愛知県|資本金と自己資金

資本金と自己資金
払ったお金と、いま残る現金を分ける

資本金と通帳の残高が違っていても、支払った内容をたどれば整理できます。300万円を払い込んだ例で、使ったお金と現在の現金を分け、融資の相談で説明できる形にしましょう。

通帳と領収書、設立関係の書類を分けて確認する創業者(AI生成イメージ)

仕事・相談場面はAI生成のイメージです

資本金・自己資金公開日 2026年8月2日最終更新日 2026年9月23日
監修:五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平

資本金・払込額・現在の現金は、別の数字

3つの数字を、それぞれの資料で確認する
資本金登記・会計の額設備代を払っても、登記上の額がその支払い分だけ減るわけではありません。
払込額設立時に入れた額通帳や払込証明で、その日付と金額を確認します。
現在の現金基準日に残る額払込後の支払いを引き、会社の通帳等と照合します。

自己資金は出所・返済義務・使った額も確認します。設立・会計での扱いと融資審査での扱いは、それぞれの専門家・申込先へ確認します。

似た言葉を一つの数字にまとめない確認表です。

資本金・払込額・現在現金の確認資料

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

資本金額、払込額、自己資金、現在現金を別の列にする
用語確認する内容主な資料
資本金登記・会計上の額登記事項・計算書類
払込額設立時に払い込んだ額払込証明・通帳
自己資金出所・蓄積・返済義務個人通帳等
既払費事業のため支払済み契約・領収
法人現金基準日残高法人通帳
役員立替個人支払・未精算証憑・精算表
役員借入金会社の返済義務等契約・会計
親族資金贈与・借入等契約・送金

登記簿の資本金300万円と法人通帳の現在残高175万円が違っても、直ちに矛盾とは限りません。差額の使途を説明します。

この記事の結論

  1. 資本金額と現金残高を分離
    登記額だけで現在資金を判断しません。
  2. 既払費は125万円
    設立費25万円+設備80万円+保証金20万円の架空例です。
  3. 現在残高は175万円
    払込300万円-既払125万円で検算します。

現在の準備状況を無料相談で整理する

資料がすべて揃っていなくても相談できます。候補制度、必要資料、支援が必要な範囲を確認します。

300万円を払い込み、125万円払うと残り175万円

払込300万円から、支払った125万円を引く
  1. 01
    設立時の払い込み|300万円

    資金の出所と、払込前後の記録をつなぐ。

  2. 02
    すでに払った費用|−125万円

    設立費25万円 + 設備80万円 + 保証金20万円

  3. 03
    現在の口座残高|175万円

    300万円 − 125万円。登記上の資本金額とは分ける。

架空例です。支払済み125万円は、この後の総予算800万円にも含めます。現在使える現金175万円と二重に数えません。

300万円払込後に175万円残る明細

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

払込300万円から設立・設備・保証金125万円を払い、残高175万円を確認する
資金移動架空金額証拠
個人からの払込3,000,000円払込前後通帳
設立費用▲250,000円請求・領収
設備代▲800,000円見積り・振込
物件保証金▲200,000円契約・領収
既払合計▲1,250,000円25万+80万+20万円
法人通帳残高1,750,000円300万-125万円
未払予定500,000円請求・期限
支払後見込1,250,000円175万-50万円

現金払いや個人カード払いは、支払者と会社への帰属・精算を資料でつなぎます。

同じ80万円を既払設備と法人通帳残高の両方へ残さないよう照合します。

必要800万円と、自己資金・借入希望の合計をそろえる

総予算800万円のうち、125万円は支払済み
すでに支払った分125万円

設立25 + 設備80 + 保証金20(万円)

今後の支払い・確保675万円

残す現金150万円も含む

自己資金300万円のうち、使った125万円+現在175万円。借入希望500万円と合わせて総予算800万円へ。

架空例です。設立費25万円・保証金20万円・内装105万円で計150万円。総予算800万円に支払済み125万円を含み、借入希望500万円は未承認です。

必要800万円と既払125万円の対応表

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

必要資金800万円と調達方法800万円を一致させる
必要資金・調達架空金額確認
設備資金3,000,000円見積り
設立・保証金・内装1,500,000円契約
仕入・広告800,000円数量・時期
当初固定費1,200,000円支払日
開始後に残す現金1,500,000円赤字対応
必要資金合計8,000,000円300万+150万+80万+120万+150万円
自己資金3,000,000円出所・払込
借入希望5,000,000円調達合計800万円
同じ総予算800万円を、支払済みと今後必要な分に分ける(万円)
費目総予算支払済み今後の支払・確保
設備30080220
設立費25250
保証金20200
内装1050105
仕入・広告80080
当初固定費1200120
残す現金1500150
合計800125675

