けます。長く座れば必ず追加注文が増えるとは限らず、飲み放題に変えると原価や提供量も変わります。
開業までの支払と、開業後に残す現金を分ける
借入650万円と自己資金500万円を合わせ1150万円、開業支出700万円、開始時の現金450万円という仮定です。画面、音響、通信の予算は一式の価格だけで比較せず、配線・設置・初期設定と保守の範囲を確認します。
インターネットの開通が内装工事と同じ日に終わるとは限りません。回線の工期と端末の動作確認、商用契約の開始日を工程表へ入れます。機器故障の代替と回線障害の代替は分け、予備回線でも視聴可能か契約と実地テストで確認します。
架空モデル。融資と自己資金が全額そろい、初期支出を払った直後の区分です。残るお金も、家賃・外注費・返済などに使います。
開業費の内訳を開く →以下は個人事業で開業する説明用の架空モデルです。金額は円、消費税がかかる料金・支払は税込総額でそろえています。初期資金11,500,000円から開業支出7,000,000円を払い、4,500,000円を開業時現金とします。相場、推奨借入額、金融機関の承認条件を示す数字ではありません。
返済は100回(100か月)・据置なし・元金均等、年2.4%を月割りする説明上の仮定です。実際の返済日数、手数料、保証料、借入条件で金額は変わります。事業主の生活費と借入元金は損益上の経費にせず、現金の減少として分けています。設備購入と減価償却も二重に支出へ計上しません。
月末欄は、納税用に別管理する金額を差し引いた「利用可能現金」です。納税確保は外部への支払ではありません。6か月内に事業主本人の所得税・住民税・消費税を実際に納付しない仮定で、実際の納付予定がある場合は確保額と支払を照合して差し替えます。税額を示す試算ではなく、個人の社会保険等は生活費側に含めます。
調達は借入6,500,000円、自己資金5,000,000円の仮定です。初期支出に含めた項目を、月々の現金表で再び引きません。
開業費の内訳と見積条件
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 開業までに払う項目 | 仮定額(円) | 見積りの確認条件 |
|---|---|---|
| 物件契約 | 1,400,000 | 保証金等 |
| 内装・防音・配線 | 2,000,000 | 視界と音漏れ |
| 厨房・冷蔵 | 1,300,000 | 軽食と飲料 |
| 映像・音響・通信機器 | 1,000,000 | 設置設定を含む仮定 |
| 家具・初回在庫 | 600,000 | うち食材飲料在庫30万円 |
| 採用・準備・契約開始 | 400,000 | 営業前の支払 |
| 試運転・追加工事 | 300,000 | 対象範囲を確認 |
| 合計 | 7,000,000 | 残りを開業時の現金とする |
観戦日8日と非観戦日16日を別々に積み上げる
非観戦日は1日12人から22人、観戦日は16人から24人へ増える仮定です。6か月目は非観戦352人、観戦192人で合計544人。売上は199万400円です。観戦日の24人は1日1回の来店人数で、同じ客を試合前後に重複して数えません。
1人当たり食材・飲料の使用額は非観戦900円、観戦1400円です。6か月目の使用額は58万5600円。初回在庫30万円を維持するため、使用額と同額を毎月補充し支払う設定です。放映契約費は人数で増える食材費へ混ぜず、下の固定費に月6万円の仮定を置きます。実際の料金は別見積りです。
月8観戦日を確保できない季節は、8日を据え置かず通常営業日へ移して人数と単価を変更します。営業日そのものを減らす場合、家賃や契約費まで同率に減るとは限りません。過去の大会で満席だった一日だけを、毎月の予測根拠には使いません。
客数・売上・実入金・仕入支払の6か月比較
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 月 | 非観戦日の人数/日 | 観戦日の人数/日 | 売上(円) | 実入金(円) | 使った食材等(円) | 仕入等の支払(円) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1か月目 | 12 | 16 | 1,190,400円 | 476,160円 | 352,000円 | 352,000円 |
