中古家具販売店の採算は、買取価格と販売価格の差だけでは判断できません。引取り、清掃・補修、保管、配送までを1点につなげる必要があります。
一般のリサイクル店から家具販売を掘り下げ、搬入条件と倉庫容積、在庫に残るお金を具体的な試算で確認します。
架空モデル。買取だけなら1万円でも、引取4,000円と外注補修3,000円を加えます。標準配送込みの価格です。
売上・原価の計算を開く →先に押さえておきたい3つのポイント
再生費まで原価に入れる
買取、引取、外注補修を1点ごとに記録します。
容積で上限を決める
点数だけでなく大型品の占有と通路を確認します。
搬入条件を先に聞く
階段・開口寸法・分解の可否を購入前に確認します。
目次を開く
家具を買い取る前の3つの判断
構造、臭い、傷、部材不足を確認して費用を見積もる。
入荷待ち・補修中・販売済を分け、避難動線を確保。
寸法と搬入経路を照合し、追加料金の条件を示す。
家具1点の利益だけでなく、売れるまでの期間と、その間に使う保管場所も評価します。
中古家具販売店の開業準備を進める順序
- 01扱う家具を絞る大型品・組立品・ブランド等の範囲を決める。
- 02物件と許可を確認古物営業、倉庫利用、搬出入を相談。
- 03再生と配送を試す状態別の作業と外注見積りを取る。
- 04在庫と融資を計画容積・回転日数・仕入支払をそろえる。
- 05検品して販売開始状態説明と搬入条件を記録して渡す。
中古家具を、販売できる状態まで整えて売る事業として設計する
家具は一点ごとに寸法、材質、使用状態が違い、同じ型番でも同じ価格で売れるとは限りません。本文は買取品を引き取り、外注で軽補修を行い、倉庫兼店舗と通販で販売する形を想定します。骨董品の鑑定や大規模な張替え、造作家具の製造は基準の業務範囲に含めません。
小型の日用品と違い、大型家具は引取りに行ってから搬出できないと分かるだけでも費用が発生します。事前写真、型番、幅・奥行き・高さ、分解可否、エレベーターや階段の条件を確認し、現地で状態が違う場合の査定変更や引取中止条件を案内します。
商品として買い取れる家具と、廃棄物として処分を依頼される物は分けます。買取できない物もまとめて回収すれば売上になる、という前提で事業を広げないようにします。回収や処分を紹介する場合は、適切な事業者と契約・料金・責任を分けて説明します。
初期投資と、開業後に残す現金を一緒に決める
物件では面積の広さに加え、シャッターの開口、車両が停められる位置、通路の幅、床の条件を見ます。家具を置いてから避難経路が狭くならないよう、入荷品、補修中、販売可能品、販売済の引渡し待ちを図面で分けます。棚に積める前提で容積を増やす場合は、耐荷重や転倒対策も確認してください。
初期在庫は販売できる状態の50点、取得額85万円とします。買取50万円だけではなく、引取20万円と外注補修15万円を含めています。自社の人員で補修する計画に変えるなら、外注費を減らした一方で必要な勤務時間と設備費を加え、両方を同じ作業に計上しないようにします。
架空モデル。融資と自己資金が全額そろい、初期支出を払った直後の区分です。残るお金も、家賃・外注費・返済などに使います。
開業費の内訳を開く →以下は個人事業で開業する説明用の架空モデルです。金額は円、消費税がかかる料金・支払は税込総額でそろえています。初期資金8,000,000円から開業支出5,000,000円を払い、3,000,000円を開業時現金とします。相場、推奨借入額、金融機関の承認条件を示す数字ではありません。
返済は100回(100か月)・据置なし・元金均等、年2.4%を月割りする説明上の仮定です。実際の返済日数、手数料、保証料、借入条件で金額は変わります。事業主の生活費と借入元金は損益上の経費にせず、現金の減少として分けています。設備購入と減価償却も二重に支出へ計上しません。
月末欄は、納税用に別管理する金額を差し引いた「利用可能現金」です。納税確保は外部への支払ではありません。6か月内に事業主本人の所得税・住民税・消費税を実際に納付しない仮定で、実際の納付予定がある場合は確保額と支払を照合して差し替えます。税額を示す試算ではなく、個人の社会保険等は生活費側に含めます。
借入5,000,000円と自己資金3,000,000円を合わせた仮定です。初期仕入850,000円は開業支出に含め、開業時の商品・材料在庫になります。月々の仕入代金と売上原価を分け、同じ在庫を二度支出へ計上しません。
開業支出の内訳を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 開業支出 | 仮定額(円) | 見積りの確認条件 |
|---|---|---|
| 倉庫兼店舗の取得・整備 | 1,800,000 | 用途、床荷重、搬入経路、契約費用 |
| 展示・保管什器と防犯 | 700,000 | 転倒対策と安全な保管区分 |
| 軽補修工具・搬送補助具 | 400,000 | 台車・養生材・作業台等 |
