月別売上|繁忙期・閑散期の運転資金

季節変動の創業計画を12か月売上・提供上限・最低残高で作る

年商を12で割った月平均だけでは、閑散月の赤字と繁忙月の提供上限が見えません。月別の営業日、需要、予約・受注、客単価、スタッフ、設備・在庫、変動費、固定費、返済を置き、低需要月から繁忙月へ資金がつながるか確認します。

12か月の売上を分解年商2,600万円の架空例低需要期後の現金289万円

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季節変動を反映した12か月の売上と資金繰りを確認する創業者愛知県専門
創業計画書・季節変動公開日 2026年8月12日最終更新日 2026年9月2日
監修:五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平

日本政策金融公庫「創業計画の書き方」は、売上を業種特性に合った方法で予測し、業界平均に地域事情等を加味して多角的に検討する考え方を示しています。年間平均だけでなく、自社の予約・営業日・能力を月別へ落とします。

日本政策金融公庫「建設業の創業のポイント」は、実現可能性の高い売上見込みと資金繰り表を作り、数か月後の現預金残高を予測する考え方を案内しています。季節事業では低需要期を含む12か月へ広げます。

高需要月は需要だけでなく、スタッフ、設備、在庫、仕入、配送等の提供上限で絞ります。閑散月は広告費や採用を自動的にゼロにせず、繁忙期準備と固定費を日付別に残します。

本文の売上、件数、単価、変動費率、固定費、返済額、残高は架空です。季節性、集客、利益、融資実行を保証しません。

年間では黒字だが、繁忙期の売上入金前に仕入と給与が重なり口座残高が不足する
よくあるお悩み

年間では黒字だが、繁忙期の売上入金前に仕入と給与が重なり口座残高が不足する

  • 平均年商を12等分し、売上ゼロに近い閑散月を表現していない
  • 先行繁忙期前の仕入・広告・採用を売上月と同じ月へ置いている
  • 入金掛売りや決済会社の入金ずれを考慮せず、利益を現金と考えている

この記事の結論

  1. 年商は2,600万円
    月120万~350万円を12か月積み上げ、月平均216万7,000円と分けます。
  2. 販売上限は高需要月350件
    設備440件、人員420件、供給380件、需要350件の最小値です。
  3. 低需要期後の現金は289万円
    1~3月の返済後赤字を控除しても、最低残高を39万円上回る架空例です。

申込前の数字と根拠資料を無料相談で整理する

現在ある通帳、契約、見積、返済予定、売上根拠を基に、確定事項・不足資料・確認先・次の期限を一枚へまとめます。

季節指数の前に、月別に変わる要因と変わらない要因を分ける

自社の実績・調査へ置き換える確認表です。

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

季節指数の前に、月別に変わる要因と変わらない要因を分ける
月別要因確認する資料売上・資金への反映
需要天候、行事、休暇、商圏問い合わせ、予約、来店
営業日休業、工事、曜日配列提供可能日数
単価・商品構成通常、繁忙期、割引実売単価、原価
提供能力人員、設備、席、配送販売件数の上限
仕入・在庫発注日、最低量、廃棄先行支払、欠品
固定費・準備家賃、給与、広告、教育閑散月にも残る支払

日本政策金融公庫「創業計画の書き方」の売上予測を使い、希望年商から逆算するだけでなく、月別件数と能力から積み上げます。

同じ季節でも天候や曜日で変わるため、基準・慎重・下振れの複数案を残します。

月120万~350万円を積み上げた年商は2,600万円

金額は需要規模や達成可能性を示さない架空例です。

表は左右に動かせます。
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月120万~350万円を積み上げた年商は2,600万円
架空売上主な確認
1月1,200,000円低需要
2月1,200,000円低需要
3月1,500,000円回復開始
4月2,000,000円通常
5月2,500,000円需要増
6月3,000,000円繁忙準備
7月3,500,000円高需要
8月3,500,000円高需要
9月2,500,000円需要減
10月2,000,000円通常
11月1,500,000円低需要
12月1,600,000円年末需要
年商合計26,000,000円12か月合計
月平均2,166,667円2,600万円÷12

