愛知県|システム開発業の創業融資

愛知県のシステム開発業開業と創業融資
工程請求・検収遅延・先行開発費

受注300万円でも、完成までの外注費や生活費を先に払います。工程ごとの請求と回収日を決め、自社ソフトの先行投資とは分けて計画します。

工程と成果物をそろえる外注費が先に出る自社製品は別の収支

無料相談の方法をお選びください

費用と支援範囲を見る →

着手金0円・契約不要・資料が未完成でも相談可能

システム開発業の仕事と開業準備を表す人物入りの架空イメージ(AI生成)仕事の架空イメージ・AI生成
業種別公開日 2026年9月9日最終更新日 2026年9月9日
監修:五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平

システム開発の開業では、受注金額と作業期間が決まっただけでは現金の見通しは立ちません。要件の合意、試験、顧客の検収といった工程ごとに、何を渡し、いつ請求・回収するかを確認します。

本記事は一人の事業主と法人外注先で小規模な業務システムを作る受託例です。J-Net21の「ソフトウェア開発」も同じ記事で扱い、自社ソフト販売は開始資金から異なる別例として示します。

工程を終えた月と、入金する月は異なる
  1. 1か月目:要件・設計を合意100万円請求、直接費10万円を支払う
  2. 2か月目:実装の工程を完了1工程目の手取897,900円が初回入金
  3. 3か月目:試験・検収を完了最終100万円の回収は4か月目

受託一件300万円の架空例。各工程100万円を翌月回収。3か月で全額が入る条件ではなく、源泉徴収後の入金で計画します。

工程・請求・実入金の一覧を開く →

先に押さえておきたい3つのポイント

POINT 1

工程と成果物をそろえる

要件・実装・検収の完了条件と報酬を決めます。

POINT 2

外注費が先に出る

顧客回収と外注の支払日を別々に追います。

POINT 3

自社製品は別の収支

販売前の開発費と、販売後の回収を独立して試算します。

目次を開く
PLAN CHECK

受託、作業支援、自社製品を分けて計画する

本記事の主軸業務システムの受託開発

成果物・検収・工程請求を合意する。

別の契約条件時間・業務単位の支援

実際の作業管理と責任を契約に合わせる。

別の数値例自社ソフトの販売

開発費を先に払い、購入本数で回収する。

開発方法と契約名称だけで責任や労働者派遣該当性は決まりません。実態を確認するための比較です。

OPENING STEPS

システム開発業の開業準備を進める順序

  1. 01対象業務を絞る誰のどの作業を変えるか確認。
  2. 02要件と成果物を合意する追加仕様の判断方法も決める。
  3. 03工程と支払日を組む外注費と段階請求を照合。
  4. 04試験・移行を準備する顧客の検収担当と期限を確認。
  5. 05保守を別契約で始める保証対応と有償作業を分離。

業務の要件から、納品する範囲を決める

最初は在庫の照合、受注の整理など、経験のある業務を対象にします。入力画面だけを完成の基準にせず、誰が入力し、誤りをどう直し、どの帳票やデータを使うかを顧客と確認します。既存システムとの接続、旧データの整理、利用者への説明を後から当然の作業として追加しないようにします。

本例は一件300万円、3か月の受託開発です。1か月目を要件・設計、2か月目を実装、3か月目を試験・検収として各100万円を請求します。料金は架空条件で、工程の規模が同じという意味ではありません。各月に合意した成果物と請求条件が成立する契約を想定し、未合意の変更を確定した売上へ含めません。

1件目を1〜3か月目、別の顧客の2件目を4〜6か月目に進めます。1件目の保守は4か月目から月10万円で別契約となる例です。ソースコード、設定、試験記録、移行手順、保守の範囲を納品前に整理し、契約終了後に何も引き継げない状態を避けます。

別例:自社ソフトを月10本売る場合

ここだけは受託例と混ぜない別の個人事業モデルです。借入なし、自己資金200万円から開発・公開準備120万円を開業前に支払い、80万円で販売を開始します。購入者は源泉徴収義務のない一般消費者、税込・買い切り1本20,000円で毎月10本販売、決済等10%を控除した180,000円を翌月回収する条件です。実際の市場価格やサービス料率ではありません。

一販売当たり2,000円の提供・対応費を販売月に支払い、固定費10万円、生活費20万円、納税用確保2万円を毎月引きます。販売差額は10本×(18,000円−2,000円)=16万円で、固定費を引くと6万円ですが、生活費と納税用確保22万円まで賄えず、安定後でも月16万円ずつ現金が減ります。

