公庫の面談で聞かれる質問数字と資料で、自分の言葉に

回答を丸暗記するより、計画の数字と根拠資料を結び付けましょう。月商180万円の架空例を使い、結論・計算・資料の順に説明する準備をします。

開業予定の店舗で計画の説明を練習する女性と話を聞く協力者。AI生成の架空イメージ。

仕事の場面はAI生成の架空イメージです

月商180万円を、客数・単価・営業日で説明する

結論から、根拠と資料へ
  1. 結論:月商の計画180万円です
  2. 根拠:数字を分解30人×3,000円×20日
  3. 資料:前提を示す客数の調査・商品価格・営業計画

架空の練習例です。30人を受け入れられる席・時間・人員と、実際に来店する根拠は別に確認します。売上計画が融資の承認を意味するものではありません。

客数と売上の回答例へ →
客数と売上の回答例

売上根拠を保証しない架空回答例です。

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

30人×3,000円×20日で月商180万円を説明する
質問項目架空回答根拠
1日客数30人時間帯・席数
客単価3,000円商品構成
営業日20日休業日
月商1,800,000円30×3,000×20
変動費商品別計算見積・実績
固定費契約額家賃・人員
慎重ケース客数70%等最低現金
能力上限席・時間・人員工程表

「周辺に人が多い」だけで30人とせず、観察、予約、試験販売、既存顧客、同業経験へつなげます。

税込・税抜、売上計上、入金日を混ぜずに答えます。

質問の分野ごとに、答えと証拠をそろえる

準備する内容を4組へ整理

自分の計画書と原資料を対応させる

動機・経験

なぜ今か/担当してきた仕事

顧客・販売

誰に何を/どう届けるか

売上・費用

数量・価格/原価・固定費

必要資金・返済

支払・自己資金/慎重時の現金

表では8分野に分けて確認します。実際の質問や順番は個別に異なります。未確認のことは作らず、確認先と回答予定を伝えます。

8分野の準備表へ →
8分野の準備表

実際の質問順を断定しない準備表です。

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

面談を8分野に分け、回答と証拠を対応させる
分野短く答える内容根拠
創業動機なぜ今・何を解決経歴・調査
経験担当業務・年数・成果職歴等
商品顧客誰に何をいくら価格・契約
販売方法どう獲得・提供試験販売等
売上費用単価・数量・原価計算表
必要資金支払先・金額・日見積り
自己資金借入出所・残高・返済通帳等
リスク返済慎重時の現金資金繰り

日本政策金融公庫「創業予定の方のお手続き」の案内に沿い、店舗・工場の訪問や追加資料の可能性も確認します。

質問の意味が分からない場合は、違う内容を長く話さず確認します。

必要額だけでなく、使い道と支払日を答える

見積りから答えを用意する

設備・開業後の支出・既払分を分ける

何に、なぜ使う?

仕様・数量と事業上の必要性

誰へ、いくら払う?

相手先・税込総額・追加費用

いつ、どう準備する?

支払日・自己資金・借入希望

既払分は現在残高から再度引きません。見積りが変わったら旧額・新額・理由・資金への影響を示します。

資金使途と根拠の確認表へ →
資金使途と根拠の確認表

金額だけで終わらせない確認表です。

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

必要資金を支払先・日付・証拠で答える
質問回答要素資料
何に使うか設備・運転を分離資金表
なぜ必要か商品・能力との関係計画
いくらか税込・諸費用見積書
いつ払うか契約・着手・納品工程
誰へ払うか正式名称・口座契約
自己資金出所・形成過程通帳
既払額日付・残高影響振込
減額時優先順位・延期代替案

見積りが更新されたら旧額を暗記したまま答えず、申込時資料との差分を示します。

親族等からの資金は返済義務、贈与、出資等を曖昧にしません。

月末現金430万円の前提まで説明する

利益と口座の現金を分ける
  1. 月初の現金400万円
  2. 売上代金の入金+180万円
  3. 事業の支払−140万円
  4. 借入返済−10万円
税・社会保険・生活費等を引く前月末430万円

架空例。設備更新も別途確認します。売上の計上月と入金月は同じとは限りません。慎重ケースでは入金減と支払予定を組み替えて説明します。

現金と未反映支出の計算表へ →
現金と未反映支出の計算表

単月の架空面談例です。

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

月初400万円に入金180万円、支出150万円で月末430万円を残す
項目架空金額回答ポイント
月初現金4,000,000円通帳基準日
売上入金+1,800,000円売上と入金を区別
事業支出▲1,400,000円内訳
借入返済▲100,000円既存・新規
月末現金4,300,000円400+180-140-10万円
生活費等別表確認個人・法人
税・社会保険別途控除期限
慎重ケース売上70%等不足時対応

