公庫の面談に同席できる?事前確認と一人で話す準備を図解

同席できるかは、面談の担当者へ参加者と役割を伝えて確認します。同行ができない場合も、本人が事業と数字を説明できるよう、質問の練習と資料の索引を用意しましょう。

自転車店の創業者が一人で面談の説明を練習する架空の場面(AI生成)

仕事の場面はAI生成の架空イメージです

面談の種類と参加者を伝え、担当者の回答を記録する

同席の可否を、記事だけで決めない
  1. どの面談かを特定支店・日時・対面かオンラインか
  2. 希望者と役割を伝える氏名・関係・同席の理由・補足する内容
  3. 担当者へ事前に確認可否・人数・役割・必要な手続
  4. 回答に合わせて準備同席できても、本人が説明する部分を練習

一般の相談と融資の面談は分けます。すべての第三者に同席を認める、または一律に禁止する、という公式ルールとしては扱いません。必要な配慮がある場合も事情を伝えて確認します。

同席を問い合わせる五つの項目へ →
同席を問い合わせる五つの項目

日本政策金融公庫の公式手続案内は、面談で資金使途や事業計画について質問し、関連資料や資産・負債が分かる書類等を準備すること、店舗・工場を訪問する場合があることを案内しています。一方、第三者が常に同席できるという一般ルールは同案内で確認できません。

確認する内容伝え方
面談の特定申込者名、申込日、面談予定日時、通知された連絡先
同席希望者氏名、申込者との関係、事業上の立場、資格
同席理由共同経営、数字・税務の補足、障害等への配慮など事実を簡潔に
希望する役割聞き取りのみ、特定論点の補足など。代理回答を前提にしない
確認結果担当窓口、確認日、条件、必要な追加資料を記録

招待URLや面談場所を第三者へ共有する前に確認します。同席が認められない場合でも、審査に不利と決めつけず、本人説明と資料の整合を整えます。

結論・根拠・資料の順に、本人の言葉で短く答える

一問ごとに練習する三段階
  1. 結論を先に誰に何を売り、なぜ始めるか
  2. 数字の根拠を続ける単価×件数、見積額、自己資金の経緯
  3. 資料の場所を示す計画書・見積・通帳の該当ページ

30秒は練習用の目安で、公庫が定めた回答時間ではありません。暗記した文章を読むだけにせず、売上が下がる場合や返済についても自分で説明できるようにします。

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想定10問と答えを裏付ける資料
質問回答に入れる要素根拠資料
なぜ創業するか顧客課題、開始時期、自分が行う理由経歴書・市場確認
経験はあるか年数、担当、成果、今回との対応職務経歴・資格
誰へ何を売るか顧客、商品、価格、商圏、競合差商品表・競合比較
売上の根拠客数×単価×営業日、受注確度予約・見積・商談表
原価と経費変動費、固定費、支払時期見積・契約案
必要額はいくらか設備、運転、予備、支払日資金計画・見積
自己資金の形成期間、入金元、現在残高通帳・取引履歴
既存借入・負債残高、毎月返済、完済予定返済予定表
売上未達時の対応削減、営業、延期、最低残高慎重資金繰り
返済できる理由月次余力と開始後の残高損益・資金繰り

丸暗記ではなく、計画書の数字がどの資料から来たかを説明できるようにします。回答は「結論、計算式、資料」の順で短く答え、追加質問で詳細を示します。

表の30秒は当記事の練習用目安です。公庫の公式な回答制限ではなく、質問内容に応じて根拠資料と説明を補います。

月の差額36万円から、利息を除く平均元金約8万3,333円を引く

架空例|月売上240万円の内訳

原価35%84万円

人件費60+家賃25+その他35120万円

返済前の管理上の差額36万円

36万円−700万円÷84回約27万6,667円

月売上240万円の例。7年・84回で割った利息抜きの平均元金で、実際の返済額は方式・利率等で変わります。税金・設備更新・生活費等は未控除。売上と入金時期が違えば口座残高にもなりません。

必要資金・売上・費用・返済試算の表へ →
必要資金・売上・費用・返済試算の表

以下は計算方法を示す仮定例で、融資条件や審査結果を示すものではありません。必要資金1,000万円=自己資金300万円+借入希望700万円とします。月商240万円、原価84万円、人件費60万円、家賃25万円、その他経費35万円なら、返済前の月次余力は36万円です。

項目計算金額
売上客数・単価等の根拠から240万円
原価240万円×35%84万円
固定・運営費人件費60+家賃25+その他35120万円
返済前余力240-84-12036万円
元金のみの概算700万円÷84回約8万3,333円
概算残額36万円-約8万3,333円約27万6,667円

概算残額は利息、税金、設備更新、生活費を引く前です。実際の返済期間、返済方式、金利、据置は審査・契約で異なります。面談では「借りられる上限」ではなく、支払根拠と慎重売上でも残る現金を説明します。