別例:売上があっても、4か月目に現金が不足する
  1. 開始時:開発支払後80万円受託例の開始600万円とは別
  2. 1〜3か月末:46万→30万→14万円1か月目はまだ入金なし
  3. 4〜6か月末:2万→18万→34万円の不足4か月目までに販売数・費用・資金を見直す

自社ソフト販売だけの架空例。納税用確保後の現金。借入なし、毎月10本。受託の売上や保守料を補填として足していません。

必要な毎月の現金32万円を、一販売の控除後差額16,000円で賄うには安定後で20本が必要です。20本売れば開発費を回収済みになるという意味ではありません。新規販売後に問い合わせや更新の費用が増える場合は、単位費用2,000円と固定費を再見積りします。消費者向け販売では対応環境、提供方法、返品等の条件と申込画面も整えます。

開業までの支払と、開業後に残す現金を分ける

受託例の初期支出は200万円です。ここには下の各案件にかかる外注費を含めず、1〜3か月目の10万・25万・15万円として支払います。営業用デモを初期費用へ含めた場合、その制作分を受託案件の原価にも入れないようにします。

事業を広く見せるための大きなオフィスや多数の端末より、検証、データの保管、納品後の復旧に使える環境を先に確認します。顧客専用の機器を購入する場合は、所有者、保守、契約終了後の引取りまで見積りへ記載してください。

外注費は法人事業者への支払として見積もっています。個人への原稿・デザイン・専門家等の報酬へ変更する場合は、源泉徴収の要否、相手への手取支払、納付用の確保を分け、総予算に抜けや重複がないか確認します。

開業時に払うお金と、開業後に残すお金
調達する資金 800万円
開業までに支払う200万円
開業時点で残る600万円

架空モデル。融資と自己資金が全額そろい、初期支出を払った直後の区分です。残るお金も、家賃・外注費・返済などに使います。

開業費の内訳を開く →

以下は個人事業で開業する説明用の架空モデルです。金額は円、消費税がかかる料金・支払は税込総額でそろえています。初期資金8,000,000円から開業支出2,000,000円を払い、6,000,000円を開業時現金とします。相場、推奨借入額、金融機関の承認条件を示す数字ではありません。

返済は100回(100か月)・据置なし・元金均等、年2.4%を月割りする説明上の仮定です。実際の返済日数、手数料、保証料、借入条件で金額は変わります。事業主の生活費と借入元金は損益上の経費にせず、現金の減少として分けています。設備購入と減価償却も二重に支出へ計上しません。

月末欄は、納税用に別管理する金額を差し引いた「利用可能現金」です。納税確保は外部への支払ではありません。6か月内に事業主本人の所得税・住民税・消費税を実際に納付しない仮定で、実際の納付予定がある場合は確保額と支払を照合して差し替えます。税額を示す試算ではなく、個人の社会保険等は生活費側に含めます。

調達は借入5,000,000円、自己資金3,000,000円の仮定です。初期支出に含めた項目を、月々の現金表で再び引きません。

開業費の内訳と見積条件

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

開業までの支払と、開業後に残す現金を分ける
開業までに払う項目仮定額(円)見積りの確認条件
開発端末・周辺機器700,000受託と検証を分ける構成
検証・保存環境の初期構築400,000バックアップと復旧の試験
拠点・通信の初期整備300,000月々の利用料とは別
試作・営業用デモ300,000顧客情報を使わない見本
契約・開業準備300,000成果物・再委託・保守条件の整理
合計2,000,000残りを開業時の現金とする

三つの工程請求と、翌月の回収を並べる

A社の各工程100万円を1・2・3か月目に請求し、2・3・4か月目に回収します。B社も4・5・6か月目の請求を5・6・7か月目に回収します。契約が段階請求に対応していなければこの計画にはならないため、全額検収後払いの案件へそのまま使わないようにします。

A社の保守は4か月目から月10万円の請求で、5か月目から回収します。B社の7か月目以降の保守は未契約として計算へ含めません。案件を完了するたびに保守収益が積み上がると自動的に置かず、更新条件と必要な対応時間を確認します。

本例は高度な専門的応用を要する設計・試験・評価を含む受託業務と技術保守を、技術士等の業務に該当する報酬として法人から居住者の個人に支払う条件です。各工程100万円の手取は897,900円、保守10万円は89,790円です。一般のプログラミング報酬全てを一律に対象と断定せず、実際の業務区分を確認してください。