月平均216万7,000円だけでは、120万円の月と350万円の月の差が消えます。損益と資金繰りは各月額で計算します。

実際は税込・税抜、現金・掛け、予約金、キャンセル、入金サイトを統一して集計します。

高需要月でも販売上限は月350件、売上350万円

1件1万円とする架空例です。

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高需要月でも販売上限は月350件、売上350万円
能力・需要架空の計算・確認月間上限
設備・営業時間22日×1日20件440件
スタッフ能力勤務表・休憩を反映420件
仕入・在庫・配送供給可能数380件
慎重需要予約・取消を反映350件
高需要月の販売上限440・420・380・350の最小値350件
高需要月売上350件×10,000円3,500,000円
低需要月の販売計画需要を反映120件
低需要月売上120件×10,000円1,200,000円

高需要月は満杯能力440件を売上にせず、スタッフ、供給、需要を含む350件へ絞ります。

繁忙月に合わせた常時人員や在庫が閑散月の固定費・廃棄を増やすため、短期応援や予約制も比較します。

低需要月は43万円赤字、月平均では15万円、高需要月は95万円の余力

変動費40%、固定費100万円、返済15万円とする架空比較です。

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低需要月は43万円赤字、月平均では15万円、高需要月は95万円の余力
月次採算低需要月月平均高需要月
売上1,200,000円2,166,667円3,500,000円
変動費40%▲480,000円▲866,667円▲1,400,000円
固定費▲1,000,000円▲1,000,000円▲1,000,000円
借入返済▲150,000円▲150,000円▲150,000円
返済後余力▲430,000円150,000円950,000円

月平均15万円の余力があっても、低需要月は43万円不足します。利益の年計と月末現金の両方を確認します。

固定費・変動費の区分、税金、設備更新、生活費等は実際の事業形態へ置き換えます。

月初400万円から低需要期を越えると、3月末現金は289万円

売上と費用を同月入出金と単純化した架空例です。

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月初400万円から低需要期を越えると、3月末現金は289万円
返済後の架空月次収支月末現金
開始時4,000,000円
1月▲430,000円3,570,000円
2月▲430,000円3,140,000円
3月▲250,000円2,890,000円
4月+50,000円2,940,000円
期間中の最低現金3月末2,890,000円
最低残高との差289万-250万円390,000円

3月売上150万円では、変動費60万円、固定費100万円、返済15万円で25万円の赤字です。4月売上200万円では5万円の余力です。

最低残高を39万円上回るだけなので、売上遅延、繁忙期仕入、税金を加えた下振れ案も作ります。

想定相談例

季節変動の創業相談で整理したい3つの状況

以下は実績や融資成功例ではなく、相談前の整理方法を示す架空例です。

想定相談例 1

年商2,600万円を毎月216万7,000円で置いています。月120万~350万円へ分け、低需要期の現金を確認します。

想定相談例 2

高需要月の問い合わせ440件を売上にしています。人員・供給・需要を含む月350件へ絞ります。

想定相談例 3

年間では黒字なので運転資金は不要と考えています。1~3月の返済後赤字111万円と最低残高を確認します。

VISUAL GUIDE

季節変動を資金計画へ変える5工程

要因、数量、支出、入金、最低残高の順です。

  1. 01季節要因を洗い出す需要・営業日・天候・行事
  2. 02月別数量を積上げ単価・能力・根拠
  3. 03先行支出を配置仕入・採用・広告・設備
  4. 04入金日へ変換現金・カード・掛売り
  5. 05残高の谷を確認運転資金・予備費・相談日
PROCEDURE CHECK

必要運転資金は、残高の谷・根拠の弱さ・再発注額で確認する

年間黒字だけでは判断しません。

最も現金が減る月

先行支出と入金ずれ

根拠予測の確からしさ

複数資料・慎重値

再開次繁忙期へ準備できるか

在庫・採用・広告資金

確認の組合せ必要運転資金=最低確保残高-最小予測月末残高+次繁忙期の先行準備額+予備費

季節変動が大きい事業の月別創業計画について判断軸を整理した図です。個別案件の処理結果や融資条件を確定するものではないため、実際の画面表示と日本公庫の案内を優先してください。