損益の利益と通帳残高を同じ数字として答えません。

既存借入、住宅ローン、生活費など申込書の質問に沿って正確に説明します。

430万円は納税・社会保険・事業主の生活費・追加設備費を差し引く前です。ここでの事業支出140万円にはこれらを含めず、別表の支払予定で調整します。通常の売上計上額と入金額が一致する例に固定せず、入金が遅れる場合も説明できるようにします。

説明の練習で、数字と資料のずれを見つける

話す・計算する・確かめ直す
  1. 事業の全体を短く話す練習上は60秒を目安にする
  2. 主要数字を計算する単価・数量・支払と残高
  3. 根拠資料を示す提出版と変更点を確認
  4. 不明点を整理する確認先・期限を決めて修正

60秒は練習の目安で、面談や回答の制限時間ではありません。支援者が作成した計画も、本人が前提を理解して説明します。

面談前の点検手順へ →
面談前の点検手順

面談前の点検手順です。

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

回答練習を暗記ではなく矛盾発見に使う
手順行うこと確認
1計画を60秒で要約事業の全体
2主要数字を手計算式と単位
3資料を指すページ・箇所
4追加質問を受ける前提を説明
5不明点を分ける確認先・期限
6録音等なしでメモ自分の改善
7提出後変更を整理差分表
8当日の持物確認支店案内

60秒は練習上の目安で、実際の回答時間や面談時間を示しません。

支援者が作った数字も申込者本人が再計算し、説明できない仮定は修正します。

豊橋市・豊橋駅東口の歩行者デッキの実景

愛知県・豊橋市・豊橋駅東口の歩行者デッキ

地域の観察を、客数の根拠へつなげる

豊橋駅東口の歩行者デッキの実景です。面談では「駅前だから集客できる」で終えず、候補地の曜日・時間帯別の観察や試験販売など、確認した根拠を示します。写真の人通りは月商180万円の根拠ではありません。

豊橋市・豊橋駅東口の歩行者デッキ/2016年3月21日撮影。現在の様子とは異なる場合があります。写真:663highland(Wikimedia Commons原典)/CC BY 2.5。縮小・WebP変換。同ライセンスで利用。

必要な準備を項目別に確認

公庫の面談で聞かれる質問の確認事項

日本政策金融公庫「創業予定の方のお手続き」は、面談で資金の使いみちや事業計画を聞き、計画に関連する資料や資産・負債が分かる書類等の用意を案内しています。

公庫が全申込者へ共通する固定質問集を公表しているわけではありません。本文は創業計画書の項目から準備すべき論点を整理したものです。

丸暗記した長文より、質問の結論、数字の計算、根拠資料の場所を一致させます。提出後に変わった事実は差分として共有します。

本文の月商180万円、月末430万円、60秒という時間は審査基準や実際の面談時間を示さない架空の練習例です。

公式案内と今回の確認範囲
資料を質問別に並べ、提出版を勝手に差し替えない

面談後の追加依頼まで管理します。

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

資料を質問別に並べ、提出版を勝手に差し替えない
資料対応質問管理
創業計画書全体提出版
見積・契約必要資金最新版差分
通帳等自己資金全ページ等指示
借入資料残高・返済基準日
売上根拠顧客・数量匿名化
許認可資料開業条件相談記録
資金繰り返済・慎重時月別
追加依頼一覧資料・期限提出記録

付箋や索引で資料を示しやすくしますが、不都合なページを抜きません。

個人情報や顧客秘密は必要範囲と提出方法を担当者へ確認します。

創業動機を時系列で説明する

「昔から夢だった」だけで終えず、経験、顧客の課題、試験販売、資格・許認可、物件、退職・開業時期がどうつながったかを説明します。思いつきの日と準備開始日を混同せず、現在までに確認した事実を示します。家族や共同経営者の同意、生活費、収入が途切れる期間も資金計画と一致させます。

経験を業務工程へ結び付ける

勤務年数や肩書だけでなく、担当商品、顧客、価格、仕入、営業、採用、原価、クレーム対応など、創業後に必要な仕事との対応を示します。未経験の業務は研修、外注、採用、専門家でどう補うかを説明し、その費用と開始時期を計画へ入れます。経験を誇張せず、証明できる範囲を話します。