| 初回販売可能在庫50点 | 850,000 | 引取・外注補修込みで1点17,000円 |
| 撮影・受注管理・看板 | 450,000 | 一点物の状態写真と販売管理 |
| 開業準備・外注契約等 | 800,000 | 初期整備や販売準備の見積りを分ける |
| 合計 | 5,000,000 | 調達との差額を開業時現金へ残す |
買取から補修までの取得額と、販売後の配送費を分ける
平均販売価格は標準配送を含め4万円、1点の買取1万円、引取4,000円、販売可能にする外注補修3,000円で取得原価1万7,000円と仮定します。販売後の配送5,000円と決済料800円は数量連動費として別に引きます。重い家具や遠方への配送にもこの金額が当てはまるという意味ではありません。
販売点数は25・30・35・40・45・50点、当月中に販売可能になる仕入点数は30・35・40・45・50・55点です。毎月販売数より5点多く仕入れるため、初期50点から6か月目末80点へ在庫が増え、取得額は136万円になります。売上が伸びても、在庫へ現金が移り続けるモデルです。
6か月の売上・仕入・在庫を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 月 | 売上(円) | 売上原価/廃棄原価 | 仕入支払/月末在庫 | 実入金(円) |
|---|---|---|---|---|
| 1か月目 | 1,000,000 | 425,000/0 | 510,000/935,000 | 900,000 |
| 2か月目 | 1,200,000 | 510,000/0 | 595,000/1,020,000 | 1,180,000 |
| 3か月目 | 1,400,000 | 595,000/0 | 680,000/1,105,000 | 1,380,000 |
| 4か月目 | 1,600,000 | 680,000/0 | 765,000/1,190,000 | 1,580,000 |
| 5か月目 | 1,800,000 | 765,000/0 | 850,000/1,275,000 | 1,780,000 |
| 6か月目 | 2,000,000 | 850,000/0 | 935,000/1,360,000 | 1,980,000 |
中古家具の在庫表には、買取日、商品番号、引取費、補修費、販売予定額、寸法、保管場所を持たせます。値札の価格で在庫資金を計算せず、実際に使った取得額で管理します。引渡し待ちの売約品も場所を使うため、帳簿上の在庫と倉庫内の占有数は別に確認します。
写真撮影や状態説明が遅いと、入荷していても購入者へ見せられません。販売可能になった日から売却までの日数に加え、買取から掲載までの日数も記録します。補修待ちを放置して新しい商品を増やすと、倉庫だけが埋まり、売上計画の点数に届かなくなります。
保管容積と、掲載・配送の作業量から上限を決める
架空例では1点平均1.2立方メートルを使い、商品を安全に置ける有効容積を120立方メートルとします。これは建物全体の容積から通路、作業場、無理な積上げを除いた計画上の値です。大型ソファ中心へ変えると平均容積が変わるため、同じ点数を置けるとは限りません。
作業能力と受注条件を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 確認項目 | 架空の条件・計算 | 計画への反映 |
|---|---|---|
| 6か月目末の在庫 | 80点×1.2m³=96m³ | 有効120m³に対し24m³の余地 |
| 6か月目の月中入荷 | 期首75点+当月55点=130点 | 全量を先に入れず週ごとに仕入と引渡しを分散 |
| 週単位の受入案 | 期首75点から週14点入荷・12点出荷の例 | 各便の直後も有効容積以内か確認 |
| 掲載・検品の作業 | 月55点×1.5時間=82.5時間 | 接客・問い合わせ時間を別に確保 |
月末80点なら収まっても、先に55点をまとめて受け入れると130点、156立方メートルになり上限を超えます。したがって基準表は入荷と販売・引渡しを月内に分散する条件です。入荷予定表を週ごと、さらに便ごとに並べ、外部倉庫が必要なら追加費用を見積もります。
掲載82.5時間は、通常検品と写真・説明に1点1.5時間を使う仮定で、専門的な外注補修の時間とは別です。配送を外注しても、日程連絡、状態照合、積込みへの立会いは残ります。事業主と補助者の勤務表で、接客中にも荷受けできるか確認してください。
固定費と、現金を維持する売上の条件を確認する
固定予算は月45万円です。車両での配送は基準では外注し、車両購入費や自社運転手の給与を含めていません。自社配送へ変える場合は、運転・積卸し人員、車両、燃料、保険、保管場所を追加し、外注配送費と同じ配達に二重計上しない形で比べます。