金額は税込で、源泉徴収の計算上は消費税額を明確に区分しない例です。一社の一回の対象支払を100万円以下とし、対象報酬の10.21%を差し引いています。区分経理や請求内容で実際の扱いが変わるため、報酬・支払者・請求書を税務署や税理士へ示して確認します。源泉徴収は値引きや経費ではなく、申告で精算する税の前払いです。

受託例の6か月の工程・請求・実入金

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

三つの工程請求と、翌月の回収を並べる
月受託の工程保守社数請求額(円)実入金(円)
1か月目A社:要件・設計01,000,0000
2か月目A社:実装01,000,000897,900
3か月目A社:試験・検収01,000,000897,900
4か月目B社:要件・設計11,100,000897,900
5か月目B社:実装11,100,000987,690
6か月目B社:試験・検収11,100,000987,690

一社一回の工程支払100万円を対象額とする例です。A社の最終工程とB社の工程が同じ月に入っても、別の支払者として照合します。6か月表の外にはB社の最終工程897,900円とA社の6か月分保守89,790円が7か月目の回収予定として残ります。

開発以外の調整と、次の案件との重なりを入れる

事業主の工程別時間は、要件・設計90時間、実装100時間、試験・検収110時間です。法人外注へ任せる作業は別の発注費として管理し、事業主の時間には外注成果の確認を含めます。月30時間の営業・管理と、保守開始後の月6時間を加えて受注量を確認します。

作業時間と受注できる量の条件

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

開発以外の調整と、次の案件との重なりを入れる
作業・条件架空モデルの能力・時間確認する点
要件・設計の月90+30=120時間2件目では保守6時間を追加
実装の月100+30=130時間追加仕様の承認も確認
試験・検収の月110+30=140時間2件目では146時間
最終検収が延びる例3か月目160時間、4か月目150時間追加確認と次案件を重ねる
無償の追加仕様の例5か月目136+8=144時間実装追加40時間を法人外注

複数の案件を進める場合、平均の月間時間だけではなく、顧客の確認会や移行日が同じ週へ集中しないか確認します。追加の仕様が出たら、内容、影響する試験、金額、納期、承認者を記録し、口頭で引き受けた作業を後から集計する運用にしないようにします。

毎月の費用と、現金を維持できる売上を確認する

固定費は月30万円、案件直接費は工程順に10万・25万・15万円、合計50万円です。保守は一社月2万円の直接費が別にかかります。これらは法人外注等への支払で、事業主の生活費25万円を給与原価へ混ぜていません。

毎月の固定費の内訳

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

毎月の費用と、現金を維持できる売上を確認する
毎月の項目仮定額(円)含める範囲
拠点・通信80,000通常の作業環境
開発管理・クラウド等80,000案件直接費との重複を避ける
営業・学習70,000新規提案と知識更新
会計・保険・管理70,000通常の管理支出
合計300,000数量連動費・返済・生活費・納税確保は別

本例は従業員を雇わない計画です。採用する場合は給与・事業主負担の保険料・納付予定を追加し、未納分の確保と実際の納付を二重に引かないようにします。

一件300万円−直接費50万円=250万円が固定費前の差額です。源泉控除後の現金で見ると、897,900円×3−50万円=2,193,700円で、3か月平均約731,233円です。固定費30万円、生活費25万円、納税確保4万円、元金5万円、初月利息1万円の月650,000円と比べます。

平均で足りても1か月目には入金がないため、現金の前後は別に確認します。保守一社の手取差額は89,790円−2万円=69,790円で、継続対応の追加作業が生じれば減ります。案件の固定費前差額を全額の利益や自由に使える現金と呼ばないようにします。

請求額と実入金を、支払月に合わせて追う

借入500万円と自己資金300万円から初期支出200万円を払い、600万円で開始します。基準の最少月末現金は2か月目5,248,000円です。資金を厚く見せるため未確定のB社を確定受注へ入れず、B社の着手延期も比較します。

検収の遅れは、保守の開始にもつながる
  1. 3か月目:A社の検収が延期追加支払6万円。通常の直接費は支払済み
  2. 4か月目:A社を検収最終回収は5か月目へ。保守はまだ始めない
  3. 5か月目:最終回収と保守開始保守の初回入金は6か月目

架空の変更例。4か月目に追加作業8万円、保守直接費2万円は不要なので支払差は+6万円。B社は通常どおり進む条件です。

支払月別の残高を開く →
6か月の月末現金残高
1か月目525万円
2か月目524万8,000円
3か月目534万6,100円
4か月目547万4,300円
5か月目554万2,390円
6か月目571万580円