顧客像を「地域の皆様」で終えない

誰が、どの場面で、何と比較し、いくらなら購入するかを具体化します。既存顧客の連絡先を無断提出せず、匿名化した件数、予約、見積り、アンケート、試験販売などで需要を示します。問い合わせ、見込み、内諾、契約済みを同じ確度で数えず、成約までの手順と入金時期を分けます。

月商180万円の能力上限を確認する

30人×3,000円×20日という架空例が、席数、施術枠、製造能力、営業時間、人員で実行できるかを確かめます。1日30人を時間帯別に分け、開店直後から毎日同じ客数になる前提を避けます。取消、休日、季節、顧客獲得までの期間を月別に反映し、売上計上と現金入金を分けます。

必要資金は見積書の読み方まで答える

設備名と総額だけでなく、なぜ必要か、仕様、数量、代替、中古・リース比較、支払先、支払日を説明します。内装一式や広告一式は内訳へ分け、見積りに含まれない送料、設置、税、保守を確認します。融資前に支払済みの費用は日付と現在残高を更新し、対象になると決めつけません。

自己資金の形成過程を説明する

現在残高だけでなく、給与等からの蓄積、既払費、家族資金、資産売却など、入出金の経緯を通帳や契約で確認します。一時的な借入を自己資金のように見せず、返済義務がある資金は借入として整理します。生活費や納税予定を差し引いた開業時の利用可能現金も説明します。

既存借入は用途・残高・返済を一件ずつ答える

住宅、車、教育、カード、事業、家族等からの借入を申込書の質問に沿って正確に記載します。借入先、当初額、現在残高、月・年間返済、完済予定、返済状況を最新資料でそろえます。完済予定がある場合は完済原資で自己資金が減る影響も資金繰りへ反映します。

返済原資を利益と現金の両方で示す

月末現金430万円という架空例は、400万円+入金180万円-事業支出140万円-返済10万円です。ここから税、社会保険、生活費、設備更新など未反映項目を確認します。黒字でも売掛回収が遅れるケース、売上70%のケースで最低残高を示し、追加融資だけを代替案にしません。

競合比較を悪口にしない

競合の価格、立地、商品、営業時間、予約、口コミ等を公開情報と現地観察から整理し、自社の違いを顧客価値と原価へつなげます。「競合がいない」「必ず選ばれる」と断定せず、顧客が代替手段を選ぶ可能性を残します。差別化に必要な追加費用と、模倣された場合の対応も確認します。

面談後の追加依頼を期限管理する

追加資料、補足質問、提出方法、期限、担当者をその場で記録します。分からない点は推測で回答せず、いつ誰へ確認して返すかを伝えます。提出後に計画が変わった場合は、古い資料を差し替えるだけでなく変更前、変更後、理由、資金影響を一枚にまとめ、担当者へ共有方法を確認します。

面談前日と当日の確認を一枚にまとめる

日時、場所・接続方法、担当支店、本人確認、持参資料、追加依頼、連絡先を前日に確認します。資料は提出版と同じ順に並べ、見積り・通帳・返済表の基準日を付箋で示します。オンラインの場合は通信、音声、画面共有、ファイル名を事前に試し、認証情報や不要な個人データを画面へ表示しません。遅刻や接続障害が起きた場合の連絡方法も控えます。

当日は質問を最後まで聞き、結論、根拠、資料の順で答えます。担当者の反応から審査結果を推測せず、追加提出の有無、提出期限、方法を確認します。面談後は質問、回答、訂正が必要な点を記録し、支援者の記憶だけで提出済み内容を上書きしません。家族や共同経営者へ共有する場合も、担当者の発言を承認確約のように言い換えないよう注意します。

確認した日付、参照した公式資料、担当窓口の回答、更新した資金計画の版を一緒に保存します。未確定の相談案と正式に決まった条件を分け、次回の月次確認で実績との差を見直します。担当者が変わっても同じ前提で判断できるよう、数字の基準日と確認責任者も記録します。

公庫面談で練習したい3つの状況
想定相談例

以下は実績や融資成功例ではなく、相談前の整理方法を示す架空例です。

想定相談例 1

月商180万円を30人×3,000円×20日と答え、客数・単価の根拠資料を示します。

想定相談例 2

見積りが申込後に変わりました。旧額、新額、理由、自己資金への影響を差分で説明します。

想定相談例 3

質問に答えがありません。推測せず、未確認事項と回答予定を担当者へ伝えます。

公庫の公式案内:資金使途と事業計画を確認

日本政策金融公庫は、面談で資金の使いみちや事業計画について話を聞き、計画に関する資料、資産・負債が分かる書類等を用意するよう案内しています。店舗・工場を訪問する場合もあります。質問内容は個別に異なります。

