月次表では見えない支払週を示す
- 起点通帳の利用可能残高
- 予定入金日・支払日を登録
- 13週間週初から週末へ繰越
- 低い週日付・口座別に確認
- 毎週更新実績と差異を記録
口座間振替を全社の新しい収入と数えず、口座別と全社合計を分けます。
13週表を作る前提
通帳と一致する残高
口座別に利用可能額を確認します。
日付と確度を登録
入金・支払の根拠をひも付けます。
更新曜日を固定
差異理由と次の行動を残します。
週の区切り、税込・税抜、口座間振替、カード決済、借入入金の扱いを最初に決めます。振替を収入と支出の両方へ足して全社資金を膨らませないよう、口座別明細と全社集計を分けます。
会計処理、税務申告、帳簿書類の保存、融資判断は事業形態や取引内容で異なります。制度の最新情報を公的機関で確認し、個別の税務判断は税理士等の有資格者へ相談してください。
週初+入金−支払を翌週へつなぐ
- 第1週初100万円
- 第1週末100+60−80=80万円
- 第2週初80万円を繰り越す
- 第2週末80+30−95=15万円
- 安全ライン30万円に15万円不足
金額は架空例です。第2週末15万円は週中に支払えたことを保証しません。
元記事の第1・第2週
週単位の資金残高
- 週初の利用可能な現預金残高
- 確定・高確度の売上入金とその他入金
- 仕入・外注・給与・家賃・経費の支払
- 税・社会保険・借入返済・設備代金
未確定の入金・支払条件
- 商談中で未契約の売上
- 追加融資など審査結果が未確定の入金
- 支払条件を変更できると仮定した金額
- 私的資金と事業資金の混同
表の最終行は、週初残高+入金-支払=週末残高です。翌週の週初へつなぎ、社内で決めた最低残高を下回る週に色を付けます。最低残高は一律ではなく、給与、返済、緊急仕入、売上変動を踏まえて決めます。
希望売上を基本表の入金にしない
入金の状況
確定
請求済み・入金日確認済み
高確度
受注済み・検収待ち
未確定
見積・商談・希望
高確度は遅延ケースも作り、未確定は基本表へ入れず別欄で管理します。
入金予定の三段階
| 項目 | 状況・根拠 | 表への反映方法 |
|---|---|---|
| 確定入金 | 請求済み・入金日確認済み | 基本表へ日付どおり計上 |
| 高確度入金 | 受注済み・検収待ち | 遅延ケースも作る |
| 未確定売上 | 見積・商談・希望 | 基本表へ含めず別欄 |
| 確定支払 | 契約・請求・返済予定あり | 漏れなく支払週へ計上 |
入金は売上計上日ではなく、実際の入金予定日で置きます。カード・決済代行、プラットフォーム、検収条件がある取引は、手数料控除後の入金額と着金日を確認します。
週末がプラスでも火曜日に不足する
- 月曜週初80万円
- 火曜支払95万円を払うには15万円不足
- 金曜入金30万円が予定どおり着金
- 週末計算−15+30=15万円
- 対策火曜より前に相談・確認
元記事の架空例です。マイナスは予測上の不足であり、自動的に借りられる枠ではありません。
第2週を日付別に分解
上の第2週を日付別に分解した仮の例です。週初80万円、火曜日の支払95万円、金曜日の入金30万円なら、週末は15万円でも火曜日に15万円不足します。
週の初めに使える資金
80 − 支払95 = −15万円
−15 + 入金30 = 15万円
マイナスは予測上の不足を表し、口座から自動的に借りられるという意味ではありません。火曜日の不足15万円と、金曜日の安全ラインまでの不足15万円は、金額が同じでも期限が違います。支払日の前に、取引先との合意が必要な支払調整や確定入金の確認を行い、対策が間に合わない場合は金融機関へ相談します。
毎週更新するのは「残高」と「対策の期限」
予測を実績へ置き換え、差額の理由を記録し、新しい13週目を追加します。残高が低い週は日付別・引落口座別にも確認し、担当者・確認日・相談期限を更新してください。
金額の根拠と対策期限を残す
不足を見つけたら支払日の前に相談し、変更には取引先等の合意が必要です。
毎週の確認資料
表の各金額から根拠資料へ戻れるよう、取引先、案件名、請求番号、支払先、口座、確認日を記録します。見込みが変わった場合は上書きだけでなく、旧予測との差と理由を残します。
本記事は2026年8月22日に中小企業庁、J-Net21、日本政策金融公庫の公開情報を確認し、創業融資後の13週資金繰り表を社内管理用として整理したものです。13週は法定期間や金融機関共通の提出様式ではありません。融資条件、返済、税務、会計処理、契約変更は個別に確認してください。

愛知県・刈谷市広小路・刈谷市駅前商店街
刈谷で配送日の入出金を追う
刈谷市駅前商店街の実景。写真の店舗・車両が記事の配送事業者を示すものではありません。配達日、売上の着金日、燃料・給与の支払日は本人の資料で確認します。
刈谷市広小路・刈谷市駅前商店街/2022年4月撮影。現在の様子とは異なる場合があります。写真:Asturio Cantabrio(Wikimedia Commons原典)/CC BY-SA 4.0。縮小・WebP変換。同ライセンスで利用。
