日本政策金融公庫は、面談で資金の使いみちや事業計画について話を聞き、計画に関する資料や資産・負債が分かる書類等を準備するよう案内しています。質問や必要資料は案件によって異なります。
面談準備は、想定問答を長文で暗記する作業ではありません。なぜこの事業か、経験はどう生かすか、顧客をどう獲得するか、売上・必要資金・自己資金・返済を何で説明するかを短く整理します。
回答の数字は、創業計画書、見積書、通帳、契約、許認可相談、売上計算、月別資金繰りの数字と一致させます。差がある場合は、どちらが最新か、変更理由、更新日を説明できるようにします。
分からないことを推測で埋めないことも重要です。未確認事項、確認先、回答期限、暫定前提を記録し、面談前に更新します。質問の意図が分からない場合は確認してから事実を答えます。
テンプレートには回答欄とは別に数字整合チェックを設けました。必要資金、自己資金、希望額、月商、原価、固定費、月額返済、慎重ケースの最低残高を提出資料と照合できます。

回答文は作ったが、計画書の数字や見積りの場所をすぐ示せない
- 暗記模範回答を覚え、自分の事実や資料と一致しない
- 数字月商・必要額・自己資金が資料ごとに違う
- 未確認分からない事項を推測で答え、後の提出資料と矛盾する
面談準備シートでそろえる回答・数字・根拠
- 回答を事実一文にする
理由・数字・根拠を30秒程度で説明します。 - 資料の場所まで対応
ファイル名、ページ、セルを記録します。 - 未確認を隠さず期限管理
確認先と更新日を決めます。
創業融資の面談準備シートで確認したい想定相談例
以下は融資実績・審査結果ではなく、創業融資の面談準備シートで整理対象になりやすい想定ケースです。融資可否、金額、条件、必要書類は、申込先と個別審査で決まります。
想定問答を作ったが創業計画書の数字と一致しない
自己資金の直前入金や既存借入をどう説明するか整理したい
オンライン面談で根拠資料をすぐ示せるようにしたい
面談回答を事実・数字・根拠資料・未確認期限の四点で照合する
創業融資の面談準備シートを整える5工程
案内、質問、回答、照合、更新をつなぎます。
- 01案内を確認日時・方法・持参資料
- 02質問を整理事業・経験・顧客・資金
- 03短く回答事実・数字・根拠
- 04数字を照合計画・見積・通帳・資金繰り
- 05未確認を更新確認先・期限・当日資料
回答の完成度は話し方より事実・数字・資料の一致で判断する
分からないことを確認できる状態も準備に含みます。
誇張しない
計算式
最新版
確認の組合せ面談準備度=説明できる事実+一致する数字+すぐ示せる根拠資料-未確認・資料間差異
この図は申込前の確認順を整理したものです。融資可否や融資額を判定・保証するものではありません。申込先の最新案内と担当窓口の説明を優先してください。
Excelテンプレートを使う
12の想定質問へ回答・数字・根拠・未確認事項を入力し、準備率と数字差額を確認できます。
回答を結論・理由・根拠の順にする
長い背景から話さず、質問への結論、事実の理由、対応資料を短く示します。
数字は計算式まで戻る
月商なら単価・数量・稼働、必要額なら費目・見積り・支払日に戻れるようにします。
不都合な事実も整合させる
既存借入、直前入出金、計画変更、未確定契約を省かず、事実と説明を分けます。
面談後の追加資料を版管理する
依頼内容、提出日、提出版、変更理由を記録し、古い計画書と混在させません。
面談の目的と案内を確認する
事実を短く説明
結論、数字、根拠の順に整理します。
提出資料と一致
最新版と変更理由を記録します。
推測で埋めない
確認先、期限、暫定前提を置きます。
面談準備シートには、想定質問、30秒回答、数字・単位、根拠資料、ページ・セル、未確認事項、確認先・期限、状態を記載します。数字整合シートで提出資料との差を確認します。
テンプレートは質問や回答を固定するものではありません。事実を良く見せるために変えたり、不利な情報を省いたりせず、申込先の案内と実際の質問に沿って答えてください。
想定質問へ事実に基づく短い回答を書く
必要額・売上・返済
- 必要資金合計・自己資金・希望借入額
- 月商・原価・人件費・固定費
- 月額返済・返済後余力・最低残高
- 開業日・初回入金日・許認可日程
事実を示す資料
- 創業計画書・売上計算・月別資金繰り
- 見積書・物件・契約・許認可相談
- 通帳・自己資金形成・既存借入
- 経歴・資格・取引候補・顧客根拠
数字だけを覚えず、計算式と資料の場所へ戻れるようにします。提出後に数字が変わった場合は、変更日、理由、影響するページを整理し、勝手に差し替えず申込先へ確認します。