| 2か月目 | 14 | 18 | 1,364,800円 | 1,238,733円 | 403,200円 | 403,200円 |
| 3か月目 | 16 | 20 | 1,539,200円 | 1,409,994円 | 454,400円 | 454,400円 |
| 4か月目 | 18 | 22 | 1,713,600円 | 1,581,254円 | 505,600円 | 505,600円 |
| 5か月目 | 20 | 24 | 1,888,000円 | 1,752,515円 | 556,800円 | 556,800円 |
| 6か月目 | 22 | 24 | 1,990,400円 | 1,894,976円 | 585,600円 | 585,600円 |
客数は開業からの経過月で置いた仮定です。季節・曜日・天候で置き換える際は、営業日数と単価も同時に確認します。全員が最も高い商品を選ぶ計算にせず、注文記録や試食会の購入結果から平均を作ってください。割引や返金がある場合は、その分を減らした売上と決済額で計算し直します。
長い滞在と、休憩時間の一斉注文に備える
観戦客が150分滞在し、入替え15分を加えると1組165分です。観戦枠180分では2回転できず、24席の1回として扱います。非観戦日は営業時間内の延べ22人の計画で、観戦日の客と同日に足していません。
休憩15分に24人が1杯ずつ頼み、1杯の用意に1分かかれば延べ24分です。飲料担当1人では15分に収まりません。2人の担当なら理論上30分の作業枠ですが、運搬・追加注文・洗浄も必要なので、受注を分散する案内と簡単に提供できる品目を用意します。
24杯×1分。運搬などは別
2人なら延べ30分。余裕は実測
杯数と所要時間は架空例。飲酒量を勧める図ではなく、注文処理の能力比較。
営業枠と配置を開く →作業時間と受注できる量の条件
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 作業・条件 | 架空モデルの能力・時間 | 確認する点 |
|---|---|---|
| 観戦枠 | 150分+入替え15分=165分 | 180分枠に1回 |
| 飲料集中 | 24杯×1分=24分 | 15分に2人で担当する想定 |
| 店主 | 9時間×24日+事務16時間=232時間 | 休憩と日程調査を別配置 |
| 雇用 | 月280時間の予算枠 | 人件費38万円。採用条件で再見積り |
予約受付と画面操作を店主がすべて担当すると、通信不良の間に配膳や会計が止まります。接客担当が通常営業を続ける手順を作り、音が出ない、映らない、延長戦になった場合の案内文を準備します。未成年者への酒類提供防止と帰路の確認も、観戦の盛り上がりと別に運営します。
毎月の費用と、現金を維持できる売上を確認する
数量に伴って増える食材等と、来店が少なくても発生する家賃・人件費等を分けます。下の比較図は、最終月と同じ販売構成が毎月続き、その月相当のカード代金も安定して回収できる状態です。開業直後の実入金とは区別して読みます。
架空の別比較。カード手数料は売上の60%に3%、円に丸める。初月の利息で比較し、食材の購入量・前払残高は増減しない条件。実際の6か月目の現金増加とは一致しません。
毎月の固定費を開く →毎月の固定費の内訳
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 毎月の項目 | 仮定額(円) | 含める範囲 |
|---|---|---|
| 人件費確保 | 380,000 | 給与・事業主負担等 |
| 家賃 | 150,000 | 契約総額 |
| 光熱費 | 70,000 | 厨房・映像機器 |
| 商用放映契約 | 60,000 | 架空予算。実料金は要見積り |
| 通信・会計 | 30,000 | 回線とPOS |
| 保険・保守 | 30,000 | 機器等 |
| 販促・清掃 | 30,000 | 告知と衛生 |
| 合計 | 750,000 | 数量連動費・返済・生活費・納税確保は別 |
雇用予算は給与・事業主負担の保険料等を合わせた確保額です。給与振込、源泉税・社会保険料の納付に分かれる分も、自由に使える現金へ戻しません。納付時に同じ額を再度引くと二重計上になります。採用単価、労働時間、休憩、時間外割増、最低賃金、保険の適用は雇用条件に合わせて見積もり直します。生活費欄は事業主本人分で、従業員の給与とは別です。