設立・保証金・内装の計150万円=25+20+105万円です。今後675万円=現在175万円+借入希望500万円。次の節で払う備品30万円は設備の未払220万円に、初回仕入20万円は仕入・広告80万円に含みます。その50万円を払うと今後必要額は625万円、着金後の見込残高も125+500=625万円です。残す150万円は支払先への出金とは区別します。

日本政策金融公庫「創業計画書セルフチェック」の資金計画を参考に、必要資金合計と調達方法合計を一致させます。

支払済み125万円は「総予算と支払済み・今後必要額の対応表」のとおり総予算800万円に含め、別枠で足しません。

総予算800万円は掲げた費目だけの架空例です。融資支援料・保証料・契約費用などが別途必要なら金額と支払日を追加し、残す現金150万円を維持できるか、調達額と併せて再計算します。

借入希望500万円は、入金するまで手元にない

借入前に50万円払うと、手元は125万円へ
  1. 01
    現在の現金|175万円

    支払済み125万円を差し引いた後

  2. 02
    これから払う分|−50万円

    備品30万円 + 初回仕入20万円

  3. 03
    借入実行前の現金|125万円

    175万円 − 50万円

  4. 04
    500万円が実際に入れば|625万円

    審査・契約後に実行される場合の見込み

前の総予算800万円と同じ例です。追加支払50万円も予算内。融資希望500万円は入金前の残高に足さず、既払費用の対象可否は申込先へ確認します。

借入希望500万円の着金前後の残高表

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

登記時の額ではなく、申込基準日の使える現金と今後支払を確認する
時点入出金残高
払込直後+3,000,000円3,000,000円
設立費支払▲250,000円2,750,000円
設備代支払▲800,000円1,950,000円
保証金支払▲200,000円1,750,000円
備品支払予定▲300,000円1,450,000円
初回仕入▲200,000円1,250,000円
借入実行+5,000,000円6,250,000円
開業後支払日付別に管理週別の資金繰り表へ

借入実行は審査・契約後の未確定入金なので、実行前残高と分けます。

設立費や既払費が融資対象となるかは申込先へ事前確認します。

個人の蓄積から法人の現在残高まで、日付順に一つの表へつなぐ

必要期間・書類は申込先へ確認します。

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

個人の蓄積から法人の現在残高まで、日付順に一つの表へつなぐ
資料確認すること不一致時
個人通帳給与・貯蓄・移動入金出所を確認
払込通帳名義・日付・金額設立手続確認
払込証明対象口座・写し司法書士等確認
登記事項会社成立・資本金最新情報
法人通帳入金・支払・残高取引説明
契約・請求会社の必要資金名義確認
領収・振込既払日・額・相手通帳照合
立替・借入表返済義務・精算税理士等確認

一時的に借りた資金を自己資金として見せる説明はしません。

通帳の大口入金は出所と返済義務を確認し、申込資料と一致させます。

資本金を決める前後で、出所・払込・支払・残高を検算する

登記後に初めて不足へ気付かない手順です。

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

資本金を決める前後で、出所・払込・支払・残高を検算する
順序作業検算
1必要資金を積算見積り・運転資金
2自己資金出所を整理蓄積・返済義務
3資本金等を専門家に確認登記・会計・税務
4払込を実行個人→払込口座
5会社成立・口座開設名義・日付
6支払済み額を領収書等と照合支払者・帰属
7現在残高を確認払込-既払
8融資資料へ反映必要=調達

設立前の計画と設立後の実績を別版で残し、払込額・既払費用・現在残高の関係を更新します。自己資金欄は申込先の記載方法に沿い、既払費用を含む総予算と今後の必要額を混ぜません。

資本金払込の前後を、個人・会社・支払先の三方向から追跡する

自己資金の形成過程を月次で示す

給与、事業収入、貯蓄移動、資産売却など、払込前の残高がどのように形成されたかを通帳で追います。大口入金は相手、目的、返済義務、契約を確認し、一時的に借りた資金を自己資金と説明しません。複数口座から集めた場合は、同じ資金を重複して数えないよう出金と入金を日付・金額で対応させます。