月商100万円と答えた直後に、客数・単価・営業日を資料で示せるようにする
回答、数字、計算式、根拠資料、ページを一行で結びます。丸暗記せず、質問の角度が変わっても同じ事実から説明できる状態を目指します。
創業計画・見積り・通帳の数字を一致させる
| 項目 | 計算・確認方法 | 根拠資料 |
|---|---|---|
| 事業理由 | 経験・顧客課題・提供価値 | 経歴・市場・取引根拠 |
| 売上 | 単価×数量×稼働 | 予約・見積・商談・商圏 |
| 必要資金 | 設備・運転・予備 | 見積り・支払日 |
| 返済 | 利益・実入金・最低残高 | 収支・資金繰り |
答えに含む数字を、提出値、根拠値、差額、説明欄へ分けます。単位違い、税込・税抜、月額・年額、売上・入金の混同を確認します。
未確認事項へ確認先と期限を付ける
日時・方法・持参資料
事業・経験・顧客・資金
事実・数字・根拠
計画・見積・通帳・資金繰り
確認先・期限・当日資料
面談で返済可能性を説明するときは、利益だけでなく売上の入金時期と毎月の支払・返済後残高を確認します。基準と慎重ケースの最低残高を説明できるようにします。
融資実行前の支払、開業延期、売上開始の遅れがある場合は、契約・支払を確定する前に申込先へ相談します。面談結果を先取りして資金を使いません。
制度、許認可、手続、融資条件は変更される場合があります。申込時は公的機関の最新情報と金融機関の案内を確認してください。
面談当日に資料を示せる状態へ整える
すべての資料を机に広げるのではなく、質問ごとに根拠ファイルとページを対応させます。機微情報は必要範囲と提出方法を確認します。
本記事とテンプレートは2026年8月21日に日本政策金融公庫の公開情報を確認して作成した準備整理用です。実際の質問、資料、面談方法、審査判断は申込先・案件により異なります。
創業融資サポートを利用したお客様の声
支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。






融資のアイラボの料金と支援範囲
着手金0円・成功報酬5%+税
報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。
融資のアイラボの創業融資サポートは初回相談・着手金0円、融資実行額の5%+税です。融資実行や希望額を保証するものではありません。支援範囲、料金発生時点、専門家費用を契約前に確認してください。
よくある質問
申込み方法や必要書類は制度・窓口・事業内容によって異なります。個別条件は必ず担当窓口へご確認ください。
想定質問を丸暗記すべきですか?
いいえ。事実、数字、根拠資料を結び、質問に沿って答えます。
質問はテンプレートどおりですか?
案件ごとに異なります。申込先の案内と実際の質問を優先します。
分からないことはどう答えますか?
推測せず、未確認であることと確認先・期限を説明します。
資料と数字が違う場合は?
最新版、変更理由、影響箇所を確認し、申込先へ対応方法を相談します。
オンライン面談でも資料が必要ですか?
案内を確認し、画面共有・電子提出等の方法で示せるよう準備します。
不利な情報は聞かれるまで言わなくてよいですか?
事実を省いたり変えたりせず、質問と申込内容に沿って正確に説明します。
面談後は何を残しますか?
質問、回答、追加依頼、期限、提出日、提出版、変更理由を記録します。
この記事の監修者・運営者情報

石川 康平
五常コンサルティング株式会社 代表取締役
2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。
- 執筆・編集
- 融資のアイラボ編集部
- 監修
- 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
- 公開日
- 2026年8月21日
- 最終更新日
- 2026年8月21日
- 制度情報の確認方法
- 日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。
※記事内の相談場面を表現した写真は、内容を分かりやすく伝えるために作成したAI生成のイメージです。「お客様の声」に掲載しているお客様と監修者の写真は、実際のお客様・監修者の写真です。
確認した公式情報
制度内容や申込方法は改定される場合があります。申込時には各公式ページと窓口で最新情報をご確認ください。PDFは容量が大きい場合があるため、スマートフォンでは通信環境にもご注意ください。
- 日本政策金融公庫「創業予定の方のお手続き」
- 日本政策金融公庫「創業計画書セルフチェック(資金計画)」
- 日本政策金融公庫「創業計画書セルフチェック(収支計画)」
- 日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」
- 日本政策金融公庫「創業支援Q&A」
制度情報確認日:2026年8月21日
想定質問・短い回答・数字・根拠資料・未確認期限を一枚へまとめる
面談案内、回答、数字、計画書、見積り、通帳、資金繰り、追加資料を確認します。制度名やテンプレートだけに合わせず、実際の契約・支払・入金・残高と一致する申込資料へ整えます。
資料が完成していなくても、相談した時点で契約する必要もありません。
※融資の可否、金額、利率、返済期間、担保・保証人などの条件は、各金融機関・信用保証協会の審査により決定されます。融資のアイラボは金融機関ではなく、融資の実行を保証するものではありません。
※本記事は2026年8月21日時点の公表情報をもとに作成しています。制度内容は変更される場合がありますので、申込時には必ず各公式窓口で最新情報をご確認ください。