この事業で融資前に数値化するポイント

繁忙月の売上を能力上限で止める

需要があっても、席数、営業時間、人員、設備、在庫で提供量に上限があります。最大能力×稼働率で数量を確認し、上限を超える売上は採用・設備計画とセットにします。

季節係数と開業立上がりを別にする

繁忙期に開業しても初月から既存店並みの認知があるとは限りません。季節要因と、認知・顧客獲得が進む立上がり係数を別々に掛けます。

閑散期を越えた後の再発注まで見る

閑散期末の残高がゼロ近くでは、次繁忙期の仕入や広告を始められません。最低確保残高には、次の需要期へ向けた先行資金も含めます。

需要・営業日・天候・行事を月別要因へ分ける

需要

月別根拠を持つ

統計、予約、行事、競合等を確認します。

能力

繁忙月の上限を確認

人員、席、在庫、設備から補正します。

現金

入出金日で確認

先行支出と入金サイトを反映します。

12か月計画には、営業日数、販売数量、平均単価、売上、入金月、仕入数量、仕入支払、在庫、人件費、広告、外注、家賃、返済、税金、設備支払、月初・月末現金、最低確保残高、根拠資料、見直し日を記載します。季節係数は出典と計算方法を残します。

自己資金、既存借入、必要資金、売上・原価の見通し、必要書類、審査上の取扱いは、申込先、制度、事業内容、個別事情で異なります。公式情報と申込先の最新案内を優先してください。融資の可否、金額、利率、返済期間等は金融機関等が審査して決定します。

数量・単価・季節係数から12か月売上を作る

繁忙期へ向けた先行支出

売上前に必要な運転資金

  • 在庫・材料・前払・予約金
  • 採用・研修・短期人員・外注
  • 広告・出店・配送・保管
  • 設備点検・増強・許認可準備
閑散期にも続く支出

売上が少ない月の固定負担

  • 家賃・基本給与・保守・通信
  • 借入返済・リース・税金・社会保険
  • 創業者の生活費・住宅費
  • 次繁忙期に向けた再発注資金

必要運転資金は、月末残高が最も低くなる月の不足額だけでなく、最低確保残高と予備費を加えて確認します。売上が計画より遅い、繁忙期が一か月ずれる、原価が上がるケースも作り、必要額が過大・過小でないか検証します。

季節変動が大きい事業の月別創業計画について資料とパソコンで確認する愛知県の創業者
年商から月商へ

年商1,200万円を毎月100万円にせず、月別数量と入金日から残高の谷を探す

夏に売れる事業なら、春の仕入と広告、夏の短期人員、カード売上の翌月入金、秋冬の固定費を置きます。年間利益が同じでも、支払順序によって必要運転資金は変わります。

能力上限と予約・市場根拠で繁忙月を補正する

表は左右に動かせます。
項目名は固定表示です。

能力上限と予約・市場根拠で繁忙月を補正する
項目計算・確認方法根拠資料
公的・業界データ需要時期・地域差更新年・地域・母集団
競合観察営業時間・価格・混雑調査日・天候・行事
予約・先行登録具体的な顧客反応キャンセル・本契約を区別
試験販売数量・単価・能力本番立地・期間との差を補正

一つの年の特殊要因を標準季節性としないよう、可能なら複数年・複数資料を確認します。根拠が弱い月は慎重値を置き、開業後の実績で毎月更新します。

仕入・採用・広告・入金を発生月と支払月へ分ける

01季節要因を洗い出す

需要・営業日・天候・行事

02月別数量を積上げ

単価・能力・根拠

03先行支出を配置

仕入・採用・広告・設備

04入金日へ変換

現金・カード・掛売り

05残高の谷を確認

運転資金・予備費・相談日

資金繰り表では、売上月と入金月、費用発生月と支払月を分けます。繁忙期前に残高が最も低くなるなら、その月までに自己資金と融資金が用意できる工程を作ります。

開業後は毎月、実績数量、単価、天候、予約、在庫、入金を更新します。季節要因による差と、価格・集客・能力不足による差を分け、次の繁忙期前に発注・採用・相談を見直します。