固定的な支払・確保の内訳を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 毎月の項目 | 仮定額(円) | 予算に含める範囲 |
|---|---|---|
| 人件費 | 200,000 | 検品・接客・管理補助と事業主負担保険料等 |
| 家賃・保管費 | 150,000 | 通常の販売・補修・保管区画 |
| 水道光熱・通信 | 40,000 | 作業場と販売通信 |
| 広告・保険・管理 | 60,000 | 通常の事業用保険・会計等 |
| 合計 | 450,000 | 仕入・数量連動費・返済・生活費・納税確保は別 |
人件費の予算は、事業主負担の保険料等を含めた額です。従業員の手取りと、翌月以降に納める源泉税・社会保険料等を分け、当月分を確保した時点で使える現金から除きます。銀行に未払分が残っていても自由な資金には含めず、納付時に二重控除しません。実際の勤務時間と加入条件から給与見積りを作ります。
1点の販売から1万7,200円が固定費等の前に残ります。固定費45万円、元金5万円、初月利息1万円、生活費23万円、納税確保3万円の合計77万円には、月45点が目安です。入金が一巡し、仕入数と販売数が等しい定常状態での計算で、毎月5点の在庫を増やす基準表には追加の仕入資金が必要です。
毎月増やす5点は8万5,000円を使うため、同じ初月条件で在庫増も賄うなら月50点が目安になります。売れる商品が不足しているのか、仕入過多なのかを在庫日数と併せて見て、無理に買取を増やす前に長期保管品の価格・掲載・配送条件を見直します。
売上の日と、現金が入る日を分けて追う
売上の90%が当月、10%が翌月に回収され、決済料は費用側で引く仮定です。仕入・引取・外注補修は当月中に支払います。買取時の現金支払と、販売後の決済回収を同じ日にまとめず、特に月初の買取便に必要な金額を確認します。
- 買取・引取1点1万円+引取4,000円を支払う。
- 補修・掲載外注3,000円を加え、販売可能品として管理。
- 販売・配送配送費を払い、売上は当月90%・翌月10%回収。
取得費1万7,000円と販売後の配送費を区別。長く置いても、在庫額が現金へ戻るわけではありません。
月末残高の詳細を開く →架空モデル。開始時300万円。事業支払・人件費確保・元金・利息・生活費・納税用の確保後。最少は154万1,500円です。棒は共通の基準300万円で比較。未払人件費と納税用の別管理額は含めません。
支払月別の残高を開く →6か月の現金残高と支払を確認する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 月 | 実入金 | 事業支払・人件費確保 | 元金/利息 | 生活費/納税確保 | 月末の利用可能現金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1か月目 | 900,000 | 1,105,000 | 50,000/10,000 | 230,000/30,000 | 2,475,000 |
| 2か月目 | 1,180,000 | 1,219,000 | 50,000/9,900 | 230,000/30,000 | 2,116,100 |
| 3か月目 | 1,380,000 | 1,333,000 | 50,000/9,800 | 230,000/30,000 | 1,843,300 |
| 4か月目 | 1,580,000 | 1,447,000 | 50,000/9,700 | 230,000/30,000 | 1,656,600 |
| 5か月目 | 1,780,000 | 1,561,000 | 50,000/9,600 | 230,000/30,000 | 1,556,000 |
| 6か月目 | 1,980,000 | 1,675,000 | 50,000/9,500 | 230,000/30,000 | 1,541,500 |
6か月で最も少ない月末の利用可能現金は1,541,500円です。納税確保や、支払予定に備えて別管理する金額を自由に使えるお金から除いた残高であり、銀行の通帳残高と同じとは限りません。月末に残高があっても、月中の家賃や仕入期限より後に入金が来ると不足します。開業前後の予定は日付でも並べ直してください。
高値で売れそうな家具でも、半年置くために他の商品を受け入れられないなら、店全体の回転を下げます。商品ごとに値下げ検討日を決め、何日を過ぎたら再撮影・販路変更・仕入停止を検討するかを記録します。値下げで原価を割る場合には、販売による現金回収と損失の両面を確認します。
搬入できない返品と、長期保管の負担を比べる
下表は一つずつ条件を変えた比較です。大型品は販売が成立した後にも、搬入不能や傷の見落としで費用が出る可能性があります。購入前の寸法確認で防げるものと、配送中の損傷への対応を分けて準備します。
条件変更後の現金残高を比較する
表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。