必要な準備を項目別に確認
中小企業庁の資金繰り様式と日本公庫の創業計画案内
13週資金繰り表は、向こう約3か月の現金の動きを週単位で見る社内管理表です。月末残高だけでは、月の途中で給与、家賃、仕入、返済が集中する日を捉えにくいため、支払日を週へ割り当てます。13週という期間は法定様式ではなく、短期の見通しを継続更新しやすい管理単位として使います。
最初に事業口座の利用可能残高を確認します。定期預金、融資使途が決まった資金、預り金など、自由に支払へ使えない金額は別表示にします。複数口座がある場合は口座別残高と全社合計を併記し、二重計上を防ぎます。
入金は『請求済みで入金日確定』『受注済みで予定日あり』『商談中』に分けます。基本表には確度の高い金額だけを置き、未確定売上は慎重ケースで除外します。支払は契約書、請求書、給与台帳、税・社会保険、借入返済予定から拾います。
表を作る目的は、数字を美しく見せることではありません。最低残高がいつ、いくらになるかを把握し、回収確認、発注調整、固定費見直し、金融機関への相談などを間に合う順で実行することです。
中小企業庁の資金繰り様式と日本公庫の創業計画案内
この記事で扱う範囲
創業融資後の13週資金繰り表で想定される相談内容
以下は実績・成功事例ではなく、相談時に整理対象となりやすい状況を示した想定ケースです。融資条件、契約、会計処理、保存期間は各社で異なるため、自社資料と最新の公的情報で確認してください。
月末残高は足りるが、給与と返済が重なる第2週の不足を確認したい
カード売上と請求売上の入金日を分け、13週表へ反映したい
主要入金が2週間遅れた場合の相談期限と対応順を整理したい
まず6行だけで13週間を作る
以下は説明用の仮の数値です。高確度入金と予備支払を0円として、最初の2週間を4行に省略しています。社内安全ライン30万円も例示であり、必要な水準は事業ごとに決めます。
横軸に第1週から第13週、縦軸に週初残高、確定入金、高確度入金、確定支払、予備支払、週末残高を置きます。週末残高は翌週の週初残高へそのままつなぎ、全口座合計とは別に引落口座別の不足も確認します。
| 項目 | 第1週 | 第2週 | 確認点 |
|---|---|---|---|
| 週初残高 | 100万円 | 80万円 | 通帳の利用可能残高と一致 |
| 確定入金 | 60万円 | 30万円 | 請求・入金日を確認済み |
| 確定支払 | 80万円 | 95万円 | 給与・家賃・仕入・返済等 |
| 週末残高 | 80万円 | 15万円 | 社内安全ライン30万円を下回る |
この例では第2週末が15万円となり、安全ライン30万円を15万円下回ります。『月末は黒字』ではなく、不足が予想される支払日より前に確定入金の遅延確認、発注の調整可否、金融機関へ相談する資料準備を始める判断につなげます。
予測と実績を毎週同じ曜日に比較する
第1週が終わったら予測を実績へ置き換え、差を入金遅れ、支払増、計上漏れ、時期ずれへ分類します。第14週を新たに追加して常に13週間を保つローリング方式にすると、作りっぱなしを防げます。
標準・入金遅延・改善後の3ケースを分ける
基本表は確定・高確度の入金だけで作り、主要入金が1~2週遅れる慎重ケースを別にします。改善後ケースへ入れるのは、取引先確認や契約変更など実行可能性を確認できた対策だけです。
銀行提出用は根拠と月次整合も用意する
社内の週次表をそのまま提出するのではなく、各金額の請求書・契約・返済予定表、月次資金繰りとの一致、差異理由、対策担当と期限を添えます。資金不足の直前では準備が間に合わないため、相談日は不足予測日から逆算します。
13週間の最低残高と、対策を始める期限を同時に見る
利益が出ていても、入金より先に支払と返済が来れば現金は不足します。予定を一つの時間軸へ並べ、最も残高が低い時期と、その前に実行する対策を決めます。数字は毎週または毎月更新し、予測と実績の差も残します。
資金調達と実行後の管理をつなげる
この内容を具体化する補足記事
本文の根拠となる公式情報
創業融資の支援事例
実際に創業融資サポートを利用されたお客様のインタビューです。この記事の制度・管理手法の利用実績や効果を示す事例ではありません。本文中の計算例・相談例とは区別してご覧ください。


創業融資サポートを依頼する場合の料金
以下は創業融資サポートの料金です。記事で説明した制度の利用料や、経理業務の代行料金ではありません。銀行融資など他の支援の対象範囲・料金は、料金案内と個別の契約条件をご確認ください。
着手金0円・成功報酬5%+税
報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。
契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。
よくある質問
申込み方法や必要書類は制度・窓口・事業内容によって異なります。個別条件は必ず担当窓口へご確認ください。
13週資金繰り表に決まった様式はありますか?