通常営業日の料理や飲料を増やす施策は、追加の仕込み時間も合わせて判断します。観戦客だけに合わせた大音量を続けると、会話を求める通常客には合わない場合があります。日別の客数、注文、滞在、再来店を確認し、席数を増やす前に営業日の構成を改善します。
請求額と実入金を、支払月に合わせて追う
支払方法は現金40%、カード60%とし、カード代金は翌月に手数料3%を引いて一括入金される架空契約です。現金売上と前月カードの手取りを合算して円単位に丸めます。初月は前月売上がないためカード入金はゼロです。実際には売上締日、休日、取消、売上保留などを契約書から差し替えます。
表の実入金はすでにカード手数料を引いた金額です。同じ手数料を事業支払からもう一度引きません。一方、利益を別に計算するときには、その月の売上に対応する手数料と食材の使用額を照合します。仕入のまとめ買いや前払いがある場合、支払額をそのまま当月の食材原価にしないよう注意します。
- 開業前設備と初回在庫を払い、残る現金を確認
- 営業月食材を仕入れ、現金売上40%を回収
- 翌月前月カード売上60%から3%を引いて入金
現金とカードの回収時点を分けた架空例。納税用・給与等の未払分は利用可能現金から除外。
支払月別の残高を開く →架空モデル。開始時450万円。事業支払・人件費確保・元金・利息・生活費・納税用の確保後。最少は301万9,721円です。棒は共通の基準450万円で比較。納税用の別管理額は含めません。
支払月別の残高を開く →6か月の利用可能現金を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 月 | 実入金 | 仕入等支払+固定費・人件費確保 | 元金/利息 | 生活費/納税確保 | 月末の利用可能現金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1か月目 | 476,160 | 1,102,000 | 65,000/13,000 | 250,000/40,000 | 3,506,160 |
| 2か月目 | 1,238,733 | 1,153,200 | 65,000/12,870 | 250,000/40,000 | 3,223,823 |
| 3か月目 | 1,409,994 | 1,204,400 | 65,000/12,740 | 250,000/40,000 | 3,061,677 |
| 4か月目 | 1,581,254 | 1,255,600 | 65,000/12,610 | 250,000/40,000 | 3,019,721 |
| 5か月目 | 1,752,515 | 1,306,800 | 65,000/12,480 | 250,000/40,000 | 3,097,956 |
| 6か月目 | 1,894,976 | 1,335,600 | 65,000/12,350 | 250,000/40,000 | 3,289,982 |
最も少ない月末現金は3,019,721円です。納税等のため別管理するお金を除いた残高で、通帳残高とは一致しない場合があります。月末表だけでは月中の不足は分かりません。家賃、仕入、外注費の支払日と入金日を日付順に並べて確認します。
6か月目のカード売上から手数料を引いた1,158,413円は7か月目の入金予定です。6か月末の表へ繰り上げて入れません。7か月目も家賃・人件費・返済等が続くため、未回収額をそのまま利益や自由資金とせず、次の月の支出と合わせます。
客数減・入金延期・食材等の追加費を別々に試す
以下の3例は、同じ基準計画から一つずつ条件を変えています。売上が下がる例では、その月の現金回収と翌月のカード入金、変更可能な仕入を合わせて見直します。すでに発注済みで取り消せない原料は、客数が減っただけで支払を取り消しません。
各行は「基準 → 変更後」。増減額と棒を同じ基準で比較します。
5か月目だけ非観戦日の客が1日2人減る
6か月の最少:4か月目 301万9,721円
5か月目のカード入金10万円が翌月へ
6か月の最少:5か月目 299万7,956円