月240万円−原価84万円−人件費60万円−家賃25万円−その他35万円=36万円は、返済・税等を引く前の管理上の差額です。700万円÷84回は利息を除く平均元金の試算で、契約上の毎月返済額を確約するものではありません。約8万3,333円を差し引くと約27万6,667円ですが、売上の入金時期や仕入の支払時期が異なれば口座残高とは一致しません。

予約型の創業相談と、融資申込後の面談を分けて確認する

接続方法は、その面談の案内で確認

利用するサービスを確認

公庫のオンライン創業相談

公式案内はTeams。予約後の招待メールで接続

融資申込後の面談

実施方法・参加者・資料共有を担当支店へ確認

オンライン創業相談の案内を、すべての融資面談の方法や同席許可へ当てはめません。カメラ・音声を事前に試し、第三者のいない場所で必要資料だけを共有します。

オンライン相談の利用案内と当日の準備へ →
オンライン相談の利用案内と当日の準備

日本公庫のオンライン創業相談サービスは、Microsoft Teamsを使う申込前の相談として案内されています。これを理由に、申込後の審査面談も同じ方法・参加者で実施されると判断しません。面談案内に記載された支店へ、実施方法、本人確認、接続、資料提出、同席者の扱いを確認します。

対面でもオンラインでも、同席者へ事業説明を任せ切らず、申込者が画面共有や資料番号を使って回答します。通信障害時の電話番号、再接続方法、資料を送る安全な方法も事前確認します。

不明な数字を作らず、資料を確認して担当者へ補足する

回答を補足するまでの道筋
  1. 質問を確認する何の金額・期間・条件かを聞き直す
  2. 手元の索引から資料を開く提出済み資料と同じ版を使う
  3. 分からない点を伝える未確認と明示し、確認先を整理
  4. 提出方法と期限を確認する指定された方法で補足資料を届け、控えを残す

その場で推測した数字を確定値として答えません。事業の経験、販売、資金、返済、下振れ対策の資料を項目別にまとめると、一人で面談する場合も探しやすくなります。

資料の索引と面談後の連絡方法へ →
資料の索引と面談後の連絡方法

資料は「01創業計画書、02経歴、03自己資金、04設備見積り、05物件、06売上根拠、07資金繰り、08借入一覧」のように番号を付けます。提出版と手元版を一致させ、差し替えがある場合は変更理由と日付を示します。

答えが分からない場合は推測で埋めず、「現時点では確認できていません。〇〇へ確認し、指定方法で回答します」と伝えます。後日回答の可否や期限は担当者へ確認し、判明した数字が計画全体へ影響する場合は関連表も更新します。

必要な準備を項目別に確認

制度・条件と相談前の確認

日本政策金融公庫は、面談で資金使途や事業計画について話を聞き、関連資料や資産・負債が分かる書類を準備する流れを案内しています。面談の中心は申込者本人であり、支援者が代わりに事業経験や計画を説明する前提にしません。

同席の可否は金融機関名だけで決めつけず、担当部署、対面・オンライン、参加者の立場、委任関係、発言範囲を予約時に確認します。事前相談と申込後の審査面談も目的が異なるため、同じルールと考えません。

同席できない場合も、支援がゼロになるわけではありません。提出済み数字の読み合わせ、質問への回答根拠、画面共有しやすいファイル名、当日持参資料、答えが分からないときの確認方法を準備できます。

面談後は、聞かれた質問、回答、追加資料、期限を本人が記録します。支援者へ共有する際は、推測を混ぜず、公庫等からの要請原文と本人の回答を分け、追加資料の提出前に整合を確認します。

相談前に整理したいこと

創業融資面談への同席で想定される相談内容

以下は実績・成功事例ではなく、面談前に整理対象となりやすい状況を示した想定例です。実際の同席可否、面談方法、持参物は申込支店の案内を優先してください。

想定相談例 1

税理士の同席を希望しているため、申込支店へ氏名・関係・役割を伝えて事前確認したい

想定相談例 2

同席できない場合に備え、創業動機から返済までの10問を本人の言葉で回答できるようにしたい

想定相談例 3

総額1,000万円、自己資金300万円、希望借入700万円と月次収支の整合を資料で説明したい

手続・必要資金・収支の補足
当日の役割分担

同席できても、申込者本人の説明を置き換えない

場面申込者本人同席者
創業動機・経験本人の言葉で回答原則として聞き取り
売上・必要資金計算式と根拠資料を説明許可された範囲で専門事項を補足
質問が不明質問の意図を確認勝手に結論を代答しない
未確認事項確認先と回答予定を伝える確認作業を支援
面談後追加提出と計画更新を判断メモと差分を整理

同席者が作った資料でも、数値の意味と資金の流れは申込者が説明します。回答が食い違った場合はその場で取り繕わず、どの資料が最新かを確認し、担当者が指定する方法で訂正版・補足資料を提出します。

