全国信用保証協会連合会は、信用保証協会が保証している融資を保証付融資、保証が付かない融資をプロパー融資と説明しています。保証付き融資では、返済が滞った場合に協会が金融機関へ立て替え払いをする仕組みがありますが、借入人の債務が消える制度ではありません。
保証付き融資では、通常、金融機関への利息とは別に信用保証料を確認します。一方、プロパー融資でも金利、手数料、担保、代表者保証、財務報告などの条件が個別に設定されることがあります。『保証料がないから必ず安い』『保証付きだから審査が易しい』とは断定できません。
両者は二者択一とは限りません。全国信用保証協会連合会は、プロパー融資と保証付融資の併用により融資枠の拡大を図れることを利用メリットとして案内しています。実際の提案、審査、金額、条件は金融機関と信用保証協会が個別に判断します。
創業融資後は契約ごとに、借入先、保証協会、制度名、融資額、残高、返済日、金利、保証料、満期、担保・保証、提出資料を台帳化します。名称だけでまとめず、次回相談時にどの契約を増額・借換・併用するのかを説明できる状態へ整えます。

保証付きなら返済責任が軽く、プロパーなら保証料がない分だけ有利だと思っている
- 責任協会の立て替え払いで借入人の債務が消えると誤解している
- 費用保証料だけを比べ、金利・期間・手数料・担保を見ていない
- 残高保証付き・プロパーを別管理し、全社返済額を把握していない
この記事の結論
- 保証関係を分ける
保証付きは協会・金融機関・借入人の関係を確認します。 - 総条件で比較する
融資額、金利、保証料、期間、担保・保証を並べます。 - 併用後を管理する
残高、返済日、報告期限、次回相談を全契約で管理します。
保証付き融資とプロパー融資の比較の不足を無料相談で整理する
資料がすべて揃っていなくても相談できます。現在ある通帳、会計データ、融資資料から、どこを先に整えるべきかを確認します。
保証付き融資とプロパー融資の比較で想定される相談内容
以下は実績・成功事例ではなく、相談時に整理対象となりやすい状況を示した想定ケースです。融資条件、契約、会計処理、保存期間は各社で異なるため、自社資料と最新の公的情報で確認してください。
保証付き融資とプロパー融資の条件提示を受け、保証料を含む総費用と返済後残高を比較したい
保証付き融資を利用中で、同じ金融機関からプロパー融資も提案され、併用後の管理を整理したい
保証付きなら返済責任が軽くなると思っていたため、契約当事者と代位弁済後の関係を確認したい
保証付き・プロパー融資を比較する5工程
保証区分、費用、責任、返済、将来調達の順に確認します。
- 01契約収集保証付き・プロパーを特定
- 02条件転記額・金利・期間・費用
- 03責任確認返済・保証・担保・求償
- 04資金試算月次返済・最低残高
- 05併用相談使途・時期・説明資料
融資の選択は保証料の有無ではなく総条件と資金余力で判断
借りられる額と返せる額を分けます。
同じ基準で比較
契約で特定
慎重案で確認
確認式比較後の余力=調達後現金-資金使途支出-全借入返済-税金・固定費
数値は事業計画へ入れる項目を示したものです。単価・基準・審査結果を保証するものではなく、最新条件を各窓口へ確認してください。
保証付きとプロパーを『審査の難易度』だけで比べず、当事者・費用・責任・将来調達で判断する
保証協会は借入人の代わりに最終負担する制度ではない
返済が滞り協会が金融機関へ代位弁済した後は、協会が借入人に対する求償権を得る仕組みです。保証割合や責任共有を借入人の返済割合と読み替えません。
プロパー融資も名称だけでは条件が分からない
保証協会が付かないこと以外の条件は個別です。金利、期間、担保、代表者保証、財務制限、提出資料、期限の利益等を契約書で確認します。
併用は総借入と説明負担まで見る
併用で調達額が広がっても、返済負担と管理対象も増えます。資金使途の重複を避け、どの契約で何を支払うか、毎月どの資料を更新するかを決めます。
保証協会付き融資とプロパー融資の当事者を分ける
制度名・借入人・条件を原本で確認
融資額、期間、利率、返済方法、保証、手数料、効力発生日を一つの確認表へ転記します。
総支払と資金余力を同じ基準で比較
月々返済だけでなく、利息、保証料、事務費用、手元資金、更新条件を並べます。
決定前に窓口と専門家へ照会
制度の対象、審査、契約、税務の不明点を質問化し、回答日と担当窓口を記録します。
比較表の一行を一契約とし、金融機関名、保証協会名、保証制度、当初額、現在残高、実行日、満期、返済方式、金利、保証料、事務費用、担保、保証人、提出・報告条件を記録します。保証付きかプロパーか不明な契約は、契約書と金融機関の回答で確認します
会計処理、税務申告、帳簿書類の保存、融資判断は事業形態や取引内容で異なります。制度の最新情報を公的機関で確認し、個別の税務判断は税理士等の有資格者へ相談してください。
審査・保証料・金利・返済責任を同じ表で比較する
保証・制度・費用
- 信用保証協会と保証制度の名称
- 保証承諾額・保証期間・保証料
- 責任共有制度の対象区分
- 代位弁済後の求償関係
金融機関独自の条件
- 金融機関の融資額・金利・期間
- 担保・代表者保証・契約条項
- 決算提出・月次報告・更新条件
- 追加融資・借換・併用の相談条件
費用比較は、保証料の有無だけでなく、借入期間中の利息、事務手数料、登記・評価など関連費用、繰上返済時の取扱いを含めます。条件が未確定なら幅を持たせ、実行後の最低現金残高まで比較します。