5か月目だけ代替回線等に追加8万円
6か月の最少:5か月目 301万7,956円
各例は基準から独立した変更で、重ね合わせません。棒の全幅は増減10万円。生活費・返済・別管理の条件は基準と同じ。
変更後6か月の残高を開く →5か月目だけ非観戦日の客が1日2人減る:5か月目だけ非観戦日の来店を1日2人、計32人減らし、6か月目は基準へ戻します。売上10万2400円、変更可能な食材等の補充2万8800円を減らす設定です。観戦日は変えません。 この条件では5か月末3,085,796円、6か月末3,218,225円です。
5か月目のカード入金10万円が翌月へ:5か月目に受け取るカードの手取り10万円だけが6か月目へ遅れる例です。試合や料理の販売自体は減らしていません。 この条件では5か月末2,997,956円、6か月末3,289,982円です。
5か月目だけ代替回線等に追加8万円:5か月目だけ通信障害に備えた代替手配等の追加支払8万円が発生し、営業と売上は維持できた例です。映像が止まり返金や休業になる場合は、その分を別途加えてください。 この条件では5か月末3,017,956円、6か月末3,209,982円です。
各変更例の入金差・支払差と6か月残高
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 変更例/月 | 入金の増減(円) | 支払・確保の増減(円) | 変更後残高(円) |
|---|---|---|---|
| 5か月目だけ非観戦日の客が1日2人減る/1か月目 | 0 | 0 | 3,506,160 |
| 5か月目だけ非観戦日の客が1日2人減る/2か月目 | 0 | 0 | 3,223,823 |
| 5か月目だけ非観戦日の客が1日2人減る/3か月目 | 0 | 0 | 3,061,677 |
| 5か月目だけ非観戦日の客が1日2人減る/4か月目 | 0 | 0 | 3,019,721 |
| 5か月目だけ非観戦日の客が1日2人減る/5か月目 | -40,960 | -28,800 | 3,085,796 |
| 5か月目だけ非観戦日の客が1日2人減る/6か月目 | -59,597 | 0 | 3,218,225 |
| 5か月目のカード入金10万円が翌月へ/1か月目 | 0 | 0 | 3,506,160 |
| 5か月目のカード入金10万円が翌月へ/2か月目 | 0 | 0 | 3,223,823 |
| 5か月目のカード入金10万円が翌月へ/3か月目 | 0 | 0 | 3,061,677 |
| 5か月目のカード入金10万円が翌月へ/4か月目 | 0 | 0 | 3,019,721 |
| 5か月目のカード入金10万円が翌月へ/5か月目 | -100,000 | 0 | 2,997,956 |
| 5か月目のカード入金10万円が翌月へ/6か月目 | 100,000 | 0 | 3,289,982 |
| 5か月目だけ代替回線等に追加8万円/1か月目 | 0 | 0 | 3,506,160 |
| 5か月目だけ代替回線等に追加8万円/2か月目 | 0 | 0 | 3,223,823 |
| 5か月目だけ代替回線等に追加8万円/3か月目 | 0 | 0 | 3,061,677 |
| 5か月目だけ代替回線等に追加8万円/4か月目 | 0 | 0 | 3,019,721 |
| 5か月目だけ代替回線等に追加8万円/5か月目 | 0 | 80,000 | 3,017,956 |
| 5か月目だけ代替回線等に追加8万円/6か月目 | 0 | 0 | 3,209,982 |
実際に複数の変化が重なる場合は一つの表へ合算します。修理費だけの例に休業を伴うなら、その営業日の売上と仕入・廃棄も修正します。月末残高が正でも、月初に家賃や大口仕入が集中すると不足する場合があるため、支払日単位の表を最後に作ります。
物件契約とメニュー確定の前に、営業条件を確認する
愛知県の食品営業許可案内を確認し、出店地を担当する保健所へ図面と提供内容を示します。名古屋市等の市が担当する地域は窓口が異なります。調理場の広さだけで判断せず、手洗い、給排水、冷蔵保管、洗浄、便所等の条件と食品衛生責任者を確認し、必要な許可を得てから営業します。既存店舗の設備や前の営業者の許可を、そのまま自分の営業許可と扱いません。