架空モデル。開始時600万円。事業支払・人件費確保・元金・利息・生活費・納税用の確保後。最少は524万8,000円です。棒は共通の基準600万円で比較。納税用の別管理額は含めません。

支払月別の残高を開く →
6か月の利用可能現金を確認する

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

請求額と実入金を、支払月に合わせて追う
月実入金事業支払・人件費確保元金/利息生活費/納税確保月末の利用可能現金
1か月目0400,00050,000/10,000250,000/40,0005,250,000
2か月目897,900550,00050,000/9,900250,000/40,0005,248,000
3か月目897,900450,00050,000/9,800250,000/40,0005,346,100
4か月目897,900420,00050,000/9,700250,000/40,0005,474,300
5か月目987,690570,00050,000/9,600250,000/40,0005,542,390
6か月目987,690470,00050,000/9,500250,000/40,0005,710,580

最も少ない月末現金は5,248,000円です。納税等のため別管理するお金を除いた残高で、通帳残高とは一致しない場合があります。月末表だけでは月中の不足は分かりません。家賃、仕入、外注費の支払日と入金日を日付順に並べて確認します。

A社の検収延期では、3か月目に追加確認20時間と法人外注6万円、4か月目に追加確認30時間と外注8万円が発生します。通常のA社保守は4か月目から5か月目へ移り、4か月目の支払2万円と5か月目の入金89,790円がなくなります。保守開始と回収の両方を動かすことで、6か月末は基準より209,790円少ない5,500,790円になります。

月4万円の納税用確保は、源泉徴収済みの税額とは別に必要となる納税等に備える架空額です。申告で源泉徴収済額を含めて精算し、同じ税金を二度引きません。確定していない還付の入金は6か月表に含めていません。

検収遅延・追加仕様・次案件延期を独立して比べる

変更例は一つずつ基準と比較します。予定を維持するために追加作業を無償で引き受ける場合も、その費用と自分の時間がどこに増えたかを示します。

条件変更で、現金はいくら変わる?

各行は「基準 → 変更後」。右上と棒で、増減額を比べます。

1件目の検収が1か月遅れる

5か月末−20万9,790円
基準 554万2,390円→533万2,600円
6か月末−20万9,790円
基準 571万580円→550万790円

6か月で最少:4か月末 445万6,400円

2件目の追加仕様を無償対応する

5か月末−20万円
基準 554万2,390円→534万2,390円
6か月末−20万円
基準 571万580円→551万580円

6か月で最少:2か月末 524万8,000円

2件目の着手が1か月遅れる

5か月末−64万7,900円
基準 554万2,390円→489万4,490円
6か月末−74万7,900円
基準 571万580円→496万2,680円

6か月で最少:5か月末 489万4,490円

独立した架空の変更例。図は5・6か月末、表は全6か月。棒の共通上限74万7,900円。生活費・返済・納税確保は基準と同じです。

変更後6か月の残高を開く →

1件目の検収が1か月遅れる:A社の最終検収が3か月目から4か月目に延びます。最終回収897,900円は4か月目から5か月目へ移動。3か月目に6万円、4か月目に8万円の追加外注が必要で、保守開始が遅れ4か月目の直接費2万円と5か月目の手取89,790円がなくなります。 この条件では5か月末5,332,600円、6か月末5,500,790円です。

2件目の追加仕様を無償対応する:B社の5か月目に実装40時間を追加します。法人へ1時間5,000円で外注し20万円を同月支払います。事業主の確認8時間を加えた計144時間で作業上限内ですが、追加報酬を取れない条件です。 この条件では5か月末5,342,390円、6か月末5,510,580円です。

2件目の着手が1か月遅れる:B社の開始を4か月目から5か月目へ移します。直接費の4か月目10万円がなくなり、5か月目は通常25万円に対し10万円、6か月目は通常15万円に対し25万円です。5か月目の手取897,900円がなくなり、B社の検収は7か月目、最終回収は8か月目へ延びます。A社の保守は変更しません。 この条件では5か月末4,894,490円、6か月末4,962,680円です。