保証区分を一列追加し、全借入の返済と期限を同じ表へ置く
保証付きとプロパーを別々のファイルで管理すると、同じ月の返済集中や報告期限を見落とします。一契約一行の台帳に統合し、契約原本と残高証明へ戻れる保存先を付けます。
二者択一にせず併用案と資金余力を確認する
| 項目 | 計算・確認方法 | 根拠資料 |
|---|---|---|
| 当事者 | 借入人・金融機関・保証協会 | 契約書・保証関係書類 |
| 費用 | 金利・保証料・手数料 | 金額・支払日・返戻条件 |
| 責任 | 返済・保証・担保・求償 | 誰が誰に負うか |
| 運用 | 返済・報告・更新・相談 | 期限・担当・提出先 |
同じ金融機関でも、契約ごとに保証の有無や条件が異なる場合があります。通帳の引落名だけで判定せず、契約書、保証承諾関係、返済予定表、金融機関への確認結果を結び付けます。
契約後は保証区分・残高・期限・報告を一元管理する
保証付き・プロパーを特定
額・金利・期間・費用
返済・保証・担保・求償
月次返済・最低残高
使途・時期・説明資料
保証付きかプロパーかにかかわらず、借入金の入金、元金返済、利息、保証料等を実際の入出金日に置きます。保証料が融資金から差し引かれる場合は、契約額と使用可能額を混同しません。
併用案では、追加で得られる現金だけでなく、両契約の毎月返済、満期一括、金利見直し、保証料、税金、設備支払を反映します。審査結果を前提に支出を確定せず、既存資金だけの慎重案も残します。
制度、許認可、手続、融資条件は変更される場合があります。申込時は公的機関の最新情報と金融機関の案内を確認してください。
比較相談で用意したい契約・財務資料
保証付き融資は保証申込・承諾関係、プロパー融資は金融機関の条件提示と契約を確認します。どちらも返済予定表、残高、試算表、資金繰り、担保・保証、報告条件を揃えます。
本記事は融資制度、信用保証、契約、返済管理に関する一般情報です。融資・保証の可否や条件を保証するものではありません。正式条件は金融機関・信用保証協会の提示資料を優先し、個別の法務・税務判断は弁護士、税理士等へ確認してください。
創業融資サポートを利用したお客様の声
支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。






融資のアイラボの料金と支援範囲
着手金0円・成功報酬5%+税
報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。
契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。
よくある質問
申込み方法や必要書類は制度・窓口・事業内容によって異なります。個別条件は必ず担当窓口へご確認ください。
保証付き融資とプロパー融資の一番大きな違いは何ですか?
信用保証協会の保証が付くかどうかです。それ以外の金利、期間、担保、保証、報告等は個別条件を確認します。
保証付き融資なら返済できなくても大丈夫ですか?
いいえ。借入人の返済義務は残ります。代位弁済後は協会への求償債務が生じる仕組みです。
プロパー融資は保証料がかかりませんか?
信用保証協会の保証料はありませんが、金利や各種費用を含む正式条件を金融機関へ確認してください。
プロパー融資の方が必ず審査は厳しいですか?
一律には断定できません。金融機関が事業、財務、返済可能性、取引等を個別に判断します。
保証付きとプロパーは併用できますか?
併用される場合があります。具体的な金額、使途、条件、審査は金融機関・信用保証協会へ確認します。
比較時に何を用意しますか?
条件提示、契約、保証関係資料、返済予定、借入残高、試算表、資金繰り、資金使途を用意します。
どちらを優先すべきですか?
保証の有無だけで決めず、必要額、時期、総費用、返済余力、担保・保証、将来の調達方針を比較します。
この記事の監修者・運営者情報

- 執筆・編集
- 融資のアイラボ編集部
- 監修
- 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
- 公開日
- 2026年8月10日
- 最終更新日
- 2026年8月10日
- 制度情報の確認方法
- 日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。
※記事内の相談場面を表現した写真は、内容を分かりやすく伝えるために作成したAI生成のイメージです。「お客様の声」に掲載しているお客様と監修者の写真は、実際のお客様・監修者の写真です。
確認した公式情報
制度内容や申込方法は改定される場合があります。申込時には各公式ページと窓口で最新情報をご確認ください。PDFは容量が大きい場合があるため、スマートフォンでは通信環境にもご注意ください。
- 全国信用保証協会連合会「初めての融資と信用保証」
- 全国信用保証協会連合会「もっと知りたい信用保証」
- 全国信用保証協会連合会「よくあるご質問」
- 日本政策金融公庫「創業の手引」(PDF・容量が大きい場合があります)
- 国税庁「記帳や帳簿等保存・青色申告」
- あいち産業振興機構「愛知県よろず支援拠点」
制度情報確認日:2026年8月10日
保証付き融資とプロパー融資の比較を次回融資まで逆算して整理する
保証付き・プロパー融資の条件と全借入の返済余力を一枚に整理します。相談時点で契約する必要はなく、現在ある資料と社内の運用から確認できます。
資料が完成していなくても、相談した時点で契約する必要もありません。
※融資の可否、金額、利率、返済期間、担保・保証人などの条件は、各金融機関・信用保証協会の審査により決定されます。融資のアイラボは金融機関ではなく、融資の実行を保証するものではありません。
※本記事は2026年8月10日時点の公表情報をもとに作成しています。制度内容は変更される場合がありますので、申込時には必ず各公式窓口で最新情報をご確認ください。