| 変更する条件 | 現金への差 | 変更後の対象月末残高 |
|---|---|---|
| 3か月目に5点の配送追加費 | 階段等の追加費1点8,000円を店が負担。4万円支出増 | 1,803,300円(3か月目) |
| 3か月目に既回収の1点を返品 | 4万円返金+戻り送料1万円。商品は再販可能在庫へ戻す | 1,793,300円(3か月目) |
| 3か月目に仕入が10点増加 | 取得原価17万円を追加支払。期間内の追加販売なし | 1,673,300円(3か月目) |
返品例は当初の販売配送費と決済料が戻らず、返品された1点は取得額1万7,000円で販売可能在庫へ戻す仮定です。返品時に商品原価を現金から再び引くことはしません。4か月目以降に再販を見込まない比較なので、現金差5万円はその後も残ります。
10点の追加仕入では、6か月目末は90点・108立方メートルになり月末上限には収まりますが、月中の受入余裕がさらに小さくなります。外部保管料を含めていない比較のため、便ごとの在庫が上限を超えるならその費用を加えるか、仕入時期を変えます。
古物営業と、廃棄物の回収・処分を混同しない
愛知県警察の古物商許可申請案内を確認し、中古家具の買取販売を行う営業内容、営業所、管理者等を管轄警察署へ相談します。通販を行う場合は、取引時の本人確認、記録、ウェブ上の表示など、営業方法に応じた確認も必要です。許可取得までの予定を仕入開始日に反映します。
環境省の無許可回収業者に関する案内は、古物商許可や産業廃棄物の許可だけで家庭の廃棄物回収ができるわけではないことを示しています。家庭から廃棄物を回収する業務には市区町村の一般廃棄物処理業の許可や委託等の確認が必要であり、家具の買取業務と切り分けます。
店舗・倉庫では建物の利用条件、消防、避難経路、作業音、車両の出入りを貸主や担当窓口と確認します。補修で塗装や溶剤を使う場合は、換気と保管、火気管理、作業者の安全を具体的に確認し、軽補修の設備費のまま本格的な再塗装を行う計画に広げません。
愛知県の商圏は、車で運ぶ経路と搬入条件から区切る
名古屋市内と郊外では、停車できる場所や集合住宅の搬入条件が異なります。一宮・岡崎・豊田などへ配送する場合も、距離だけで一律料金にせず、時間帯、階段、エレベーター、分解・組立、作業員数を配送会社へ示して見積もります。
郊外の倉庫兼店舗を選ぶなら、来店客の駐車場と配送車の積卸しを同時に使えるかを確認します。家具を受け取る顧客の車へ安全に積めるか、店の通常配送へ変更する場合はいくらになるかを購入前に説明すると、引渡し時の追加交渉を減らせます。

小牧市藤島町の沿道出入口を含む実景です。中古家具は前面道路から敷地へ入り、荷下ろしして退出するまでを想定車両で確認します。道路幅だけで判断せず、入口幅、段差、方向転換、敷地内待機を見積りの条件にします。写真の施設を倉庫候補として推薦しているものではありません。
実景:小牧市藤島町・県道451号/2016年5月28日撮影/円周率3パーセント。原典・CC BY-SA 4.0。縮小・WebP変換。掲載画像も同ライセンス。撮影当時の記録で、現在の店舗・交通規制・通行量を示すものではありません。
創業融資の相談に持参する資料をそろえる
融資相談には、買取・引取・補修の見積り、配送料金表、倉庫の配置図、商品別の取得額と想定販売期間を用意します。初回仕入50点を何立方メートルに置くか、追加の便が入る日に上限を超えないかを図と予定表で説明します。
販売実績が少ない場合は、試験買取した品の状態、再生費、掲載日、問い合わせ、販売結果を残します。高い販売予定価格だけを並べず、売却までに何日・何時間・何円かかったかを示すと、運転資金を残す理由が伝わりやすくなります。
未確定の売上や契約は、決定済みの内容と分けて記載します。見積書の日付、支払期限、発注の取消条件、融資の送金を待てる範囲を一枚にまとめると、自己資金で先に支払う額を確認できます。希望額だけを記入せず、減額された場合に何を延期するか、どの支払には期限があるかまで説明できる状態にします。
融資の相談では、設備の必要性と回収までの資金を示す
日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金は、事業に必要な設備資金・運転資金を案内しています。記事の試算額がそのまま対象額や借入可能額になるわけではありません。希望額を決めるときは、見積書、自己資金の経緯、受注・売上の根拠、開業後の支払予定を照合します。
公庫の創業予定者向け手続き案内では、創業計画書や設備資金の見積書などの準備書類が示されています。事業形態や申込内容に応じた必要書類を確認し、審査・契約・送金より前に支払期限が来る項目を相談時に伝えてください。融資のアイラボへの支援依頼が融資の申込要件になるものではなく、金融機関へ直接相談する方法もあります。