厚生労働省のHACCPの考え方を取り入れた衛生管理の案内から、自店の調理工程に合う手引書を選び、衛生管理計画・実施記録・振返りを運営へ組み込みます。図解の所要時間や架空の廃棄率は衛生基準ではありません。冷却、加熱、保管、提供の管理条件は食材と設備に合わせて確認します。
午前0時以降に酒類を提供する営業や、客を遊興させる営業を行う場合は、愛知県警察の案内を確認して、営業所の場所、時間、照明、提供内容、イベント運営を警察署へ具体的に示します。スポーツバーという名称だけで届出や許可の区分は決まりません。深夜営業の届出であらゆるイベントが可能になるとも判断しません。
放映は権利者・配信事業者の利用条件に沿って行います。大会ロゴや選手写真を店舗広告に使えるかは視聴契約とは別に確認し、予約告知に無断転載しません。大人数の歓声や屋外の待機列について、建物管理と近隣への対応も設計します。
名古屋の候補地でも、帰宅手段と試合時刻を調べる
栄周辺などで候補地を探す場合、終電までの時間、バスや徒歩の帰路、建物の夜間出入口を現地確認します。海外大会の時刻を国内の夜営業と同じ人数で見込まず、参加意向と営業できる条件を照合します。
愛知県内の応援需要は競技や対戦カードによって異なります。観戦コミュニティへの聞き取りを使う際は、参加したいという回答と予約・支払を区別します。駐車場の有無を飲酒客の集客根拠にせず、飲酒しない利用者も注文できる構成にします。

名古屋市中区の久屋大通公園周辺の実景。街の雰囲気だけで深夜営業や放映需要を判断せず、物件と時間帯別に確認します。
実景:名古屋市中区・久屋大通公園と周辺店舗/2021年10月10日撮影/Evelyn-rose。原典・CC0 1.0。縮小・WebP変換。撮影時の記録で、現在の店舗・交通規制・営業可否を示すものではありません。
創業融資の相談資料を、取引と支払の証拠でそろえる
競技別の日程表、商用放映の見積り・利用条件、画面配置図、席ごとの視界確認、非観戦日の売上根拠を添付します。回線工期と模擬営業の注文処理時間も示せば、設備投資が営業能力につながることを説明できます。
料理の経験と役割分担、対象客、メニュー、価格、食材の仕入条件、物件図面、工事・厨房の見積りをまとめます。見積りは本体価格だけでなく、搬入、設置、配管、試運転、撤去、保守の含まれる範囲を確認し、融資送金前に必要な手付金等を自己資金の表へ載せます。
売上の根拠には、席数だけでなく時間帯別の注文数、試営業で測った提供能力、予約と来店実績、周辺調査を使います。候補物件の人通りを、そのまま来店人数に置き換えません。初月から生活費と返済を含めて現金を追い、最低残高と追加支出への対応を説明できるようにします。
未確定の契約・見積りは確定分と分け、日付と有効期限を付けます。金融機関に相談する前に、融資の送金まで待てる支払と先に期限が来る支払を分けておくと、必要な自己資金を確認できます。借入が希望どおりにならない場合に延期できる設備と、縮小すると売上能力も下がる設備を区別してください。
融資の相談では、設備の必要性と回収までの資金を示す
日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金は、事業に必要な設備資金・運転資金を案内しています。記事の試算額がそのまま対象額や借入可能額になるわけではありません。希望額を決めるときは、見積書、自己資金の経緯、受注・売上の根拠、開業後の支払予定を照合します。
公庫の創業予定者向け手続き案内では、創業計画書や設備資金の見積書などの準備書類が示されています。事業形態や申込内容に応じた必要書類を確認し、審査・契約・送金より前に支払期限が来る項目を相談時に伝えてください。融資のアイラボへの支援依頼が融資の申込要件になるものではなく、金融機関へ直接相談する方法もあります。
生活衛生関係の制度に該当する営業を営む場合は、申込制度と設備資金の金額に応じた書類も確認します。具体的な営業内容を公庫へ示し、利用する制度と必要な書類を確認してください。公庫の手続き案内には、都道府県知事の推せん書や生活衛生同業組合の証明書が示されています。必要となる条件や窓口を公庫へ相談し、一般的な創業計画書と見積書だけで準備が終わるとは考えないようにします。