各変更例の入金差・支払差と6か月残高

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

検収遅延・追加仕様・次案件延期を独立して比べる
変更例/月入金の増減(円)支払・確保の増減(円)変更後残高(円)
1件目の検収が1か月遅れる/1か月目005,250,000
1件目の検収が1か月遅れる/2か月目005,248,000
1件目の検収が1か月遅れる/3か月目060,0005,286,100
1件目の検収が1か月遅れる/4か月目-897,90060,0004,456,400
1件目の検収が1か月遅れる/5か月目808,11005,332,600
1件目の検収が1か月遅れる/6か月目005,500,790
2件目の追加仕様を無償対応する/1か月目005,250,000
2件目の追加仕様を無償対応する/2か月目005,248,000
2件目の追加仕様を無償対応する/3か月目005,346,100
2件目の追加仕様を無償対応する/4か月目005,474,300
2件目の追加仕様を無償対応する/5か月目0200,0005,342,390
2件目の追加仕様を無償対応する/6か月目005,510,580
2件目の着手が1か月遅れる/1か月目005,250,000
2件目の着手が1か月遅れる/2か月目005,248,000
2件目の着手が1か月遅れる/3か月目005,346,100
2件目の着手が1か月遅れる/4か月目0-100,0005,574,300
2件目の着手が1か月遅れる/5か月目-897,900-150,0004,894,490
2件目の着手が1か月遅れる/6か月目0100,0004,962,680

追加仕様を受ける前に、既に合意した機能の不具合修正か、顧客の新しい要望かを確認します。分類が曖昧なまま開発を続けると、納期と料金の両方を合意し直しにくくなります。工程ごとの成果物、未解決事項、次工程へ進む条件を記録して、顧客と同じ予定表を持つようにします。

契約の名称と、実際の作業管理を一致させる

IPAの情報システム・モデル取引・契約書は、工程や成果物、変更、検収等を整理する参考になります。既存のモデル条項をそのまま貼らず、開発方法、発注範囲、双方の役割に合わせて契約を確認します。

厚生労働省の37号告示に関する疑義応答集(第3集)では、アジャイル型開発や準委任でも、派遣と請負等の区分は実態に即して判断すると示されています。協働や助言そのものと、発注者が受注側の労働者へ直接指揮命令する実態を区別し、雇用や再委託を増やす際に確認します。

事業主本人だけで受ける契約でも、相手の従業員と同じように勤務・作業を全面的に管理される場合は、独立した受託という説明と実態を確認します。許可が必要となる事業を契約名称だけで回避できるとは考えず、労働局や専門家へ具体的な体制を示して相談します。

個人情報保護委員会の通則編ガイドラインを参照し、顧客データの利用目的、アクセス権、安全管理、再委託等の条件を確認します。大量の情報を預かることだけを理由に一律の届出で済むとは扱わず、具体的な取扱いに応じて必要な対応を確認します。

コードや素材の権利、外部ソフトの利用条件、納品後の改修・保守を契約に含めます。自社ソフトを一般消費者へ販売する別例では、消費者庁の通信販売の案内を参照し、対応環境、支払・提供方法、解約・返品等の条件と申込画面を整えます。

愛知の顧客の稼働日と、移行・検収日を合わせる

三河の生産や物流に関わる業務では、システムを切り替えられる日時、現場の確認担当者、旧データを取り出せる時間を聞きます。会社の休業日に移行すれば必ず安全とは限らないため、確認者がいない日を検収日としないようにします。

名古屋の営業拠点と尾張・三河の現場を往復する場合は、訪問を開発時間へ上乗せして計画します。本例の標準工数に収まらない長時間移動や夜間立会いは別見積りとし、納品月の負荷を一人の残業で吸収する前提にしません。

豊橋市・豊橋駅東口の歩行者デッキ。2016年3月21日撮影
現場の検収と訪問日程を先に確認する

豊橋駅東口の実景です。東三河の顧客へ訪問する際は、移動・入館・現場確認の時間も見積もります。実際の開発受注先や稼働中のシステムを示す写真ではありません。

実景:豊橋市・豊橋駅東口の歩行者デッキ/2016年3月21日撮影/663highland。原典・CC BY 2.5。縮小・WebP変換。撮影時の記録で、現在の店舗・交通規制・営業可否を示すものではありません。

創業融資の相談資料を、取引と支払の証拠でそろえる

受託範囲、要件の合意資料、工程ごとの成果物、外注見積り、検収・支払条件、保守契約をそろえます。顧客名や機密情報を開示できない実績は、許諾された範囲で担当内容を説明します。

初期設備と案件別の支払、回収前の現金、次案件の確度をまとめます。自社ソフトの販売を加える場合は、販売開始前の開発費、売れる本数、問い合わせ費用を独立した表にし、未確定の製品売上で受託の不足を埋めないようにします。