払込手続と融資説明を混同しない

会社設立手続で払込みを証する資料が整っていても、創業融資では出所、既払費、現在残高、返済義務を別に説明する場合があります。登記が完了したことだけで自己資金の実態説明が終わったと考えません。司法書士等へ設立手続、税理士へ会計・税務、金融機関へ申込資料の範囲をそれぞれ確認します。

資本金額と法人通帳残高を別管理する

設備や設立費を払えば現金残高は減りますが、それだけで登記上の資本金額が同額減るわけではありません。反対に、法人通帳へ代表者が追加送金して残高が増えても、自動的に資本金が増えるとは限りません。現金、資本金、役員借入金、立替金等の関係を会計資料で確認し、同じ言葉へまとめません。

設立前支払の契約主体を確認する

会社成立前に代表者が物件手付、設備代、専門家費用を払うことがあります。支払日、相手、契約名義、事業との関係、会社成立後の帰属・精算を記録します。領収書が個人名だから全て私費、事業用だから全て会社費用と即断せず、会計・税務と融資使途を専門家・申込先へ確認します。

役員借入金と出資を返済義務で分ける

代表者が会社へ追加資金を入れる場合、増資、役員借入金、立替精算など方法により登記、契約、返済義務、会計・税務が異なります。資金繰りが苦しくなったらいつでも返せる、資本金と同じだから返済不要、と自己判断しません。取締役会等の社内手続や金融機関への説明も含めて専門家へ確認します。

親族資金は贈与・借入・出資を明確にする

親族からの振込があっても、無条件の贈与、返済義務のある借入、会社への出資では意味が違います。資金提供者、日付、金額、目的、返済条件、税務を文書と送金履歴で確認します。返済予定がある資金を自己資金として表示したり、家族口座残高を会社が自由に使える資金として加えたりしません。

既払費を必要資金へ二重計上しない

必要資金800万円のうち設備80万円を既に払った場合、必要資金総額に含むのか、今後必要額だけを示すのかを表で明確にします。自己資金300万円から既払125万円を出しているのに、現在残高も300万円とする計画は避けます。見積り、請求、領収、通帳、固定資産・費用の台帳を一件ずつ対応させます。

融資実行前後の残高を分ける

審査中の借入希望500万円は、実行されるまで現在現金ではありません。実行前残高、確定支払、実行予定、実行後に残す運転資金を別の行にします。承認額や実行日が計画と違う場合に、どの設備・仕入・開業日を見直すかを事前に決めます。融資金で設立前支払を補填できるかも申込先へ確認します。

払込後の変更を融資資料へ正しく反映する

設立時計画と申込時実績を別版で残す

会社設立時に作った資金計画は、その後の支払や契約変更で古くなります。払込300万円、設立・設備・保証金の既払125万円、法人通帳175万円というように、基準日の残高を実績で更新します。設立前の見込表を削除せず、変更前、変更後、理由、証拠を差分表へ残します。借入希望額を増減する場合は、単に自己資金不足として扱わず、必要資金、仕様、開業時期、返済後残高まで再計算します。

会社口座開設前後の移動を途切れさせない

払込口座から法人口座へ資金を移した場合、出金日、入金日、手数料、名義を対応させます。途中で現金化したり別の個人口座を経由したりすると説明が難しくなるため、やむを得ない移動は理由と領収を保存します。会社口座開設前に個人が支払った費用は、会社が返金した時点まで追跡し、同じ金額を個人通帳と法人通帳の双方で現在資金として数えません。

増資や追加貸付は実行前に確認する

融資審査中に資金不足が判明しても、代表者からの送金を資本金へ自動的に振り替えません。増資の登記、役員借入金の契約、利息・返済、税務、金融機関への説明を専門家と確認します。追加資金を入れたことで現在残高は増えても、会社の返済義務や将来支出も変わります。資金の名称だけを有利に見せるのではなく、実態を資料へ反映します。

資金一覧には確認日と作成者を付け、登記事項、通帳、会計残高、創業計画書の更新時点をそろえます。説明できない差額を「調整額」で埋めず、入出金を一件ずつ追跡し、必要に応じて金融機関と専門家へ確認します。確認記録も保存します。