制度、許認可、手続、融資条件は変更される場合があります。申込時は公的機関の最新情報と金融機関の案内を確認してください。

最低現金残高から必要運転資金と相談時期を決める

需要統計・業界資料・地域行事
販売商品別数量・単価・営業日
能力人員・席・設備・在庫上限
先行支出見積・発注・採用・広告
入金決済・締日・回収サイト
資金12か月資金繰り・返済・税金

資料の調査日、対象地域、母集団、計算方法を記録します。創業前の予測と開業後実績を同じ列へ上書きせず、当初計画、最新予測、実績を並べます。

2026年9月2日に日本政策金融公庫の創業計画Q&A、資金・収支セルフチェック、建設業の創業ポイント、新規開業資金を確認しました。季節性、営業能力、入出金、融資条件は自社資料と申込先で確認してください。

創業融資サポートを利用したお客様の声

支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。

融資のアイラボの料金と支援範囲

着手金0円・成功報酬5%+税

報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。

候補制度の整理必要資金の確認創業計画書の作成支援提出資料の確認面談質問の準備申込前後の進行整理

契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。

よくある質問

季節性、営業日、需要、能力、原価、入出金、融資条件は事業ごとに異なります。自社資料、専門家、金融機関等で確認してください。

年商を12で割れば月次計画になりますか?

平均は比較には使えますが、閑散月の赤字や繁忙月の能力上限が消えます。月別の根拠と残高を別に作ります。

季節指数はどう作りますか?

過去実績がなければ、予約・試験販売、商圏、営業日、天候、行事、競合等を記録し、慎重値を置きます。

繁忙月の需要をすべて売上にできますか?

スタッフ、設備、在庫、仕入、配送等の最小能力まで絞ります。断った件数や欠品も記録します。

閑散月は広告費をゼロにしてよいですか?

自社施策によります。繁忙期準備、予約獲得、採用・教育等の必要額を月別に確認します。

赤字月があると融資相談できませんか?

一律には決まりません。季節性の根拠、年間採算、最低残高、運転資金、下振れ対応を資料化します。

運転資金はどう計算しますか?

月別の実入金と支払から最低現金残高を確認し、低需要期と繁忙期仕入のピーク不足を求めます。

相談時に何を用意しますか?

12か月売上、営業日、単価、需要根拠、能力、変動費・固定費、入出金日、最低残高、下振れ案を用意します。

この記事の監修者・運営者情報

監修者 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川康平
監修者

石川 康平

五常コンサルティング株式会社 代表取締役

2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。

五常コンサルティング株式会社の公式サイトを見る

執筆・編集
融資のアイラボ編集部
監修
五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
公開日
2026年8月12日
最終更新日
2026年9月2日
制度情報の確認方法
日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。

※記事内の相談場面を表現した写真は、内容を分かりやすく伝えるために作成したAI生成のイメージです。「お客様の声」に掲載しているお客様と監修者の写真は、実際のお客様・監修者の写真です。

確認した公式情報

制度内容や申込方法は改定される場合があります。申込時には各公式ページと窓口で最新情報をご確認ください。PDFは容量が大きい場合があるため、スマートフォンでは通信環境にもご注意ください。

制度情報確認日:2026年9月2日

季節変動が大きい事業の月別創業計画の確認表を整える

月別数量、平均単価、先行支出、入金日、固定費、返済、最低現金残高を12か月へまとめます。資料が完成していなくても、事実を変えず、現在分かる数字と未確認事項から整理できます。

資料が完成していなくても、相談した時点で契約する必要もありません。

※融資の可否、金額、利率、返済期間、担保・保証人などの条件は、各金融機関・信用保証協会の審査により決定されます。融資のアイラボは金融機関ではなく、融資の実行を保証するものではありません。

※本記事は2026年9月2日時点の公表情報をもとに作成しています。制度内容は変更される場合がありますので、申込時には必ず各公式窓口で最新情報をご確認ください。

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