工程と融資相談の資料
事前確認の文例

面談案内を受けたら、参加者を招く前に申込支店へ確認する

電話では、申込者と面談を特定できる情報を伝えたうえで、次のように簡潔に確認します。

「創業融資を申し込んだ〇〇です。〇月〇日の面談について確認があります。共同経営者(または税理士等)の〇〇が同席を希望しています。申込者との関係は〇〇で、事業では〇〇を担当します。本人である私が事業計画を説明し、同席者は〇〇の点だけ補足する予定です。同席は可能でしょうか。必要な手続や資料があれば教えてください。」

確認時には、回答した窓口、日時、認められた参加者、対面・オンラインの方法、補足できる範囲、本人確認資料を記録します。オンライン面談のURLや資料共有先は、許可を得る前に第三者へ転送しません。

創業融資サポートを利用したお客様の声

支援の進み方や相談時の状況を知るには、実際のお客様インタビューが参考になります。承認率などの集計数字ではなく、ご本人の体験を確認できる事例をご案内します。

融資のアイラボの料金と支援範囲

着手金0円・成功報酬5%+税

報酬は融資が実行され、着金したときに発生します。融資が実行されなかった場合、サポート報酬はかかりません。

候補制度の整理必要資金の確認創業計画書の作成支援提出資料の確認面談質問の準備申込前後の進行整理

契約前に、成功報酬の計算対象、消費税、支援期間、追加費用の有無、解約条件を確認します。支援を利用しても融資は保証されず、最終的な可否と条件は金融機関等が決定します。

よくある質問

申込み方法や必要書類は制度・窓口・事業内容によって異なります。個別条件は必ず担当窓口へご確認ください。

日本政策金融公庫の面談に税理士は同席できますか?

公式案内には第三者同席を一律に認める記載を確認できません。氏名、申込者との関係、役割を申込支店へ事前に伝え、案内に従ってください。

家族や共同経営者なら同席できますか?

関係だけで自動的に決まるとは言えません。共同申込や事業上の役割も含め、申込支店へ事前確認します。

同席者が代わりに説明してもよいですか?

申込者本人が創業動機、経験、計画、必要資金、返済見込みを説明できる準備が基本です。同席者の役割は補足範囲を事前確認します。

オンライン面談なら同席できますか?

オンライン創業相談は申込前の相談サービスです。申込後の審査面談の方法や参加者は、案内を受けた支店へ確認してください。

面談には何を持っていきますか?

日本公庫の案内は、資金使途や事業計画に関する資料、資産・負債が分かる書類等の準備を案内しています。個別の持参物は通知と支店へ確認します。

分からない質問にはどう答えますか?

推測せず、分からない点と確認先、回答予定日を伝えます。後日提出の方法は担当者へ確認し、計画書も更新します。

面談後に事業所を訪問されますか?

日本公庫の公式手続案内は、店舗や工場を訪問する場合があると案内しています。事業場所、設備、契約状況を説明できるようにします。

この記事の監修者・運営者情報

監修者 五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川康平
監修者

石川 康平

五常コンサルティング株式会社 代表取締役

2024年の問い合わせ・ヒアリング対応300件をもとに、創業融資の支援範囲・料金・制度情報について確認しています。

五常コンサルティング株式会社の公式サイトを見る

執筆・編集
融資のアイラボ編集部
監修
五常コンサルティング株式会社 代表取締役 石川 康平
公開日
2026年8月12日
最終更新日
2026年9月11日
制度情報の確認方法
日本政策金融公庫、信用保証協会などの公式ページを確認し、申込時は各窓口で最新情報を再確認します。

※冒頭の仕事の写真はAI生成の架空イメージです。お客様の声・監修者の写真は実際の人物です。

確認した公式情報

2026年9月10日改訂:仕事・人物画像と図解を追加。本文・表の単位、現金と費用、条件と入金時期を照合しました。今回の公式情報の追確認範囲:公庫の創業相談のTeams案内と融資手続。第三者同席の一律の可否は判定せず、担当先への個別確認事項として整理。過去の確認日表示は当時の記録です。以下の参照先のうち、該当箇所を確認しています。

2026年9月11日:本文・図・補足・検索向け説明の整合と読みやすさを改訂しました。制度情報の確認日・確認範囲は、それぞれの記録をご覧ください。

制度内容や申込方法は改定される場合があります。申込時には各公式ページと窓口で最新情報をご確認ください。PDFは容量が大きい場合があるため、スマートフォンでは通信環境にもご注意ください。

制度情報確認日:2026年8月25日

同席の有無に左右されない面談準備を整える

創業動機、経験、資金使途、売上根拠、返済余力を10問の回答表と資料索引へまとめます。

資料が完成していなくても、相談した時点で契約する必要もありません。

※融資の可否、金額、利率、返済期間、担保・保証人などの条件は、各金融機関・信用保証協会の審査により決定されます。融資のアイラボは金融機関ではなく、融資の実行を保証するものではありません。

※元記事の制度情報は2026年8月25日に確認。画像・図解と本文の改訂日は2026年9月10日です。今回の追確認範囲は上記の公式情報欄を参照してください。制度内容は変更される場合がありますので、申込時には必ず各公式窓口で最新情報をご確認ください。

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