想定相談例

資本金と自己資金で整理したい3つの状況

以下は実績や融資成功例ではなく、相談前の整理方法を示す架空例です。

想定相談例 1

資本金300万円ですが法人通帳は175万円です。設立費・設備・保証金125万円を照合します。

想定相談例 2

親から100万円を受け取りました。贈与・借入・返済義務と税務を確認します。

想定相談例 3

設立前に個人カードで設備を買いました。支払者、会社への帰属、精算、融資使途を整理します。

資本金と自己資金の最終確認

資本金の払込元、会社設立費用、設立後の現金残高、既に支払った開業費、役員借入金を分けます。登記上の資本金額だけで、現在使える自己資金を説明しないようにしてください。

法人通帳だけで流れが追えない場合は、個人口座の蓄積から資本金払込までを連続して示します。創業計画書の自己資金額は、支払済み分と現在残高の内訳で説明します。この例の300万円は既払125万円と残高175万円の合計で、現在残高だけにそろえるものではありません。申込先の記載方法と、既払費用の取扱いを確認します。

今日できる準備

通帳の300万円が、どこへ動いたかを1件ずつたどる

払い込み前後の通帳、設立費・設備・保証金の領収書を日付順に並べます。いま残る現金と、借入実行前に払う額を確認し、同じ費用や資金を二度数えないよう照合してください。

創業融資サポートを利用したお客様の声

支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。

融資のアイラボの料金と支援範囲

設立前後の通帳、払込記録、領収書、見積りがあれば持ち寄れます。当社が支払済み・これから払う額・残す現金を総予算にそろえ、自己資金の出所と借入希望を説明する資金計画を作る支援をします。資本金の法務・税務上の扱いは該当する専門家へ確認します。

無料相談の方法をお選びください

費用と支援範囲を見る →

相談だけなら契約不要・資料が未完成でも相談可能

着手金0円・融資実行額の5%+税

報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。

候補制度の整理必要資金の確認創業計画書の作成支援提出資料の確認面談質問の準備申込前後の進行整理

契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。

よくある質問

資本金、自己資金、役員借入金、設立前支払の登記・会計・税務・融資上の扱いは個別に異なります。金融機関と専門家へ確認してください。

資本金額がそのまま自己資金額ですか?

必ずしも同じとは限りません。出所、払込、既払費、会社への帰属、現在残高を確認します。

資本金を使うと資本金額が減りますか?

現金残高と登記・会計上の資本金額は同じ概念ではありません。会計処理は税理士等へ確認します。

設立前に払った費用は自己資金に含まれますか?

支払者、事業との関係、証憑、会社との精算、融資使途を個別に整理します。

親から受け取った資金は自己資金ですか?

贈与か借入か、返済義務、契約、送金履歴、税務を確認し、自己判断で表示しません。

役員借入金と資本金は同じですか?

同じではありません。返済義務、登記、会計、契約、資金出所を専門家と確認します。

資本金は多いほど融資に有利ですか?

金額だけで決まりません。必要資金、事業計画、残高、出所、返済可能性等を申込先が確認します。

通帳はどこからどこまで必要ですか?

個人の蓄積、払込、法人への移動、既払、現在残高が追える範囲を申込先へ確認します。

この記事の監修者・運営者情報

監修者 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川康平
監修者

石川 康平

五常コンサルティング株式会社 代表取締役

2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。

五常コンサルティング株式会社の公式サイトを見る

執筆・編集
融資のアイラボ編集部
監修
五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
公開日
2026年8月2日
最終更新日
2026年9月23日
制度情報の確認方法
日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。

※冒頭の仕事・相談場面はAI生成のイメージです。「お客様の声」と監修者に掲載する人物写真は、実際のお客様・監修者の写真です。

確認した公式情報・補足資料

設立手続は法務省、資金計画は日本政策金融公庫、税務上の届出は国税庁の資料を参照しています。実際の手続と申込資料は、専門家・申込先へ確認してください。

初回情報確認日:2026年9月2日。法務省の払込・設立手続と公庫の資金計画の記載例は2026年9月23日に部分確認。

資本金と現在使える自己資金を分けて確認する

資本金の払込履歴、設立費用、開業前支出、現在残高をつなぎ、説明できる自己資金額を整理します。

資料が未完成でも相談できます。相談だけで契約する必要はありません。

※融資の可否、金額、利率、返済期間、担保・保証人などの条件は、各金融機関・信用保証協会の審査により決定されます。融資のアイラボは金融機関ではなく、融資の実行を保証するものではありません。

※本記事は2026年9月2日時点の公表情報をもとに作成しています。制度内容は変更される場合がありますので、申込時には必ず各公式窓口で最新情報をご確認ください。

無料相談電話LINEメール