事業主の生活費や納税準備は、事業の設備費・運転資金の申込使途と分けて管理します。現金表に生活費が載っていることを理由に、その全額を事業融資で賄えるとは判断しません。実際の利用条件、対象費用、返済方法は、申込先へ事業計画を示して確認します。
相談前の状況を整理する3つの想定例
以下は説明用の架空の相談例です。実在するお客様の実績や融資結果を表すものではありません。
試合日は満席なのに現金が減る
非観戦16日の売上と固定費を分けて再計算する架空相談。
空席があっても観戦客を入れられない
柱で見えない席を図面に記録し、予約可能席を修正する想定例。
ハーフタイムに提供が遅れる
24杯に24分かかる条件で、15分の注文集中を2人で受ける想定例。
創業融資サポートを利用したお客様の声
支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。






融資のアイラボの料金と支援範囲
着手金0円・成功報酬5%+税
報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。
契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。
スポーツバーの開業・創業融資でよくある質問
メニューや設備・出店条件によって計画が変わります。具体的な契約書・見積書を手元に置き、自分の条件と照らし合わせてください。
個人向けの配信契約で放映できますか。
営業利用を前提にしません。事業者の商用利用条件と対象大会を確認します。
24席なら試合ごとに48人を見込めますか。
本例は180分枠に滞在等165分で1回です。延長や入替えも実測します。
非観戦日にも売上を入れますか。
本例は月16日、6か月目22人・3200円です。通常営業の根拠を別に調べます。
月6万円が実際の放映料金ですか。
固定費を示す架空予算です。対象大会、店舗、契約条件で見積りを取ります。
試合が延期されたらどうしますか。
連絡・料金・返金条件を事前に決め、代替放映の権利も確認します。
深夜も通常の飲食許可だけで営業できますか。
営業内容と場所・時間を警察等へ示し、必要な届出・許可を確認します。
融資では何を説明しますか。
商用契約、視界、試合と通常営業の日数、注文処理能力、6か月の支払を示します。
確認した公式資料
確認日:2026年9月11日。業務の整理にはJ-Net21を参照し、数値例と資金計画は編集部が独自に作成しています。古い資料の費用例を現在の相場として使用していません。
- J-Net21:スポーツバー
業態と業務の構成を参照。過去の費用・市場統計・手続きを現在の条件として転用していません。 - 愛知県:食品営業許可
営業許可と担当窓口を確認。 - 厚生労働省:HACCPの考え方を取り入れた衛生管理
業態別手引書と衛生管理の実施・記録を確認。 - 消費者庁:外食・中食での食物アレルギー
原材料情報と意図しない混入を含む情報提供の確認先。 - DAZN for Business
店舗向け利用と商用契約の公式相談先。架空予算を公式価格と混同しない。 - 愛知県警察:風俗営業等の許可等
深夜酒類提供・遊興等の営業区分と事前相談を確認。 - 日本政策金融公庫:新規開業・スタートアップ支援資金
事業に必要な設備資金・運転資金と、事業計画の確認・審査に関する案内。 - 日本政策金融公庫:創業予定の方のお手続き
創業計画書・設備見積書等の申込準備と、面談から契約・送金までの流れ。
この記事の監修者・運営者情報

石川 康平
五常コンサルティング株式会社 代表取締役
2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。
- 執筆・編集
- 融資のアイラボ編集部
- 監修
- 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
- 公開日
- 2026年9月11日
- 最終更新日
- 2026年9月11日
- 制度情報の確認方法
- 日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。
※冒頭の仕事・人物画像はAIで生成した架空のイメージで、実在のスタッフや施設ではありません。地域写真には撮影地・撮影日・出典を表示しています。「お客様の声」と監修者の写真は、実際のお客様・監修者の写真です。