創業計画書から準備する質問例
  1. 創業動機・時期

    なぜ今、この事業を始めるのですか。

  2. 経験・強み

    過去の業務経験をどう活かしますか。

  3. 顧客・商品

    誰に何を、いくらで提供しますか。

  4. 集客・取引

    顧客をどう獲得し、売上を作りますか。

  5. 売上・費用

    単価、数量、原価、経費の根拠は何ですか。

  6. 必要資金・自己資金

    何に使い、どのように準備しましたか。

  7. 借入・返済・リスク

    既存借入と新規返済をどう賄いますか。

これらは公式の固定質問ではなく、創業計画書と手続案内から導いた準備例です。

一つの回答を60秒で組み立てる
結論・根拠・資料

最初に結論、次に計算や経験の根拠、最後に見積書・価格表・通帳等の資料を示します。長い経歴説明より、質問に対応した答えを優先します。

面談当日の注意点
質問を最後まで聞く分からなければ意味を確認
事実を正確に答える推測や誇張を避ける
資料をすぐ示す見出しと付箋で整理
未確定は未確定と伝える決定方法と期限を補足
追加依頼を記録提出資料と期限を確認
この内容を具体化する補足記事
本文の根拠となる公式情報

創業融資サポートを利用したお客様の声

支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。

融資のアイラボの料金と支援範囲

着手金0円・成功報酬5%+税

報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。

候補制度の整理必要資金の確認創業計画書の作成支援提出資料の確認面談質問の準備申込前後の進行整理

契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。

よくある質問

固定質問とは断定せず、回答、計算根拠、原資料を一致させます。実際の面談と必要書類は担当支店へ確認してください。

面談では何を聞かれますか?

公庫は資金使途や事業計画を聞くと案内しています。具体的な質問は申込内容ごとに異なります。

この記事の質問は必ず聞かれますか?

いいえ。創業計画書から準備論点を整理した例で、固定質問や審査結果を保証しません。

計画書を暗記しますか?

丸暗記より、主要数字の計算、前提、資料の場所を理解し、自分の言葉で説明します。

答えが分からない場合は?

推測で作らず、未確認であること、確認先、回答予定を担当者へ伝えます。

売上はどこまで説明しますか?

単価、数量、営業日、能力、顧客根拠、入金時期、慎重ケースを計算表で示します。

面談後に誤りへ気付いたら?

正しい事実、根拠、関連資料への影響を整理し、訂正方法を担当者へ早めに確認します。

支援者が代わりに回答できますか?

正式な申込者が自分の計画を理解して説明します。同席・連絡方法は担当支店の案内へ従います。

この記事の監修者・運営者情報

監修者 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川康平
監修者

石川 康平

五常コンサルティング株式会社 代表取締役

2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。

五常コンサルティング株式会社の公式サイトを見る

執筆・編集
融資のアイラボ編集部
監修
五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
公開日
2026年8月1日
最終更新日
2026年9月13日
制度情報の確認方法
日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。

※冒頭の仕事の写真はAI生成の架空イメージです。出典を記した地域写真は実景です。お客様の声・監修者の写真は実際の人物です。

確認した公式情報

2026年9月13日の再確認:日本政策金融公庫の創業予定者向け手続案内を再確認しました。質問・回答時間・数値は練習例で、実際の固定質問や審査基準ではありません。所在地・営業内容に合う条件は各窓口へ確認してください。

制度内容や申込方法は改定される場合があります。申込時には各公式ページと窓口で最新情報をご確認ください。PDFは容量が大きい場合があるため、スマートフォンでは通信環境にもご注意ください。

制度情報確認日:2026年9月2日

創業融資 面談 質問の不安を無料相談で整理する

現在決まっている内容を伺い、候補制度、次に揃える資料、ご自身で進める範囲と支援が必要な範囲を整理します。

資料が完成していなくても、相談した時点で契約する必要もありません。

※融資の可否、金額、利率、返済期間、担保・保証人などの条件は、各金融機関・信用保証協会の審査により決定されます。融資のアイラボは金融機関ではなく、融資の実行を保証するものではありません。

※本記事は2026年9月2日時点の公表情報をもとに作成しています。制度内容は変更される場合がありますので、申込時には必ず各公式窓口で最新情報をご確認ください。

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