事業主の生活費や納税準備は、事業の設備費・運転資金の申込使途と分けて管理します。現金表に生活費が載っていることを理由に、その全額を事業融資で賄えるとは判断しません。実際の利用条件、対象費用、返済方法は、申込先へ事業計画を示して確認します。
相談前の状況を整理する3つの想定例
以下は説明用の架空の相談例です。実在するお客様の実績や融資結果を表すものではありません。
安く買えた大型家具
仕入は安いが搬出と補修に費用がかかる想定です。引取前の写真と経路確認から総取得額を出し、想定売価と保管期間を比較します。
月末は収まるが月中に満杯
入荷が集中し有効容積を超える想定です。便ごとに入荷と引渡しを並べ、仕入時期の変更か外部保管の費用を計画へ反映します。
購入後に階段搬入が判明
標準配送に追加人員が必要になる想定です。注文前に寸法と搬入条件を確認し、追加料金の説明と承諾を記録する運用へ直します。
創業融資サポートを利用したお客様の声
支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。






融資のアイラボの料金と支援範囲
着手金0円・成功報酬5%+税
報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。
契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。
中古家具販売店の開業・創業融資でよくある質問
取り扱う商品や設備・出店条件によって計画が変わります。具体的な契約書・見積書を手元に置き、自分の条件と照らし合わせてください。
家具の買取価格だけを仕入原価にすればよいですか。
引取や販売可能にするための補修など、取得にかかる費用も整理します。本文は買取1万円に引取4,000円と外注補修3,000円を含めた例です。実際の経理処理は費用の性質に合わせて確認します。
倉庫は床面積だけで比較できますか。
大型品は高さや積上げ可否も影響します。通路・作業場・避難経路を除いた安全な保管容積で比較し、月末だけでなく入荷直後の最大量を確認してください。
中古家具を扱うには古物商許可が必要ですか。
中古家具の買取販売を行う古物営業は、営業方法を管轄警察署に示し、許可や記録等を確認します。通販を併用する場合の本人確認・表示も準備します。
古物商許可で不要家具の回収もできますか。
古物営業と廃棄物の回収は別です。古物商許可だけで家庭の廃棄物回収ができるわけではなく、市区町村の許可・委託等を確認します。買取できない家具の処分を安易に引き受けないようにします。
配送費は販売価格に含めてよいですか。
含める場合は標準の範囲を明示し、地域、階段、分解、追加人員などの条件を購入前に確認します。本文の5,000円は架空の標準配送費で、すべての家具に適用する相場ではありません。
返品された家具の原価をもう一度現金から引きますか。
既に支払った取得原価を再び現金支出にしません。返金と戻り送料を現金へ反映し、再販可能なら在庫へ戻す処理を区別します。破損して再販できない場合は別に損失を確認します。
何点売れれば資金が安定しますか。
本文の定常条件では月45点が目安ですが、毎月5点の在庫増も賄う初月条件では月50点になります。入金時期や追加保管費で変わるため、販売点数だけでなく月ごとの支払と残高を確認します。
確認した公式資料
確認日:2026年9月9日。業務の整理にはJ-Net21を参照し、数値例と資金計画は編集部が独自に作成しています。古い資料の費用例を現在の相場として使用していません。
- J-Net21:中古家具販売店
業態の整理と収益の構成。過去の市場統計・費用例・手続きは現在の条件へ転用しない。 - 愛知県警察:古物商許可申請
中古品の買取販売に関する申請案内。 - 環境省:無許可回収業者を利用しないでください
家庭の廃棄物回収と、古物商許可等を区別する根拠。 - 日本政策金融公庫:新規開業・スタートアップ支援資金
事業に必要な設備資金・運転資金と、事業計画の確認・審査に関する案内。 - 日本政策金融公庫:創業予定の方のお手続き
創業計画書・設備見積書等の申込準備と、面談から契約・送金までの流れ。
この記事の監修者・運営者情報

石川 康平
五常コンサルティング株式会社 代表取締役
2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。
- 執筆・編集
- 融資のアイラボ編集部
- 監修
- 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
- 公開日
- 2026年9月9日
- 最終更新日
- 2026年9月9日
- 制度情報の確認方法
- 日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。
※冒頭の仕事・人物画像はAIで生成した架空のイメージで、実在のスタッフや施設ではありません。地域写真には撮影地・撮影日・出典を表示しています。「お客様の声」と監修者の写真は、実際のお客様・監修者の写真です。