社内管理表として一律の法定様式ではありません。事業に合わせて週初残高、入金、支払、週末残高、根拠、確度、担当を設けます。
毎日更新する必要がありますか?
取引量に応じます。少なくとも更新曜日を固定し、大口入出金や遅延が判明した時は随時反映します。
売上見込みはどこまで入れますか?
確定、高確度、未確定を分けます。基本表は保守的に作り、未契約の売上へ依存しない残高も確認します。
口座が複数ある場合は合計だけでよいですか?
口座別に支払可能性を確認したうえで全社合計を作ります。振替の二重計上に注意します。
最低残高はいくらに設定しますか?
一律額はありません。給与、返済、緊急仕入、売上変動、入金遅延に耐える金額を自社で決めます。
不足が見えたら何から始めますか?
金額と時期を確定し、回収確認、発注・支出調整、金融機関への相談準備を期限付きで進めます。
追加融資の予定を入金へ入れてよいですか?
審査結果や実行が未確定なら、基本表では確定資金として扱わず別ケースで管理します。
この記事の監修者・運営者情報

石川 康平
五常コンサルティング株式会社 代表取締役
2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。
- 執筆・編集
- 融資のアイラボ編集部
- 監修
- 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
- 公開日
- 2026年8月8日
- 最終更新日
- 2026年9月22日
- 制度情報の確認方法
- 日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。
※冒頭の仕事の写真はAI生成の架空イメージです。出典を記した地域写真は実景です。お客様の声・監修者の写真は実際の人物です。
確認した公式情報
2026年9月22日の再確認:中小企業庁の資金繰り様式と日本公庫の創業計画・入金支払に関する案内を2026年9月22日に確認。13週は社内管理の期間設定で、法定の共通様式ではありません。例の金額は元記事の架空条件です。所在地・営業内容に合う条件は各窓口へ確認してください。
制度内容や申込方法は改定される場合があります。申込時には各公式ページと窓口で最新情報をご確認ください。PDFは容量が大きい場合があるため、スマートフォンでは通信環境にもご注意ください。
- 中小企業庁「早期経営改善計画策定支援」
- J-Net21「各種書式ダウンロード・資金繰り表」
- 日本政策金融公庫「創業支援」
- 日本政策金融公庫「事業資金のご相談」
- 日本政策金融公庫「創業の手引」(PDF・容量が大きい場合があります)
- 国税庁「記帳や帳簿等保存・青色申告」
- あいち産業振興機構「愛知県よろず支援拠点」
制度情報確認日:2026年8月8日
13週間の資金不足日と不足額を整理する
13週間の最低残高、不足時期、根拠資料、金融機関へ相談する期限を一枚に整理します。相談時点で契約する必要はなく、現在ある資料と社内の運用から確認できます。
資料が完成していなくても、相談した時点で契約する必要もありません。
※融資の可否、金額、利率、返済期間、担保・保証人などの条件は、各金融機関・信用保証協会の審査により決定されます。融資のアイラボは金融機関ではなく、融資の実行を保証するものではありません。
※本記事は2026年8月8日時点の公表情報をもとに作成しています。制度内容は変更される場合がありますので、申込時には必ず各公式窓口で最新情報をご確認ください。