未確定の契約・見積りは確定分と分け、日付と有効期限を付けます。金融機関に相談する前に、融資の送金まで待てる支払と先に期限が来る支払を分けておくと、必要な自己資金を確認できます。借入が希望どおりにならない場合に延期できる設備と、縮小すると売上能力も下がる設備を区別してください。

融資の相談では、設備の必要性と回収までの資金を示す

日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金は、事業に必要な設備資金・運転資金を案内しています。記事の試算額がそのまま対象額や借入可能額になるわけではありません。希望額を決めるときは、見積書、自己資金の経緯、受注・売上の根拠、開業後の支払予定を照合します。

公庫の創業予定者向け手続き案内では、創業計画書や設備資金の見積書などの準備書類が示されています。事業形態や申込内容に応じた必要書類を確認し、審査・契約・送金より前に支払期限が来る項目を相談時に伝えてください。融資のアイラボへの支援依頼が融資の申込要件になるものではなく、金融機関へ直接相談する方法もあります。

事業主の生活費や納税準備は、事業の設備費・運転資金の申込使途と分けて管理します。現金表に生活費が載っていることを理由に、その全額を事業融資で賄えるとは判断しません。実際の利用条件、対象費用、返済方法は、申込先へ事業計画を示して確認します。

相談前の状況を整理する3つの想定例

以下は説明用の架空の相談例です。実在するお客様の実績や融資結果を表すものではありません。

架空の相談例 1

全額検収後払いで受注している

支払う外注費と初回回収までの期間を確認し、段階請求を相談できるか検討します。

架空の相談例 2

仕様変更が続いている

当初要件との違い、追加試験、費用と納期を記録して顧客と再合意します。

架空の相談例 3

自社ソフトも売りたい

開発前の資金と販売・回収・支援の費用を別計画にし、受託の仕事時間を二重に使わないようにします。

創業融資サポートを利用したお客様の声

支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。

融資のアイラボの料金と支援範囲

着手金0円・成功報酬5%+税

報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。

候補制度の整理必要資金の確認創業計画書の作成支援提出資料の確認面談質問の準備申込前後の進行整理

契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。

システム開発業の開業・創業融資でよくある質問

取り扱う商品や設備・出店条件によって計画が変わります。具体的な契約書・見積書を手元に置き、自分の条件と照らし合わせてください。

ソフトウェア開発とは別記事ですか。

受託業務と契約工程が重なるため本記事へ統合しています。自社ソフト販売は開始資金と売上単位が違う別モデルで示します。

受注300万円は3か月で全額入りますか。

本例は各月100万円を請求し翌月回収します。最終工程は3か月目に請求し4か月目に手取897,900円を回収する条件です。

検収が遅れたら何を動かしますか。

最終回収、追加確認と外注費、保守開始・保守回収を動かします。A社の変更例では6か月末が基準より209,790円少なくなります。

準委任なら派遣の確認は不要ですか。

契約名称だけでは決まりません。実際の指揮命令や作業管理の体制を確認し、雇用・外注を増やす際は労働局等へ相談します。

自社ソフト10本の販売例は黒字ですか。

固定費前の差額16万円から固定費10万円を引けば6万円ですが、生活費・納税用確保22万円を賄えず、安定後でも月16万円ずつ現金が減る例です。

別例の自社ソフトはいつ資金不足ですか。

自己資金200万円から開発120万円を払い、毎月10本を販売して翌月回収する例では4か月末に2万円不足します。受託の開始資金とは混ぜていません。

融資相談では何を示しますか。

工程別の成果物・工数・支払・回収と契約の確度を示します。受託と自社製品を併用するなら、それぞれの収支と合計の現金を別々に用意します。

確認した公式資料

確認日:2026年9月9日。業務の整理にはJ-Net21を参照し、数値例と資金計画は編集部が独自に作成しています。古い資料の費用例を現在の相場として使用していません。

この記事の監修者・運営者情報

監修者 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川康平
監修者

石川 康平

五常コンサルティング株式会社 代表取締役

2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。

五常コンサルティング株式会社の公式サイトを見る

執筆・編集
融資のアイラボ編集部
監修
五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
公開日
2026年9月9日
最終更新日
2026年9月9日
制度情報の確認方法
日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。

※冒頭の仕事・人物画像はAIで生成した架空のイメージで、実在のスタッフや施設ではありません。地域写真には撮影地・撮影日・出典を表示しています。「お客様の声」と監修者の写真は、実際のお客様・監修者の写真です。

無料相談電話LINEメール